ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ドイツ、メルケル首相、欧州4ケ国会談時間繰り上げ、ドイツ・ギリシャサッカー試合応援に駆け付ける?!

2012-06-23 09:56:24 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「ガソリンの値下がりが多くの州で始まった。家計の助けになる。朗報だ。」と23日朝7時台放送の「ワールドWaveMorning」で米ABCニュ-スが特番で入れた。NYでガロン/3.1リッター3.45ドルへ下がった。6州で3ドルを割り込んだ。一部にガロン2.83ドルも出た。夏休暇シーズン入りのタイミングピッタリなのもいい。恩恵は家計だけでない。「ガソリンが下がって、花の値段が下がるのでホッとしている。」と語る町の花屋さん。たまたまショッピングモールに買い物に来た主婦をパーキング場で捕まえて車の中でインタビュー。「とってもいいニュ-スだわ。満タンにすると7ドル10セント得する。我が家では1ケ月で85ドル節約になる。その分余裕が出る。」と答えたと紹介、アメリカ経済回復の後押しになるだろうとキャスターが解説した。言葉をつなげて、「もう一つのプラスのニュースがあります」と前置きして「NYダウが67ドル上がりました。これも朗報です。」と紹介した。

日本時間、朝7時半配信はNY時間では13時間の時差だから夕方5時半になる。NY証券取引所引けの時間が午後4時、あらかじめ用意していたガソリン値下げの二ユースに株反発のニュースを添えた。日本ではかくも躍動的にガソリン値下がりを伝えない。車社会のアメリカと事情が違う面もある。しかし、日本はむしろガソリンの値上げを真っ先に取り上げる。アメリカは、NYダウ反発のニュースを違和感なしに、ガソリン値下げと併せて、夕方の時間帯の茶の間に流す。日米の風土の差、特に日本の上からの目線を改めて実感する。

今朝の「ワールドWaveMorning」の他の二ュ―スでは、フランスF2とドイツZDFが面白かった。フランスF2は、ヨーロッパサッカー選手権大会のニュ-スでドイツ対ギリシャの試合を面白おかしく取り上げた。ドイツ、メルケル首相は、ローマで開かれたヨーロッパ金融危機対策、独・仏・伊・西4ケ国会議の開催時間を繰り上げ、会議終了後は飛行機に飛び乗り、サッカー競技場で試合を応援したと皮肉たっぷりに紹介した。試合は4対2でドイツが勝った。ギリシャの新聞はドイツ選手の顔を全てメルケルに置き代えドイツを徹底的に叩けと書いた。一方、ギリシャの選手の胸マークに全てGermanyと書きドイツはギリシャのスポンサーだとドイツを揶揄したと伝えていた。

23日のNY証券取引所では前日の250ドル急落の反動、欧州での金融危機対応への動きを評価して、NYダウは、前日比67ドル高、12,640ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では1ドル=80.40~45円、1ユーロ=101.07~12円で取引された。NY原油(WTI)先物相場はバレル1.56ドル高、79.76ドル、NY金先物相場は、トロイオンス1.50ドル高、1,566.00ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「6月25日の米中古住宅指数、米耐久財受注データ、月末開催のEUサミットを注目している」などと話していた。

日本はどうか。小沢さんの痴話げんかが酒の肴。民主党てんやわんや。お粗末の極みである。(了)

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合繊老舗T社株主総会風景(スケッチ&コメント)

2012-06-23 06:17:37 | スケッチ


合繊老舗T社株主総会風景

江嵜企画代表・Ken



合繊老舗T社株主総会が、ウエスティンホテル大阪で6月22日午前10時から開かれた。現役時代、僭越ながら、合繊メ―カ―さんと共に過ごしたというか、どちらかと言えば共に戦ったという印象が強い。大阪で株主総会を開いてくれる合繊メーカーはほとんどないのでT社は貴重な会社である。しがない1000株株主であるが、楽しみにして出かけることが恒例となった。会場の様子をいつものようにスケッチした。会場をざっと見渡しても、大部分が筆者を含めてであるが、老人、それも圧倒的に男性が多い。

足元の業績は厳しい。売り上げ8,544億円は,なんとか維持した。営業利益は、340億円へ約30% 減った。前期234億の営業利益を出した化成品部門が37億円と84% 減が響いた。医薬医療事業が前期比13%増の259億円稼いで何とか持ちこたえたにすぎない。本業だったポリエステル繊維事業は売り上げこそ1099億だが営業利益は前期30億から19億へ減らした。一部株主からの質問にも今一つの合繊老舗T社の株価と比べて半分以下は情けない。存在感もない。花がない。株主として権威をもたせてほしいと声が上がった。これに対して社長さんは、「株主様からの当社に対する激励のお言葉として頂戴したい。」とかわしていた。

医療品分野で、高尿酸血漿治療薬が、平成24年度、科学技術分野の文部科学大臣賞、日本薬学会創薬科学賞を受賞した旨紹介があり、販売面でも内外で拡大、北米と欧州に続き、韓国でも開始、日本含めて世界19ケ国で販売されている心強い報告があった。 アラミド繊維、炭素繊維など高機能繊維事業が売り上げを16%伸ばし、1,207億円、営業利益を43%増、63億出して健闘した。ただ、はじめて株主総会に出た株主なら医薬・医療メーカーがたまたま繊維事業を兼業している会社と思うかもしれない。

経営目標として、5年後の2016年には売り上げ1兆3,000億、営業利益1,000億、2020年には売り上げ2兆円、営業利益2,000億達成を目指して取り組むと威勢よく宣言して、株主総会を締めた。確かにいろいろと説明はあった。しかし、出席した株主の何人が、当社の株を買い増そうと心に決めて会場を後にしたか疑問である。説明は当然大事である。それ以上に大事なのは、雛段に並んだ経営者が燃える集団となって、がむしゃらに営業利益2,000億を目指して取り組む姿勢を株主に印象付けられたかどうかであろう。(了)

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