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二ワトリが先か、卵が先か、市場は、17日ギリシャ再選挙待ちで様子見続く(学校で教えてくれない経済学)

2012-06-13 09:39:05 | 経済学
朝6時台の「ワールドWaveMorning」(世界の天気)の解説では梅雨前線の影響で、台湾で1時間50ミリを超える集中豪雨で大きな被害が出た。タイでも大雨が続いている。タイCH9はタイ、インラック首相が昨年被害を出した2つの県での工事進捗状況を視察後、「去年のようなことは起こさぬ」と話す様子を伝えていた。

経済の天気はどうか。ヨ―ロッパではギリシャからスペインにかけて真っ黒な雲が覆っている。格付け会社は気象予報官のつもりだろう「スペインは2013年末までリセッションが続く」との予測をもとに、スペインの銀行18行の格下げを12日発表した。10年物のスペイン国債は値下がりし、利回りは危機ライン寸前の年6.8%を超えた。つれてイタリア国債の利回りも6.0%を超えた。ECB(欧州中央銀行)は、銀行間リスクを減らす目的で銀行同盟創設を呼び掛けた。これに先立ちEUはスペイン政府に1000億ユーロの融資を決めている。

6月12日付けのCNBCAsia電子版で、投資家のJim Rogers氏は、「今回のEUの決定は馬鹿げている(Ridiculous)。既に問題を抱えている銀行を間違った方向へ導く。問題銀行は破綻させるべきだ。弱い銀行が生き残り、事態を益々悪化させるだけだ。経済の道理に反し、道義にも反する。憂慮すべきだ。」と話したと、Lee Brodie記者が書いていた。

12日付けのWSJ紙電子版は、シカゴ連銀のChralesEvans総裁がブルームバーグとのインタビューで米FRBによる追加金融緩和を評価したと書いた。「ワールドWaveMorninng」、ブルームバーグに出演したディ―ラー、ショ―エンバーガー氏は「米議会はあと6週間で夏休みに入る。ところが何も手を打たない。これでは強気になれない。」と話していた。

朝5時45分から放送の「モーニングサテライト」に出演した堀古英司氏は「二ワトリが先か、卵が先かの問題なんです。」と発言、最終的には米FRBは金融緩和に踏み切るのではないかと示唆していた。同番組に出演した広木隆氏は「スペインの評価が定まっていないことにつきる。」と話していた。

12日、NY証券取引所では、NYダウは前日の下げを取り戻し162ドル高、12,572ドルで取引を終えた。フィッチがスペイン銀行18行の格下げを行ったがEUに一層の支援をとの催促だ。シカゴ連銀エバンス発言もこの日のNYダウを支援したと「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、キャロル・ドゥウルフさんは話し、「19,20両日に開催予定の米FOMCを注目している」と話を結んだ。

12日、NY外国為替市場では、1ドル=79.57~60円、1ユーロ=99.56~59円で取引された。NY原油(WTI)先物相場はバレル62セント高、83.32ドル、NY金先物相場はトロイオンス17.20高1,612.70ドルで取引された。ギリシャ再選挙を17日に控えて市場は、全般様子見を続けている。(了)

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