(学校で教えてくれない経済学)
ドイツZDF,フランスF2,韓国KBSがそれぞれトップで、異常寒波の様子を詳しく報道したと2日朝6時台放送の「ワールドWaveMorning」が紹介していた。韓国KBSはソウルがマイナス16℃と55年来の寒さと伝え、日本の大雪の様子も時間を割いて日本でのインタビューも交えて紹介していた。寒さは2日にピークをつけ週末にかけて和らぐ見通しと紹介していた。同じ地球に住んでいるから日本の寒さも峠を越すものと、期待したい。
韓国KBSは、韓国の貿易収支が2年振りで赤字を記録したと伝えた。これは輸入が原油高などで3.6%増え、一方、輸出がEU向けの45%減が響いて大幅減となったためだ。韓国政府は対策会議を開き、輸出戦略をまとめる予定だと放送していた。輸出鈍化については、香港ATVも取り上げ、2008年リーマンショック時の水準だと解説していた。韓国、香港とも、欧州金融危機により欧州向け輸出減少が響いたことを理由に上げていた。
一方、シリアで1日も58人の反体制派で死者が出た。国連安保理では中国とロシアが内政不干渉に反対、あくまで平和的解決をと譲らず、拒否権も辞さずの構えだ。ロシアが武力行使に反対しているのは北アフリカ、中東で残ったただ一つのロシアの同盟国だからだとカタ―ル、アルジャジ―ラは解説していた。中国CCTVも中国とロシアが武力行使の安保理決議に反対していると伝えた。日本ではシリア情勢について関心が薄い。シリアは多数の国と国境を接している。アサド体制が崩壊すれば,防火壁が崩れるように、火の粉が中東全体に広がるというところまでは、日本政府の頭が回り切らないのであろう。
「ワールドWaveMorning」の2日朝7時台の放送の「世界の扉」コーナーで、日本で言われる「失われた10年」を世界が見直そうとしていると特集した。ゲストで登場した青山学院大学教授、榊原英資氏は、「口幅ったい言い方だが、世界が今、日本を見直そうとしている。日本の政策が評価された。日本は円は強くなった。」などと持論を披歴していた。1月6日にNYタイムズが「アメリカの現状は10年前の日本よりはるかに悪い」と取り上げ、英BBCが1月19日の放送で「イギリス経済は日本より悪くなる。日本の失業率は4.5%と低い。GDP成長率は平均0.6%と低いとはいえ10年間成長を続けている」と指摘した。それが今朝の番組制作の動機になったのであろう。いまさらとの思いもあるが、アメリカもイギリスも、散々叩いた日本を見習えと、言わざるを得ないところまで欧米の状況が深刻だということだろう。
2月1日のNY株式市場は、薄商いの中、前日比83ドル高、12,716ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、長谷川誠氏は「中国、ユーロ圏、アメリカの経済統計が予想外に良かった。製造業指数を示す1月の米ISM統計改善を受けて景気敏感株が、ギリシア債務問題も近日中に解決するとして金融株が買われ相場をリードした。ただ、ギリシャ問題が不調に終われば円買いの流れが強まるだろう。」などと解説していた。NY外国為替市場では、1ドル=76.17~19円、1ユーロ=100.28~33円、NY原油【WTI】相場は、小幅安バレル97.61ドル、NY金は小幅高、トロイオンス1,747.10ドルで取引された。
その他の「ワールドWaveMorning」のニュースでは、豪ABCが、エジプト北部で拘束されていた中国人労働者29名が全員解放された。しかし、ス―ダン南部の10数名は依然、解決されていない。中国が余りにも危険な場所にまでエネルギーを求めて入りこんだ結果である。2008年には5名の中国人労働者が殺害されたなどとレポートしていた。豪ABCはインドネシアの輸出がここ5年で2倍に増えた。石炭に加え繊維、電気製品も伸びた。全体で240億ドルに達したと紹介していた。豪州の隣国インドネシア経済堅調は、豪洲のみならず日本にとっても朗報であろう。(了)
ドイツZDF,フランスF2,韓国KBSがそれぞれトップで、異常寒波の様子を詳しく報道したと2日朝6時台放送の「ワールドWaveMorning」が紹介していた。韓国KBSはソウルがマイナス16℃と55年来の寒さと伝え、日本の大雪の様子も時間を割いて日本でのインタビューも交えて紹介していた。寒さは2日にピークをつけ週末にかけて和らぐ見通しと紹介していた。同じ地球に住んでいるから日本の寒さも峠を越すものと、期待したい。
韓国KBSは、韓国の貿易収支が2年振りで赤字を記録したと伝えた。これは輸入が原油高などで3.6%増え、一方、輸出がEU向けの45%減が響いて大幅減となったためだ。韓国政府は対策会議を開き、輸出戦略をまとめる予定だと放送していた。輸出鈍化については、香港ATVも取り上げ、2008年リーマンショック時の水準だと解説していた。韓国、香港とも、欧州金融危機により欧州向け輸出減少が響いたことを理由に上げていた。
一方、シリアで1日も58人の反体制派で死者が出た。国連安保理では中国とロシアが内政不干渉に反対、あくまで平和的解決をと譲らず、拒否権も辞さずの構えだ。ロシアが武力行使に反対しているのは北アフリカ、中東で残ったただ一つのロシアの同盟国だからだとカタ―ル、アルジャジ―ラは解説していた。中国CCTVも中国とロシアが武力行使の安保理決議に反対していると伝えた。日本ではシリア情勢について関心が薄い。シリアは多数の国と国境を接している。アサド体制が崩壊すれば,防火壁が崩れるように、火の粉が中東全体に広がるというところまでは、日本政府の頭が回り切らないのであろう。
「ワールドWaveMorning」の2日朝7時台の放送の「世界の扉」コーナーで、日本で言われる「失われた10年」を世界が見直そうとしていると特集した。ゲストで登場した青山学院大学教授、榊原英資氏は、「口幅ったい言い方だが、世界が今、日本を見直そうとしている。日本の政策が評価された。日本は円は強くなった。」などと持論を披歴していた。1月6日にNYタイムズが「アメリカの現状は10年前の日本よりはるかに悪い」と取り上げ、英BBCが1月19日の放送で「イギリス経済は日本より悪くなる。日本の失業率は4.5%と低い。GDP成長率は平均0.6%と低いとはいえ10年間成長を続けている」と指摘した。それが今朝の番組制作の動機になったのであろう。いまさらとの思いもあるが、アメリカもイギリスも、散々叩いた日本を見習えと、言わざるを得ないところまで欧米の状況が深刻だということだろう。
2月1日のNY株式市場は、薄商いの中、前日比83ドル高、12,716ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、長谷川誠氏は「中国、ユーロ圏、アメリカの経済統計が予想外に良かった。製造業指数を示す1月の米ISM統計改善を受けて景気敏感株が、ギリシア債務問題も近日中に解決するとして金融株が買われ相場をリードした。ただ、ギリシャ問題が不調に終われば円買いの流れが強まるだろう。」などと解説していた。NY外国為替市場では、1ドル=76.17~19円、1ユーロ=100.28~33円、NY原油【WTI】相場は、小幅安バレル97.61ドル、NY金は小幅高、トロイオンス1,747.10ドルで取引された。
その他の「ワールドWaveMorning」のニュースでは、豪ABCが、エジプト北部で拘束されていた中国人労働者29名が全員解放された。しかし、ス―ダン南部の10数名は依然、解決されていない。中国が余りにも危険な場所にまでエネルギーを求めて入りこんだ結果である。2008年には5名の中国人労働者が殺害されたなどとレポートしていた。豪ABCはインドネシアの輸出がここ5年で2倍に増えた。石炭に加え繊維、電気製品も伸びた。全体で240億ドルに達したと紹介していた。豪州の隣国インドネシア経済堅調は、豪洲のみならず日本にとっても朗報であろう。(了)