ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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英中央銀行0.5%利下げ、ECB据え置き、NYダウ106ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2009-02-06 12:08:20 | 経済学
 パソコンが故障してから丸一週間経過した。たかがパソコンされどパソコン。情けないことに日々の生活のリズムまで狂ってしまった。聞きかじりの生半可な知識で長年ごまかしてきたとがめが出たのであろう。ノートパソコンを新たに手当てして昨日から慣らし運転をはじめた。

 今朝NHK/BSの番組でバレンタイン関連のニュースを流していた。東京での話だったが今年の一つの特徴として「ご褒美チョコ」なるものが結構売れているそうだ。それが高額な値段というから驚く。誰に義理だてする必要もない。自分自身に対してよく頑張ったねとほめてやりたいのだと買い物客の女性がインタビューに答えていた。

 不景気な話が多いなかでは、同じBSの番組で松坂の球をイチローが真剣な目線で練習している様子を紹介していた。アメリカ大リーグで共に活躍している二人ということでNHKも取り上げたのであろうが元気をもらった。

 米国発の金融危機は米国の個人消費にも大きく影を落としているが、今年のバレンタインには、昨年の半分近い値段で、安い商品を組み合わせて品ぞろえするというある店主の話をNYの町の様子として同じBSで紹介していた。

 2月5日のNY株式市場は、米新規失業保険申請件数が初の60万件を突破など雇用環境悪化を材料に、NYダウは前日比100ドル以上下げる場面も見られたが、米議会で米企業会計基準を一時的に見直すとの早耳情報が流れたあと値を戻し、前日比106ドル高い8,063ドルで取引を終了した。

 NY外国為替市場では、米株急反発から円を売りドルを買い戻す動きから一時1ドル=92円台までドルが対円で値上がりした。ドルは対ユーロでも買われ、1ユーロ=1.28ドル台まで値上がりした。ユーロ売りは欧州の景況感悪化が底流にある。東欧諸国の景気が急激に悪化していることもユーロに悪材料となっている。

 この日のユーロ売りには、ECBのトリシェ総裁が「ゼロ金利政策は適切でない。利下げ効果を当面見極めたい。ただ、物価上昇圧力は緩和している。(今回は2.0%に金利を据え置いたが)3月開催予定の次回感会合では0.5%利下げもありうる」と発言したことが特に材料視されたようだ。

 ECB(欧州中央銀行)は利下げを見送ったが、英国中央銀行のイングランド銀行は政策金利を0.5%下げ過去最低の1.0%とすると発表した。マーケットは0.5%下げは織り込み済みとして英ポンドは小動きに終始した。英国経済は米国経済より実態は悪い。英ポンドが売られやすい状況は変わっていない。         

 くりかえすようで恐縮だが、相場の世界では水鳥の生態と酷似していると見ておればさほど腹も立たない。彼らは餌がないと分かれば断りなくその場を離れる。命がかかっているとみればむしろ責められない。日本人は相場の話を持ち出すだけでも毛嫌いする人が多い。そのくせお金が嫌いかというと必ずしもそうではない。

 お世話になっているにも関わらず感謝の気持ちを口に出して表さない人が多い。子供は親の姿を見て育つ。そういう親を見て子供は大きくなるからお金のありがたさがわからない子供が日本でも増えた。お金が汚いとよく言う。お金が汚いのではない。お金を使うひとの心根が卑しいに過ぎない。

 日本の国会では相も変わらず党利党略の不毛の議論を毎日のように繰り返している。米国議会でも景気対策法案の審議が思うように進まない.業を煮やしたのであろうオバマ大統領は「議会は古い考えにとらわれている。事態は一刻の猶予も許さない。」と議員に苦言を呈している画面をCNNテレビが紹介していた。

 パソコントラブルと同列に論じられないが一度リズムが狂うと世界金融不安も本復に時間がかかりそうだ。(了)

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