リスクは常にあるものだと孫や子に伝えることが年寄りの大切な仕事であろう(学校で教えてくれない経済学)
今日は立春ですよ、と言われてもピンと来ない寒さが続いているが、今朝の「ワールドWaveMorning」が紹介していたドイツZDF,ロシアRTR,中国CCTVによれば、ロシアでは広い範囲でマイナス50℃、南ヨーロッパでも氷点下という異常寒波が襲っている。ロシア中心に既に180名が凍死した。大部分はホームレスだった。中国の黄海北部にある渤海湾は厚さ30センチの氷で覆われた。ヨーロッパの寒波については、ドイツZDFの気象予報官が画面にでてきて「シベリアからの寒波を北海へ昨年まで流れていた暖かい気流が弱く、遮るものがなく、2月15日ごろまで、まだまだ寒い日が続きます。」と予測していた。
一方、米労働省が発表した1月のアメリカの雇用統計で、非農業部門の労働者が予測の15万増をはるか上回る24万3千人増加、12月の8.5%と予測した1月の失業率が8.3%へ低下した。3日のNY株式市場は、控えめに見ていた予想が外れたことを好感、NYダウは前日比156ドル高、12,862ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、米雇用統計を受けて、ややドルが買われ、1ドル=76.55~63円、1ユーロ=100.65~70円で取引された。NY原油【WTI】は、バレル1.48ドル高、97.84ドル、NY金は、トロイオンス18.90ドル安、1,737.90ドルで取引された。
「ワールドWaveMorning」は、土曜日は恒例により、今週、WSJ紙が取り上げたニュ-スをまとめて解説するコーナーがある。今朝は、WSJ紙日本版編集員の山口肇氏が出演し「3日発表の1月の米雇用統計について、失業率は8.5%が8.3%へ低下した。しかし、リーマンショック前と比べればはるかに高い水準にある。ヨーロッパ金融危機は依然終息していない。」とWSJ紙は冷静に受け止めていると紹介していた。「経済情報」のコ―ナ―に出演した、三菱東京UFJ銀行、岩岡總樹氏は「ECB(欧州中央銀行)の定例会合を来週予定している。ギリシャが3月に国債の大量償還を控えている。ギリシャ支援でIMFとドイツの間で見解の相違がある。ギリシャ政府と民間金融機関との協議を見極める必要があるだろう。」などと話していた。
欧州金融問題解決に向けて進展があるかどうかはドイツがカギを握っている。中国訪問中のドイツのメルケル首相の動静について、ドイツZDF,中国CCTV,香港ATVが詳しく報道していた。香港ATVは「胡錦涛主席は、メルケル首相との会談の後、EUを積極的に支援する。ドイツと中国は,外交を復活させて40年目を迎えた。①ドイツは、中国にとって重要な位置づけにある、②互恵関係にある、③戦略的パ―ナ―であると語った。メルケル首相と会った中国共産党政治局、呉委員長とも会談し、両国の交流の機会を益々緊密にすることを約束した」などと紹介していた。
一方、カタール、アルジャジ―ラは、「イランが3日、人工衛星の打ち上げに成功した。これは2009年以降3回目である。イラン国家最高指導者、ハメネイ氏は、アメリカはイランを脅迫している。アメリカの権威も信頼を失墜した。アメリカこそ大きな損害を被るだろう。欧米による核開発阻止は、イランは断じて承認しない。」などと語ったと伝えていた。アルジャジ―ラは、「スーダンと南ス―ダン国境の7万4,000バレルの石油権益を巡るアジスアベバでの交渉が失敗に終わった。戦争前夜の状態だとバーシ―ル南ス―ダン大統領は語った。」などと紹介していた。
昨晩11時放送の「ワールドビズネスサテライト」で、都心に直下型地震が起きた時、帰宅難民650万をどうするかの実地訓練の様子を紹介していた。M7クラスの地震が4年以内に起こる確率が70%と聞いて初めて真剣になったという、都民の声を紹介していた。1月31日付けの毎日朝刊に「太平洋プレート内力の向に変化、M8級地震、海洋機構観測が発表したと出ていた。日本では国民の不安をかき立てるとしてこの手の記事は歓迎されない。昔の子供はおどろおどろしい話を親や家族から良く聞かされたものだ。リスクは常にあるものだということを伝えることが年寄りの大切な仕事の一つだと常々思っている。(了)
今日は立春ですよ、と言われてもピンと来ない寒さが続いているが、今朝の「ワールドWaveMorning」が紹介していたドイツZDF,ロシアRTR,中国CCTVによれば、ロシアでは広い範囲でマイナス50℃、南ヨーロッパでも氷点下という異常寒波が襲っている。ロシア中心に既に180名が凍死した。大部分はホームレスだった。中国の黄海北部にある渤海湾は厚さ30センチの氷で覆われた。ヨーロッパの寒波については、ドイツZDFの気象予報官が画面にでてきて「シベリアからの寒波を北海へ昨年まで流れていた暖かい気流が弱く、遮るものがなく、2月15日ごろまで、まだまだ寒い日が続きます。」と予測していた。
一方、米労働省が発表した1月のアメリカの雇用統計で、非農業部門の労働者が予測の15万増をはるか上回る24万3千人増加、12月の8.5%と予測した1月の失業率が8.3%へ低下した。3日のNY株式市場は、控えめに見ていた予想が外れたことを好感、NYダウは前日比156ドル高、12,862ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、米雇用統計を受けて、ややドルが買われ、1ドル=76.55~63円、1ユーロ=100.65~70円で取引された。NY原油【WTI】は、バレル1.48ドル高、97.84ドル、NY金は、トロイオンス18.90ドル安、1,737.90ドルで取引された。
「ワールドWaveMorning」は、土曜日は恒例により、今週、WSJ紙が取り上げたニュ-スをまとめて解説するコーナーがある。今朝は、WSJ紙日本版編集員の山口肇氏が出演し「3日発表の1月の米雇用統計について、失業率は8.5%が8.3%へ低下した。しかし、リーマンショック前と比べればはるかに高い水準にある。ヨーロッパ金融危機は依然終息していない。」とWSJ紙は冷静に受け止めていると紹介していた。「経済情報」のコ―ナ―に出演した、三菱東京UFJ銀行、岩岡總樹氏は「ECB(欧州中央銀行)の定例会合を来週予定している。ギリシャが3月に国債の大量償還を控えている。ギリシャ支援でIMFとドイツの間で見解の相違がある。ギリシャ政府と民間金融機関との協議を見極める必要があるだろう。」などと話していた。
欧州金融問題解決に向けて進展があるかどうかはドイツがカギを握っている。中国訪問中のドイツのメルケル首相の動静について、ドイツZDF,中国CCTV,香港ATVが詳しく報道していた。香港ATVは「胡錦涛主席は、メルケル首相との会談の後、EUを積極的に支援する。ドイツと中国は,外交を復活させて40年目を迎えた。①ドイツは、中国にとって重要な位置づけにある、②互恵関係にある、③戦略的パ―ナ―であると語った。メルケル首相と会った中国共産党政治局、呉委員長とも会談し、両国の交流の機会を益々緊密にすることを約束した」などと紹介していた。
一方、カタール、アルジャジ―ラは、「イランが3日、人工衛星の打ち上げに成功した。これは2009年以降3回目である。イラン国家最高指導者、ハメネイ氏は、アメリカはイランを脅迫している。アメリカの権威も信頼を失墜した。アメリカこそ大きな損害を被るだろう。欧米による核開発阻止は、イランは断じて承認しない。」などと語ったと伝えていた。アルジャジ―ラは、「スーダンと南ス―ダン国境の7万4,000バレルの石油権益を巡るアジスアベバでの交渉が失敗に終わった。戦争前夜の状態だとバーシ―ル南ス―ダン大統領は語った。」などと紹介していた。
昨晩11時放送の「ワールドビズネスサテライト」で、都心に直下型地震が起きた時、帰宅難民650万をどうするかの実地訓練の様子を紹介していた。M7クラスの地震が4年以内に起こる確率が70%と聞いて初めて真剣になったという、都民の声を紹介していた。1月31日付けの毎日朝刊に「太平洋プレート内力の向に変化、M8級地震、海洋機構観測が発表したと出ていた。日本では国民の不安をかき立てるとしてこの手の記事は歓迎されない。昔の子供はおどろおどろしい話を親や家族から良く聞かされたものだ。リスクは常にあるものだということを伝えることが年寄りの大切な仕事の一つだと常々思っている。(了)