ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

吉川二郎フラメンコギター演奏会風景(スケッチ&コメント)

2012-06-25 09:56:51 | スケッチ


吉川二郎フラメンコギター演奏会風景

江嵜企画代表・Ken



日本を代表するフランメンコギタリスト、吉川二郎さんの演奏会を神戸ロッコ―マン(078-333-1000)で楽しんだ。会場の様子をいつものようにスケッチした。ざっと40~50人入る会場は、吉川二郎ファンで満席だった。男女ほぼ半々、この日はスペイン人の方も来ておられた。たまたま大阪日本橋で猪熊佳子日本画教室が朝10時半からあったが、中座して、開演午後3時に、余裕をもって到着出来幸いだった。

演奏第1部はギター独奏で、吉川さんが家族以上のおつきあいというギター製作者、2010年4月にがんで急死されたビス二エト・デ・トーレスさんとの思い出話から始まった。「想い巡らせ」、「鐘のコンサート」、インダ―ロ、モハカ―ルの水売り娘、フラミンゴの湖の組曲、「迷路」と、お馴染の曲を堪能した。第2部は、野口久子さんのギター伴奏で、吉川さん発案の楽器、ギタルパ(guitarpa)の演奏、野口さんとのギター二重奏を楽しんだ。

プログラム最後の「コーヒーをひきながら(J.マソン)のギター演奏が終わると早速アンコールの催促、お馴染のカンティ―カ・ド・カンポで、これでおしまいといわれてもまた催促、結局3曲聴かせてもらった。会場を出た時は午後5時前だった。吉川さんの温かいお人柄から醸し出される音楽の余韻を楽しみながらJR三宮駅まで坂の町神戸を散策、帰路に着いた。

この日会場には、木の象嵌手法で制作された絵画作品、タラセア(Taracea)が数点展示されていた。グラナダのアルハンブラ宮殿やエル・エスコリアル王宮の天井や壁画は有名だという。吉川さん発案の楽器、ギダルバにもタラセア作家、星野尚さんの手で嵌めこまれている。

吉川二郎さんはギタリストである。演奏は当然魅力的だ。それに勝るとも劣らない独特の語りに味がある。語りを楽しむファンも大勢おられるに違いない。この日、「王のジャンプ」という曲目では、スペイン統一を果たしたイサベル女王と王フエルナンドについて、さらりと紹介したエピソードが面白かった。イサベル女王が実権をにぎっていた。イサベルはアラブの習慣であるお風呂に入ることを嫌った。それでクサ・ベルと言われたそうです、と言って、二ヤリ。今日は、スペインの方もおられる。おかしなことは言えません。二人は並んで埋葬されています。ところが、お互い反対を向いて眠っている。「これは、本当です。」と言って、また会場沸かせた。

いま、経済の世界では、スペインの話題で持ち切りである。しかし、吉川さんのお口からは「経済」は、一言も出なかった。当り前かもしれない。今のスペインについて、吉川さんが、どんなふうに見ておられるか、聞きたかったことを白状しておく。(了)

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