日本のようなご機嫌な国で生活していると世界全てが同じように暮らしていると錯覚する。「ワールドWaveMorning」を見ていると、日本と言う国がいかに恵まれているかということに感謝する気持ちが強まる。その日本に台風4号が19日午後に和歌山県に上陸、あっという間に本土を駆け抜け、太平洋で温帯性低気圧となった。ただ、台風5号が台湾海峡近くに控えている。一方、お隣の韓国は台風の余波で、テベク山脈の風下でフェ―ン現象が起き、ソウルの気温は33.5℃と猛暑だったと、「世界の天気」コーナーで伝えていた。
メキシコ、ロス・カボス(Los Cabos)で開催されたG20の様子を今朝の「ワールドWaveMorning」がそれぞれお国の事情を色濃くにじませながら伝えていた。ロシアRTRは、たっぷり時間を取って、プーチン大統領とオバマ米大統領との会談の様子を伝えた。英国、日本その他の国との首脳会談も開いた。オバマ大統領との会談だけで2時間を超えたため、カメロン首相も野田首相も長時間待たされた。ロシアRTRが、「それぞれ何が話し合われたのかは分からない」とわざわざ断った上で、「野田総理との会談では、おそらく北方領土問題について話し合ったのであろう」とコメントを入れていたのが面白かった。全て計算づくで放送の中身を組むのであろうから、出来レースかもしれない。
カタール、アルジャジ―ラは、オバマ・プーチン会談のワンカットのみ画面に映し、論評ゼロ、ドイツZDFは、「G20は、ヨーロッパでの金融危機の連鎖を断ち切る目的で開かれた。しかし、解決につながりそうにない。」と、ニュ-ス冒頭に一言入れたところが面白かった。メルケル首相の不機嫌そうな顔を画面に入れた。一方、EUのバロ―ゾ委員長が、ヨーロッパは行動すべきである、との声が強いと伝え聞いて「自分はお説教を受けるためにロス・カボスに来たのではない。ヨーロッパには様々な事情があるんだ。」と感情を露わにして答える様子をしっかりとテレビの映像が捉えていた。
19日のNY証券取引所では、この日発表された5月の米住宅許可件数が予想外に前月比伸びたこと米FOMCに対する金融緩和期待感からNYダウは前日比95ドル高,12837ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「スペイン、イタリア国債の入札が順調に消化され、10年物スペイン国債利回りが7% を切ったことで多少安心感が生まれた。米FOMCで、短期国債売り・長期国債買い、ツイスト・オペレーション通じて金融緩和が継続されるとの観測が買いを支えた。ハト派のイエ―レン副議長の米国景気下振れリスク指摘発言やバ―ナンキ議長の必要とあれば行動を起こすとの発言が材料となった」などと解説していた。
19日、NY外国為替市場で、1ドル=78.94~97円、1ユーロ=100.12~16円で取引された。NY原油(WTI)はバレル76セント高、84.03ドル、NY金相場はトロイオンス3.50ドル安、1,622.20ドルで取引された。ユーロに対する安心感が相場に出ている。(了)
メキシコ、ロス・カボス(Los Cabos)で開催されたG20の様子を今朝の「ワールドWaveMorning」がそれぞれお国の事情を色濃くにじませながら伝えていた。ロシアRTRは、たっぷり時間を取って、プーチン大統領とオバマ米大統領との会談の様子を伝えた。英国、日本その他の国との首脳会談も開いた。オバマ大統領との会談だけで2時間を超えたため、カメロン首相も野田首相も長時間待たされた。ロシアRTRが、「それぞれ何が話し合われたのかは分からない」とわざわざ断った上で、「野田総理との会談では、おそらく北方領土問題について話し合ったのであろう」とコメントを入れていたのが面白かった。全て計算づくで放送の中身を組むのであろうから、出来レースかもしれない。
カタール、アルジャジ―ラは、オバマ・プーチン会談のワンカットのみ画面に映し、論評ゼロ、ドイツZDFは、「G20は、ヨーロッパでの金融危機の連鎖を断ち切る目的で開かれた。しかし、解決につながりそうにない。」と、ニュ-ス冒頭に一言入れたところが面白かった。メルケル首相の不機嫌そうな顔を画面に入れた。一方、EUのバロ―ゾ委員長が、ヨーロッパは行動すべきである、との声が強いと伝え聞いて「自分はお説教を受けるためにロス・カボスに来たのではない。ヨーロッパには様々な事情があるんだ。」と感情を露わにして答える様子をしっかりとテレビの映像が捉えていた。
19日のNY証券取引所では、この日発表された5月の米住宅許可件数が予想外に前月比伸びたこと米FOMCに対する金融緩和期待感からNYダウは前日比95ドル高,12837ドルで取引を終了した。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「スペイン、イタリア国債の入札が順調に消化され、10年物スペイン国債利回りが7% を切ったことで多少安心感が生まれた。米FOMCで、短期国債売り・長期国債買い、ツイスト・オペレーション通じて金融緩和が継続されるとの観測が買いを支えた。ハト派のイエ―レン副議長の米国景気下振れリスク指摘発言やバ―ナンキ議長の必要とあれば行動を起こすとの発言が材料となった」などと解説していた。
19日、NY外国為替市場で、1ドル=78.94~97円、1ユーロ=100.12~16円で取引された。NY原油(WTI)はバレル76セント高、84.03ドル、NY金相場はトロイオンス3.50ドル安、1,622.20ドルで取引された。ユーロに対する安心感が相場に出ている。(了)