ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

「貝と人とのかかわり」講演会風景(スケッチ&コメント)

2012-06-10 06:59:44 | スケッチ


「貝と人とのかかわり」講演会風景

江嵜企画代表・Ken



西宮文化協会(会長:山下忠男)、6月行事として、「貝と人との関わり―西宮の貝についてー」と題して、西宮市貝類研究館、研究員、大谷洋子氏の講演会が、西宮神社会館2階で、6月8日午後1時30分から開かれ、質問入れて約2時間、大いに堪能した。会場の様子をいつものようにスケッチした。

貝は地球上に10万種、この内日本には1万種(海:8,000,陸:800,淡水200)と聞いてまず種類の多さにびっくりした。その日、たまたま1階では某証券会社の講演会が同じ時間帯に開かれていた。大谷先生は別の部屋ではお札の話、こちらは貝の話と、貝が古代中国、殷【紀元前1500~1000年)時代にキイロタカラガイがお金として使われていたと、落語でいう枕に使って会場を沸かせた。

貝は古代から食用として利用されていたことは貝塚の存在が証明している。器のなかった時代には、湯沸かし器お皿、スプーン、ナイフの代わりに使われた。ホラ貝は戦国時代には出陣の合図に使われた。「ほらを吹く」という言葉の語源は、小さな口に息を吹き込み大きな音を出すところから生まれた。これは「ほら」ではなく本当の話しですとここでも会場の笑いを取った。なかなかの話し上手な人だなと思った。

ナメクジは陸のカタツムリの仲間です。ナメクジのからだには小さな貝がらが入っていますと言われた時はびっくりした。イカやタコも頭足類という貝の仲間と聞いて又ビっくりした。貝以外の生物だが、ハクセンシオマネキは、雄が雌を呼ぶ姿から調度、カニの手が白い扇に見えることから名付けられた。

西宮の海辺は、山や川、海にも恵まれ、貝やカニなど多様な生物が生息している。二枚貝のコウロエンカワヒバリカイは、香櫨園浜で最初に発見された外来種ですと説明された。講師の大谷洋子氏は西宮市貝類館の研究員である。西宮市に貝類館ができたそもそものいきさつは、西宮回生病院の菊地典男氏が黒田徳米博士の貝類標本一式を西宮市に寄贈されたことから始まる。黒田博士は昭和天皇にしばしばご進講されたというエピソードも聞くことが出来た。講演の合間合間には貴重な貝の標本が回覧され手にとって観察出来たことは幸いだった。

西宮市貝類館(電話:0798-33-4888/西宮市西浜4丁目13-4)(水曜休館)では世界の貝2000種、5000点が展示されている。「見て、触れて、感じて」をうたい文句に、平成11年5月オープンした。中庭には堀江謙一氏寄贈のマーメイド4世号を見ることもできる。是非お運びいただきたいと大谷洋子氏は話しておられた。

この日久しぶりに訪れた西宮神社会館には前西宮文化協会長、吉井貞俊様が病気療養中の為、お会いすることが出来なかった。1日も早いご快癒をお祈り申し上げる次第である。(了)
出来なかった。1日も早いご快癒をお祈り申し上げる次第である。(了)

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