日本列島は南から暖かい湿った空気が流れ込み、ところによっては、2月6日と言うのに、3月並みの気候になるという。ところが、特に東ヨーロッパの寒さが厳しい。ロシアRTRは、ウクライナ、セルビアは大雪、サラエボでは休校が相次いだ。ロシアカーリングラードはマイナス30℃だと伝えた。英BBCは、ロンドンが大雪に見舞われ、600便の飛行機が欠航したと伝えた。一方、南半球のオーストラリアは、大洪水に見舞われ、オオークランド洲では、昨年4月の洪水の再来で、一部では、後3週間は避難生活を余儀なくされるだろうと、豪ABCが伝えていた。
同じロシアRTRが、寒波の便りの後に、国連安保理事会でシリア決議案が廃案になった。ロシアは拒否権を行使した。結果ははじめから分かっていた。アサドにのみ責任を負わしている。けしかけた反政府側にも責任がある。問題は安保理事会事会条項、第42条にある。軍事介入が出来る余地を残している。ロシアは容認できないとロシア、ラブロフ外相談話を中心に紹介していた。同外相は6日シリア訪問し、アサド大統領と会談を予定している。拒否権を発動した中国の李保東(リ・バオドン)国連大使は、他国不干渉の原則を主張したなどと紹介していた。
「国連安保理事会が、シリア決議案をロシア、中国が廃案にしたとヘイグ外相が激しく非難した。米クリントン国務長官は、今や国連安保理は機能不全に陥っていると語ったと伝えたあと、ロシア、中国は自国の利益を優先した。シリアはロシア最大の武器輸出国である。中国は、シリアに欧米の軍事介入を認めると、自ら抱えるチベット問題へ波及することを恐れている」などと英BBCは解説していた。日本ではシリア問題もさることながら、イラン問題でも国会でのやりとりを見ているとまるで他人事である。ホルムズ海峡が封鎖されれば、日本が輸入する石油の80%が停まる。石油はまだ100日程度の備蓄がある。ところが、天然ガス、LPGは備蓄がない。政治家の認識不足は全て、国民一人一人の責任である。イラクであれ、イランであれ、日本人には、遠い国という意識しかないのだろう。
久しぶりでテレビ東京系番組「モーニングサテライト」を見る機会があった。週はじめには海外駐在員レポートを紹介するコーナーがある。今朝は南アメリカ、コロンビア、ボゴタから、三菱東京UFJ銀行、山下秀明氏が登場して、コロンビアはこのところ景気が良く、今年のGDP成長率5.5%が期待される。石炭資源が豊富である。伊藤忠商事が石炭資源開発に1,560億円投資した。これは全体の20%を占める。原油も100万BL/日生産する。一方、カーネーションの輸出が盛んで日本向けが70%を占める。このところ日本のアニメやDVDが大人気で、全国各地で日本文化紹介の動きも盛んだと紹介していた。最近は日本もご他聞にもれず、輸入花が増えていると聞く。今度、花屋さんへ出かけたときに、物知りぶって、このカーネーションは、コロンビアからやって来たのですか、と聞いてみたくなった。
今朝の「モーニングサテライト」では、PwC総合研究所理事長、五味広文氏が出演し「消費税増税」問題を解説しておられた。日本の国家予算は収入と支出でどうしても埋まらない30兆円のギャップがある。国は巨額の借金をかけているが、国民はまだまだゆとりがある。消費税増税はとにかく早くはじめなければならない。始めた後、ゆっくりしたペースでギャップを埋めていくことが大事だと話しておられた。この日おやっと思ったのは寒くなると大人用のおむつが売れる。誰が買っているのか。40代以上のご婦人が多い。3人に1人は尿漏れを経験している。咳やくしゃみをすれば尿漏れを起こしやすいのですと、名前を聞き洩らしたが、ユニチャームの係のひとが背景を説明していた。
風が吹けばおけ屋が儲かる。寒くなれば大人用のおむつが売れる。寒波襲来も時に、ビズネスでは助けている。(了)
同じロシアRTRが、寒波の便りの後に、国連安保理事会でシリア決議案が廃案になった。ロシアは拒否権を行使した。結果ははじめから分かっていた。アサドにのみ責任を負わしている。けしかけた反政府側にも責任がある。問題は安保理事会事会条項、第42条にある。軍事介入が出来る余地を残している。ロシアは容認できないとロシア、ラブロフ外相談話を中心に紹介していた。同外相は6日シリア訪問し、アサド大統領と会談を予定している。拒否権を発動した中国の李保東(リ・バオドン)国連大使は、他国不干渉の原則を主張したなどと紹介していた。
「国連安保理事会が、シリア決議案をロシア、中国が廃案にしたとヘイグ外相が激しく非難した。米クリントン国務長官は、今や国連安保理は機能不全に陥っていると語ったと伝えたあと、ロシア、中国は自国の利益を優先した。シリアはロシア最大の武器輸出国である。中国は、シリアに欧米の軍事介入を認めると、自ら抱えるチベット問題へ波及することを恐れている」などと英BBCは解説していた。日本ではシリア問題もさることながら、イラン問題でも国会でのやりとりを見ているとまるで他人事である。ホルムズ海峡が封鎖されれば、日本が輸入する石油の80%が停まる。石油はまだ100日程度の備蓄がある。ところが、天然ガス、LPGは備蓄がない。政治家の認識不足は全て、国民一人一人の責任である。イラクであれ、イランであれ、日本人には、遠い国という意識しかないのだろう。
久しぶりでテレビ東京系番組「モーニングサテライト」を見る機会があった。週はじめには海外駐在員レポートを紹介するコーナーがある。今朝は南アメリカ、コロンビア、ボゴタから、三菱東京UFJ銀行、山下秀明氏が登場して、コロンビアはこのところ景気が良く、今年のGDP成長率5.5%が期待される。石炭資源が豊富である。伊藤忠商事が石炭資源開発に1,560億円投資した。これは全体の20%を占める。原油も100万BL/日生産する。一方、カーネーションの輸出が盛んで日本向けが70%を占める。このところ日本のアニメやDVDが大人気で、全国各地で日本文化紹介の動きも盛んだと紹介していた。最近は日本もご他聞にもれず、輸入花が増えていると聞く。今度、花屋さんへ出かけたときに、物知りぶって、このカーネーションは、コロンビアからやって来たのですか、と聞いてみたくなった。
今朝の「モーニングサテライト」では、PwC総合研究所理事長、五味広文氏が出演し「消費税増税」問題を解説しておられた。日本の国家予算は収入と支出でどうしても埋まらない30兆円のギャップがある。国は巨額の借金をかけているが、国民はまだまだゆとりがある。消費税増税はとにかく早くはじめなければならない。始めた後、ゆっくりしたペースでギャップを埋めていくことが大事だと話しておられた。この日おやっと思ったのは寒くなると大人用のおむつが売れる。誰が買っているのか。40代以上のご婦人が多い。3人に1人は尿漏れを経験している。咳やくしゃみをすれば尿漏れを起こしやすいのですと、名前を聞き洩らしたが、ユニチャームの係のひとが背景を説明していた。
風が吹けばおけ屋が儲かる。寒くなれば大人用のおむつが売れる。寒波襲来も時に、ビズネスでは助けている。(了)