(学校で教えてくれない経済学)
ドイツZDFが週明けの4日のドイツ株式市場はでDAX株価指数が1.19%下げ6,000ポイントを割った。世界経済の見通しが悪いからだ。画面に専門家が登場し「株価は6ケ月後を意味する。ヨーロッパ経済に加えて中国、インドの成長率が落ちて来た。アメリカの足取りもおぼつかない。ドイツ経済にも、厳しい時代の準備をする必要がある」などと話す様子を伝えていた。一方、スペイン株価指数は、ESM(ヨーロッパ安定メカニズム)とEFSF(欧州金融安定化基金)を引き続き機能拡大する方向で水面下で話が進められていると伝えられて先週末比2.88%急騰した。同じ池の中での全く違った動きに注目したい。
一方、豪ABCが00豪株価指数が4日、4,000ポイントを割った。明日6月5日開催予定の豪連銀理事会で利下げは避けられないとの観測が出ていると放送していた。5日付けのCNBCAsia電子版で、AmsuyaHavjani記者は「RBA(豪中銀)は政策金利を0.25%下げ年3.50%と決めるだろう。住宅、小売りセクターのスローダウンが進めば、RBAは利下げを加速化するだろう。」と書いていた。上記電子版は別ページで、このところの米国債の急騰、金利急落でバンカメの業績が悪化している。10年物米国債の利回りは4月頭では2.18%、現在1.5%近辺、5年物は1.01%が0.61%へわずか1ケ月で急落している」とDanFreed記者が書いていた。
経済の動きと人間のからだの微候と共通点が多い。欧州経済ではドイツは心臓である。スペインもGDPでみれば欧州全体の11%を占める重要な臓器である。スペインが内蔵破裂を起こせば、欧州経済は全体として成り立たない。スペインは、GDP比率で1%程度のギリシャの比でないとの危機感が、スペイン銀行、バンキア国有化の動きにも見られる。痛みを訴えているから患部をただ切除(ユーロ圏追放)して済む問題でない。この先10年かけてでも、ギリシャも含めて切らずに治すのだと政治家が腹をくくりさえすれば、治療は正に始まったばかりであるのかもしれない。
一方、週明けのNY証券取引所では、先週末発表された5月の米雇用統計の余韻が残りNYダウは先週末比17ドル安12,101ドルで取引を終了した。「ワ―ルドWaveMorning」、米ブルームバーグに出演した投資会社、B.ウイルス氏は「調整局面が続いています。終わるまで株価は下げるでしょう。」と話していた。先週末、同番組に出たディ―ラ―、モガべロ氏も「あく抜けが必要だ。」と話していた。尾籠な話で恐縮だが、二日酔いでムカムカしたままでいるより、一気に吐き出した方が治りが早い話と同じであろう。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、柳谷政人氏は「米製造業指数が予想を下回った。5月米雇用統計が消化されていない。一方、一部に米FRBへの期待感が出て来ている。外国為替市場でも新たな進展はなかった。5日予定のG7メンバーの電話会議、6日のECB理事会を注目している」などと話していた。
4日のNY外国為替市場では、1ドル=78.37~39円、1ユーロ=97.91~94円で取引された。NY原油(WTI)先物相場は、バレル75セント高、83.98ドル、NY金先物相場は、トロイオンス8.30ドル安、1,612.20ドルで取引された。今朝5時45分からの「モーニングサテライト」に出演したシティバンク、尾河眞樹氏は「6月7日のバ―ナンキFRB議長の議会証言で、追加の金融緩和を示唆するか注目している」などと解説していた。ギリシャ再選挙を17日に控えている。専門家でも、今は上にも下にも動けないと見ているのであろう。電柱に止まって様子見している街中のカラスの姿そっくりだ。
今朝放送の「ワ―ルドWaveMorning」で、フランスF2が、アラスカの海岸に日本から漂着したポリ缶を話題にしていた。バイクも流れ着いた。放射能検査したがいまのところ問題になる数値は出ていない。最近は靴なども盛んに流れてくる。流れ着く前に、手前の海上で回収出来ないかどうかも含めて今後の対応を検討しているなどと伝えていた。先日、日本の漁船が流れ着いた話しがあった。瓦礫がアラスカの海岸に流れついたという話を聞くと、海は一つ、地球はひとつであることを実感する。
「ワールドWaveMorning」世界の天気コーナーで、坂下恵理さんが登場し、九州南部が今朝、平年より12日遅れで梅雨に入ったと解説していた。台風3号の影響で梅雨前線が北上している。100ミリを超える雨が降った。一方、アメリカ西部では乾燥状態が続き山火事が多発している。山火事による焼失面積は1980年は1万平方キロだった。それが現在、3万平方キロに拡大したなどと解説していた。
ロシアRTRは、サンクトペテルブルグで開かれた第29回EUロシアサミットでプーチンロシア大統領は「ロシア経済には危険な兆候は表れていない」と語った。一方、先週末ロシア通貨ルーブルが、対ドル、対ユーロ共に史上最安値を更新したが、この日、ロシア銀行が、ルーブル買い、ユーロ、ドル売りの為替介入を行い、1ユーロ=41.68ルーブル、1ドル=33.74ルーブルへ回復した。背景には欧州信用不安と原油安による原油収入の落ち込みが上げられる。原油指標の北海原油相場は一時1バレル125ドルが97ドルへ下げたと解説していた。一方、シリア問題では合意出来なかったと紹介していた。
カタ―ル、アルジャジ―ラは、エジプト、カイロ、タハリ―ル広場に1万人のムバラク無期懲役判決を無効と訴えるデモ隊が集まった。100万人デモを呼びかけていると伝えていた。香港ATVは1989年6月4日、天安門事件での大量虐殺の追悼会が開かれた。中国では現段階では、事実として認められる政治家は出て来ていないと解説していた。それにつけても日本という国は平和である。(了)
ドイツZDFが週明けの4日のドイツ株式市場はでDAX株価指数が1.19%下げ6,000ポイントを割った。世界経済の見通しが悪いからだ。画面に専門家が登場し「株価は6ケ月後を意味する。ヨーロッパ経済に加えて中国、インドの成長率が落ちて来た。アメリカの足取りもおぼつかない。ドイツ経済にも、厳しい時代の準備をする必要がある」などと話す様子を伝えていた。一方、スペイン株価指数は、ESM(ヨーロッパ安定メカニズム)とEFSF(欧州金融安定化基金)を引き続き機能拡大する方向で水面下で話が進められていると伝えられて先週末比2.88%急騰した。同じ池の中での全く違った動きに注目したい。
一方、豪ABCが00豪株価指数が4日、4,000ポイントを割った。明日6月5日開催予定の豪連銀理事会で利下げは避けられないとの観測が出ていると放送していた。5日付けのCNBCAsia電子版で、AmsuyaHavjani記者は「RBA(豪中銀)は政策金利を0.25%下げ年3.50%と決めるだろう。住宅、小売りセクターのスローダウンが進めば、RBAは利下げを加速化するだろう。」と書いていた。上記電子版は別ページで、このところの米国債の急騰、金利急落でバンカメの業績が悪化している。10年物米国債の利回りは4月頭では2.18%、現在1.5%近辺、5年物は1.01%が0.61%へわずか1ケ月で急落している」とDanFreed記者が書いていた。
経済の動きと人間のからだの微候と共通点が多い。欧州経済ではドイツは心臓である。スペインもGDPでみれば欧州全体の11%を占める重要な臓器である。スペインが内蔵破裂を起こせば、欧州経済は全体として成り立たない。スペインは、GDP比率で1%程度のギリシャの比でないとの危機感が、スペイン銀行、バンキア国有化の動きにも見られる。痛みを訴えているから患部をただ切除(ユーロ圏追放)して済む問題でない。この先10年かけてでも、ギリシャも含めて切らずに治すのだと政治家が腹をくくりさえすれば、治療は正に始まったばかりであるのかもしれない。
一方、週明けのNY証券取引所では、先週末発表された5月の米雇用統計の余韻が残りNYダウは先週末比17ドル安12,101ドルで取引を終了した。「ワ―ルドWaveMorning」、米ブルームバーグに出演した投資会社、B.ウイルス氏は「調整局面が続いています。終わるまで株価は下げるでしょう。」と話していた。先週末、同番組に出たディ―ラ―、モガべロ氏も「あく抜けが必要だ。」と話していた。尾籠な話で恐縮だが、二日酔いでムカムカしたままでいるより、一気に吐き出した方が治りが早い話と同じであろう。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三井住友銀行、柳谷政人氏は「米製造業指数が予想を下回った。5月米雇用統計が消化されていない。一方、一部に米FRBへの期待感が出て来ている。外国為替市場でも新たな進展はなかった。5日予定のG7メンバーの電話会議、6日のECB理事会を注目している」などと話していた。
4日のNY外国為替市場では、1ドル=78.37~39円、1ユーロ=97.91~94円で取引された。NY原油(WTI)先物相場は、バレル75セント高、83.98ドル、NY金先物相場は、トロイオンス8.30ドル安、1,612.20ドルで取引された。今朝5時45分からの「モーニングサテライト」に出演したシティバンク、尾河眞樹氏は「6月7日のバ―ナンキFRB議長の議会証言で、追加の金融緩和を示唆するか注目している」などと解説していた。ギリシャ再選挙を17日に控えている。専門家でも、今は上にも下にも動けないと見ているのであろう。電柱に止まって様子見している街中のカラスの姿そっくりだ。
今朝放送の「ワ―ルドWaveMorning」で、フランスF2が、アラスカの海岸に日本から漂着したポリ缶を話題にしていた。バイクも流れ着いた。放射能検査したがいまのところ問題になる数値は出ていない。最近は靴なども盛んに流れてくる。流れ着く前に、手前の海上で回収出来ないかどうかも含めて今後の対応を検討しているなどと伝えていた。先日、日本の漁船が流れ着いた話しがあった。瓦礫がアラスカの海岸に流れついたという話を聞くと、海は一つ、地球はひとつであることを実感する。
「ワールドWaveMorning」世界の天気コーナーで、坂下恵理さんが登場し、九州南部が今朝、平年より12日遅れで梅雨に入ったと解説していた。台風3号の影響で梅雨前線が北上している。100ミリを超える雨が降った。一方、アメリカ西部では乾燥状態が続き山火事が多発している。山火事による焼失面積は1980年は1万平方キロだった。それが現在、3万平方キロに拡大したなどと解説していた。
ロシアRTRは、サンクトペテルブルグで開かれた第29回EUロシアサミットでプーチンロシア大統領は「ロシア経済には危険な兆候は表れていない」と語った。一方、先週末ロシア通貨ルーブルが、対ドル、対ユーロ共に史上最安値を更新したが、この日、ロシア銀行が、ルーブル買い、ユーロ、ドル売りの為替介入を行い、1ユーロ=41.68ルーブル、1ドル=33.74ルーブルへ回復した。背景には欧州信用不安と原油安による原油収入の落ち込みが上げられる。原油指標の北海原油相場は一時1バレル125ドルが97ドルへ下げたと解説していた。一方、シリア問題では合意出来なかったと紹介していた。
カタ―ル、アルジャジ―ラは、エジプト、カイロ、タハリ―ル広場に1万人のムバラク無期懲役判決を無効と訴えるデモ隊が集まった。100万人デモを呼びかけていると伝えていた。香港ATVは1989年6月4日、天安門事件での大量虐殺の追悼会が開かれた。中国では現段階では、事実として認められる政治家は出て来ていないと解説していた。それにつけても日本という国は平和である。(了)