(学校で教えてくれない経済学)
オバマ、習近平会談が15日、ホワイトハウスで開かれ「オバマはオブラートに包んで人権、貿易問題に対する中国のやり方に反対した。これに対して、習は如才なくふるまった」などと香港ATVは解説していた。中国CCTVは「中米の利益は世界の利益である。中米の相互発展を期待する。中国はアメリカとのパートナー関係を貫く。アメリカと中国との信頼関係は強いと習副主席は語った。」などと紹介し、人権、貿易問題で意見を交わしたことについては一言も触れなかった。
豪ABCはオバマ、習会談を「オバマは、人権問題はアメリカの責任である。貿易で中国はルールを守るべきだ。軍事面での中国の動きを懸念する。」などと語ったと伝え、「先日、シリア問題で国連安保理事会での中国の拒否権発動を激しく非難したクリントン国務長官は、米中会談のあとの習訪米歓迎レセプションでは習副主席と和やかに談笑していた」などと紹介していた。
カタ―ル、アルジャジ―ラは「シリア、アサド大統領は新憲法草案作成に着手した」と紹介した後、イランがウラン濃縮のための遠心分離機開発に成功した。「イランは核開発のチャンスを逃すことはできない」などとイラン、アフマドネジャロ大統領が語ったと紹介していた。15日のNY原油先物市場では、WTI先物相場がバレル1.06ドル高102.80ドルへ反発した。NY金先物相場は、トロイオンス10.40ドル高、1,726.30ドルで取引された。16日7時36分着信のCNBC Asia Pcific電子版は「イラン原油供給不安からブレントオイルが6ケ月来の高値をつけた。一方、EU財務相会議が再度延期され、欧州金融不安が再燃、世界景気悪化懸念から銅相場は4営業日連続で安値を更新した」などと書いていた。
15日付けのWSJ紙電子版は、ギリシャ支援に関連して一部欧州民間金融機関がギリシャ政府への国債削減交渉延期を決めたと伝え、ギリシャは3月20日控えた国債償還を控えて窮地に立たされていると書いていた。16日朝の「ワールドWaveMorning」紹介のドイツZDFは「ギリシャの対応にみんなが神経をすり減らしている。緊縮政策実施にギリシャ議会が誓約書に署名したが、誰もがギリシャを信用していない。ギリシャ財政破綻の選択肢は残されたままだ。」などと解説していた。
「ワールドWaveMorning」(世界の窓)は「いまユーロ圏で何が起こっているのか?」を特集、ゲストに中央大学、中田素香教授、BNPパリバ証券、中空麻美氏が出演しさまざまな角度からギリシャ支援、ヨーロッパ金融危機を語っていた。それではギリシャを破たんさせるのかとなると、中空氏は「アイルランド、ポルトガルと支援を必要としている国が控えている。ギリシャを破たんさせれば大混乱が起こるから出来ない」と明言していた。
15日のNY株式市場は、NYダウは前日比97ドル安、12,780ドル、ハイテク銘柄が主力のナスダック株も値下がりした。「ワールドWaveMorning」に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイだ―恵子氏は「好材料出尽くしで利益確定の売りが出て下げた。一方、イラン懸念と原油在庫減少を材料に原油が上げ、一方、アップル株が3.3%下げたことが株価引き下げをリードした。買い控えの兆候が出はじめたのかもしれない。」などと語っていた。
15日のNY外国為替市場では、ギリシャ不安再燃で、ユーロが売られ、1ユーロ=1.30ドル台まで急落した。対円では、1ユーロ=102.45~48円でユーロが下げた。ドル相場は対円では、1ドル=78.40~41円と、日銀の金融緩和を受けて、このところドル買い・円売りの流れが続いている。為替はプロのエコノミストの墓場と俗に言われる。1ドル=50円と叫んだ某エコノミストもおられる。ところが、これ以上のドル安・円高はないとする見方も一部に出て来た。原油が上がり、円相場が値下がりすると狂乱物価が日本に訪れる。
中国とアメリカの関係は夫婦関係のようなものだと誰かが解説していた。今朝の香港ATVが「オバマはオブラートに包んで中国を非難した。習金平は如才なく振る舞った」と伝えた。「言い得て妙」とは、こういう表現のことを言うのではないかと、勝手に感心した次第である。(了)
オバマ、習近平会談が15日、ホワイトハウスで開かれ「オバマはオブラートに包んで人権、貿易問題に対する中国のやり方に反対した。これに対して、習は如才なくふるまった」などと香港ATVは解説していた。中国CCTVは「中米の利益は世界の利益である。中米の相互発展を期待する。中国はアメリカとのパートナー関係を貫く。アメリカと中国との信頼関係は強いと習副主席は語った。」などと紹介し、人権、貿易問題で意見を交わしたことについては一言も触れなかった。
豪ABCはオバマ、習会談を「オバマは、人権問題はアメリカの責任である。貿易で中国はルールを守るべきだ。軍事面での中国の動きを懸念する。」などと語ったと伝え、「先日、シリア問題で国連安保理事会での中国の拒否権発動を激しく非難したクリントン国務長官は、米中会談のあとの習訪米歓迎レセプションでは習副主席と和やかに談笑していた」などと紹介していた。
カタ―ル、アルジャジ―ラは「シリア、アサド大統領は新憲法草案作成に着手した」と紹介した後、イランがウラン濃縮のための遠心分離機開発に成功した。「イランは核開発のチャンスを逃すことはできない」などとイラン、アフマドネジャロ大統領が語ったと紹介していた。15日のNY原油先物市場では、WTI先物相場がバレル1.06ドル高102.80ドルへ反発した。NY金先物相場は、トロイオンス10.40ドル高、1,726.30ドルで取引された。16日7時36分着信のCNBC Asia Pcific電子版は「イラン原油供給不安からブレントオイルが6ケ月来の高値をつけた。一方、EU財務相会議が再度延期され、欧州金融不安が再燃、世界景気悪化懸念から銅相場は4営業日連続で安値を更新した」などと書いていた。
15日付けのWSJ紙電子版は、ギリシャ支援に関連して一部欧州民間金融機関がギリシャ政府への国債削減交渉延期を決めたと伝え、ギリシャは3月20日控えた国債償還を控えて窮地に立たされていると書いていた。16日朝の「ワールドWaveMorning」紹介のドイツZDFは「ギリシャの対応にみんなが神経をすり減らしている。緊縮政策実施にギリシャ議会が誓約書に署名したが、誰もがギリシャを信用していない。ギリシャ財政破綻の選択肢は残されたままだ。」などと解説していた。
「ワールドWaveMorning」(世界の窓)は「いまユーロ圏で何が起こっているのか?」を特集、ゲストに中央大学、中田素香教授、BNPパリバ証券、中空麻美氏が出演しさまざまな角度からギリシャ支援、ヨーロッパ金融危機を語っていた。それではギリシャを破たんさせるのかとなると、中空氏は「アイルランド、ポルトガルと支援を必要としている国が控えている。ギリシャを破たんさせれば大混乱が起こるから出来ない」と明言していた。
15日のNY株式市場は、NYダウは前日比97ドル安、12,780ドル、ハイテク銘柄が主力のナスダック株も値下がりした。「ワールドWaveMorning」に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイだ―恵子氏は「好材料出尽くしで利益確定の売りが出て下げた。一方、イラン懸念と原油在庫減少を材料に原油が上げ、一方、アップル株が3.3%下げたことが株価引き下げをリードした。買い控えの兆候が出はじめたのかもしれない。」などと語っていた。
15日のNY外国為替市場では、ギリシャ不安再燃で、ユーロが売られ、1ユーロ=1.30ドル台まで急落した。対円では、1ユーロ=102.45~48円でユーロが下げた。ドル相場は対円では、1ドル=78.40~41円と、日銀の金融緩和を受けて、このところドル買い・円売りの流れが続いている。為替はプロのエコノミストの墓場と俗に言われる。1ドル=50円と叫んだ某エコノミストもおられる。ところが、これ以上のドル安・円高はないとする見方も一部に出て来た。原油が上がり、円相場が値下がりすると狂乱物価が日本に訪れる。
中国とアメリカの関係は夫婦関係のようなものだと誰かが解説していた。今朝の香港ATVが「オバマはオブラートに包んで中国を非難した。習金平は如才なく振る舞った」と伝えた。「言い得て妙」とは、こういう表現のことを言うのではないかと、勝手に感心した次第である。(了)