あと様子見で79ドル安まで戻す(学校で教えてくれない経済学)
こちら神戸も今朝の日の出時間が6時49分と刻一刻と早くなり、同時に日差しが急に明るくなってきた。日の入りも午後5時39分と日照時間が徐々に長くなってきた。例のチューリップの芽も土の温度が徐々に上がっているのであろう、水一つかけてやらないのに、日々大きくなってきている。春は確実に近付いていることを植物さんが教えてくれる。
神戸の話題で恐縮だが、今年からはじまった大河ドラマ「平清盛」にあやかって沿線の私鉄が盛んに神戸をPRしている。しかし、肝心要の神戸在住の人間の盛り上がりが今ひとつなのが気になる。オヤッと思った今朝のニュースで、年間223万まで落ちていた神戸空港の客足が昨年253万に戻った。スカイマークの九州路線が定着して来たことが助けていると11日付けの読売朝刊神戸版に出ていた。ただ、400万を期待して開港したが、震災、それに追い打ちをかけるようにJAL倒産の影響をもろに受けた。しかし、一度は諦めた開港を何が何でも実現したいと、妥協の産物として貨物無しでスタートした。貨物が扱えない空港は先がないことは専門家の間では常識、観光だけでは飯は食えない。厳しい経営が続くと見られている。
今朝のNHK/BSで世界のニュースを見ていたら、スペインTVEが、スペインでは就職難が深刻で、高学歴の人もわざと学歴を低くしたり、資格を隠して就職する人が急増していると伝えていた。全く好ましくない傾向だと、指摘する専門家が画面に出ていた。とにかく職に就きたい。さる学校で先生をしていたが失職、いまはウエートレスの仕事を探していると、インタビューに答えるご婦人を写していた。スペインでは500万が失業している。特に25歳以下の若者の2人に1人は失業している。スペイン政府は、新年度予算から解雇後の失業保険給付期間の延長含む雇用対策に軸足を置いた全面改革に乗り出したとスペインTVEが紹介していた。
一方、緊縮財政実施で待ったなしのギリシャでは、24時間ゼネスト真っただ中,アテネ市内では警官に石を投げ、トロイカ(EU,IMF,ECB)首脳は死刑だとプラカードを掲げて叫ぶデモ隊の様子をドイツZDFが写していた。ブリュッセルに集まったユーロ17国の財務相は、ギリシャ議会が緊縮財政予算を承認、実行に移すことを見極めたいとして、9日の緊急会議でギリシャへの1,300億ユーロの追加支援承認を見送った。既に政府閣僚の内、極右4名と与党の中からも緊縮財政に反対して閣僚を辞任したとドイツZDFは伝えていた。
ギリシャ支援見送りを決めたブリュッセルからの悪い便りを嫌気して、10日のNY株式市場は一時前日比150ドル近く急落した。ただ、今後の行方を見極めたいとして、あと戻し、前日比89ドル安、12,801ドルで取引を終了した。ギリシャでは4月末にも選挙が予定されていると伝えられる。ただ、パパデモス内閣は300議席の内与党が圧倒的多数の252を占めている。緊縮法案は通過すると見られると10日付けのWSJ紙電子版は書いていた。一方、ドイツZDFはギリシャ議会が緊縮法案を承認すれば、1,300億ユーロのギリシャへの追加支援をドイツ議会も承認する見通しだと伝えていた。さすがのドイツ人も、ギリシャが破綻してユーロ離脱の事態になれば元も子もないと、少なくとも理解しているのであろう。
10日付けのWSJ紙は、NY原油【WTI】先物相場は、IEA(国際エネルギー機関)が、欧州金融危機の影響から、世界の2012年のGDP見通しを当初の4%増から3.3%増 へ下方修正したことを受けて世界の石油需要増加を当初の110万バレル/日増を同80万増へ下方修正したことを嫌気して、前日比バレル1.17ドル安、98.67ドルで取引された。NY金先物相場は、ギリシア支援をEU財務相会議で見送ったことと中国の1月の貿易赤字が拡大したことを材料に売られ、トロイオンス15.90ドル安、1,725.30ドルで取引された。NY外国為替市場では、1ユーロ=1.33ドル台まで買われていたユーロが売られ1ユーロ=1.3266ドル前後で取引された。ドルが対ユーロで買い戻されたが、対ドルで日本円は1ドル=77.59円で小動きだったとWSJ紙は報じていた。
今朝の世界のニュースではロシアRTRがマイナス50℃のシベリアの寒波は当然ながらとした上で、今年は南ヨーロッパまで寒波、大雪でいままで経験したことがないと語るフランス人市民の声を伝え、パリ、セーヌ川に砕氷船を走らせ観光船をリードしている光景を紹介していた。一方、中国CCTVは異常干ばつで深刻な被害が中国南部の四川省で出ている。レンコンが干ばつで収穫ゼロの異常事態に直面していると、中国語で「超百年、大干、干旱」とテレビ画面下にテロップを流していた。
この原稿をパソコンで叩いている11日、午前10時27分ごろ、茨城南部で震度3の地震発生とテレビテロップが流れていた。先日の富士五湖の震度5強のあと佐渡での震度5強の地震もいやな予感がしてならない。あまりに人間様が勝手気ままに振る舞うものだから神様の怒りを買っているに違いないと勝手に心配している。(了)
こちら神戸も今朝の日の出時間が6時49分と刻一刻と早くなり、同時に日差しが急に明るくなってきた。日の入りも午後5時39分と日照時間が徐々に長くなってきた。例のチューリップの芽も土の温度が徐々に上がっているのであろう、水一つかけてやらないのに、日々大きくなってきている。春は確実に近付いていることを植物さんが教えてくれる。
神戸の話題で恐縮だが、今年からはじまった大河ドラマ「平清盛」にあやかって沿線の私鉄が盛んに神戸をPRしている。しかし、肝心要の神戸在住の人間の盛り上がりが今ひとつなのが気になる。オヤッと思った今朝のニュースで、年間223万まで落ちていた神戸空港の客足が昨年253万に戻った。スカイマークの九州路線が定着して来たことが助けていると11日付けの読売朝刊神戸版に出ていた。ただ、400万を期待して開港したが、震災、それに追い打ちをかけるようにJAL倒産の影響をもろに受けた。しかし、一度は諦めた開港を何が何でも実現したいと、妥協の産物として貨物無しでスタートした。貨物が扱えない空港は先がないことは専門家の間では常識、観光だけでは飯は食えない。厳しい経営が続くと見られている。
今朝のNHK/BSで世界のニュースを見ていたら、スペインTVEが、スペインでは就職難が深刻で、高学歴の人もわざと学歴を低くしたり、資格を隠して就職する人が急増していると伝えていた。全く好ましくない傾向だと、指摘する専門家が画面に出ていた。とにかく職に就きたい。さる学校で先生をしていたが失職、いまはウエートレスの仕事を探していると、インタビューに答えるご婦人を写していた。スペインでは500万が失業している。特に25歳以下の若者の2人に1人は失業している。スペイン政府は、新年度予算から解雇後の失業保険給付期間の延長含む雇用対策に軸足を置いた全面改革に乗り出したとスペインTVEが紹介していた。
一方、緊縮財政実施で待ったなしのギリシャでは、24時間ゼネスト真っただ中,アテネ市内では警官に石を投げ、トロイカ(EU,IMF,ECB)首脳は死刑だとプラカードを掲げて叫ぶデモ隊の様子をドイツZDFが写していた。ブリュッセルに集まったユーロ17国の財務相は、ギリシャ議会が緊縮財政予算を承認、実行に移すことを見極めたいとして、9日の緊急会議でギリシャへの1,300億ユーロの追加支援承認を見送った。既に政府閣僚の内、極右4名と与党の中からも緊縮財政に反対して閣僚を辞任したとドイツZDFは伝えていた。
ギリシャ支援見送りを決めたブリュッセルからの悪い便りを嫌気して、10日のNY株式市場は一時前日比150ドル近く急落した。ただ、今後の行方を見極めたいとして、あと戻し、前日比89ドル安、12,801ドルで取引を終了した。ギリシャでは4月末にも選挙が予定されていると伝えられる。ただ、パパデモス内閣は300議席の内与党が圧倒的多数の252を占めている。緊縮法案は通過すると見られると10日付けのWSJ紙電子版は書いていた。一方、ドイツZDFはギリシャ議会が緊縮法案を承認すれば、1,300億ユーロのギリシャへの追加支援をドイツ議会も承認する見通しだと伝えていた。さすがのドイツ人も、ギリシャが破綻してユーロ離脱の事態になれば元も子もないと、少なくとも理解しているのであろう。
10日付けのWSJ紙は、NY原油【WTI】先物相場は、IEA(国際エネルギー機関)が、欧州金融危機の影響から、世界の2012年のGDP見通しを当初の4%増から3.3%増 へ下方修正したことを受けて世界の石油需要増加を当初の110万バレル/日増を同80万増へ下方修正したことを嫌気して、前日比バレル1.17ドル安、98.67ドルで取引された。NY金先物相場は、ギリシア支援をEU財務相会議で見送ったことと中国の1月の貿易赤字が拡大したことを材料に売られ、トロイオンス15.90ドル安、1,725.30ドルで取引された。NY外国為替市場では、1ユーロ=1.33ドル台まで買われていたユーロが売られ1ユーロ=1.3266ドル前後で取引された。ドルが対ユーロで買い戻されたが、対ドルで日本円は1ドル=77.59円で小動きだったとWSJ紙は報じていた。
今朝の世界のニュースではロシアRTRがマイナス50℃のシベリアの寒波は当然ながらとした上で、今年は南ヨーロッパまで寒波、大雪でいままで経験したことがないと語るフランス人市民の声を伝え、パリ、セーヌ川に砕氷船を走らせ観光船をリードしている光景を紹介していた。一方、中国CCTVは異常干ばつで深刻な被害が中国南部の四川省で出ている。レンコンが干ばつで収穫ゼロの異常事態に直面していると、中国語で「超百年、大干、干旱」とテレビ画面下にテロップを流していた。
この原稿をパソコンで叩いている11日、午前10時27分ごろ、茨城南部で震度3の地震発生とテレビテロップが流れていた。先日の富士五湖の震度5強のあと佐渡での震度5強の地震もいやな予感がしてならない。あまりに人間様が勝手気ままに振る舞うものだから神様の怒りを買っているに違いないと勝手に心配している。(了)