ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

キキョウ(スケッチ&コメント)

2012-06-18 12:57:25 | スケッチ


キキョウ

江嵜企画代表・Ken



季節の花として外せない花の一つにキキョウ(桔梗)がある。台風4号が接近しているということで、いまにも雨が降り出しそうだったが、こういう時こそ見過ごすといつも悔いが残る。阪神御影駅下車、すぐのところの御影中町1丁目の露地に咲いていたキキョウをあわただしくスケッチした。

フリ―百科事典「ウィキペディア」でキキョウを調べた。多年生草本植物。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。万葉集の中で秋の七草と歌われている「朝貌の花」は本種である。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて6~9月に星型の花を咲かせる。花冠は広鐘形で五裂、直経4~5センチ、雄しべ、雌しべ、花びらはそれぞれ5本あるなどとあった。

キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬として利用される。せきどめ、痛み止め、解熱作用がある。花の形から「桔梗紋」が生まれた。美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた。明智光秀も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。阿部晴明が使用した五芒星を桔梗印と呼び、現在の清明神社では神紋とされている。関西では、近鉄大阪線に桔梗が丘という駅がある。

自生株は近年減少傾向にあり絶滅が危惧されているということを初めて知った。「トラジ」の歌は子供のころから良く聞かされた。しかし、トラジが桔梗の花の意味だということを恥ずかしながら知らなかった。渡来人がトラジを日本に持ち込んだのだろうか。万葉集では「朝貌の花」と呼ぶ。つまりは「朝顔」のことである。いつのころから日本で桔梗とよばれるようになったのだろうか。興味は尽きない。(了)

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