今朝の「ワールドWaveMorning」(世界の天気)コーナーで、アメリカとアジアの天気を選び、20,21日共にNYは34℃、ワシントンDCは37℃と平年を10℃高い。アジアでは韓国で今年は特に雨が少ない。1908年以来、ほぼ100年振りの異常な状態で、梅雨はまだ先、深刻な水不足から野菜が昨年比5割高いと解説していた。韓国KBSは猛暑の中、大規模停電を想定した訓練が行われたと紹介していた。
ワシントンDCに40年前の古い話だが3年生活した。緯度からいえば日本の仙台に近い。夏の気温は30℃を超える。特に湿度は大阪並みに高かった。今年は平年より10℃高いというから大変な暑さなんだろう。ただ、7月になれば完全に夏休みムードに入る。議会も休みになる。ワシントンにはホワイトハウス、議会や博物館、美術館など観光スポットも多い。夏休みに入った子供たちが博物館を団体で見学する光景をよく目にした。
21日、経済に関して言えば、34℃の猛暑とは裏腹にNYダウ250ドル安、NY原油【WTI】先物、バレル3.25ドル安、78.20ドル、NY金先物、トロイオンス50.30ドル安、1,564.50ドルなど肝冷やすニュ-スが飛びこんで来た。NY外国為替市場ではドルが買われ、1ドル=80.25円、1ユーロ=100.66ドルで取引された。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ドイツ、中国の製造業指数が予想外に悪化した。これを受けて原油など商品相場が軒並み下げに転じた。スペイン財政懸念、最後にムーディーズの米銀行格下げ観測が下げに追い打ちをかけた。」などと解説していた。
20日付けのWSJ紙電子版も「Dow Slides 250Points」と大見出しで、「世界経済懸念が台頭、ゴールドマン銀行の弱気予測を引き金にダウは大幅安となった。」と書いた。WSJ紙はフィラデルフィア連銀景況感指数の悪化、米失業保険申請件数の上方修正が続き、米雇用回復懸念が改めて不安材料となったと書いていた。米FRBは4月に米失業率は年末に7.8~8.1%へ改善すると予測していた。昨日のFOMCでは8~8.1%へ上方修正した。5月の米失業率は8.2% だった。アメリカの雇用情勢は改善しないことを米FRBが認めたことになる。
その他の「ワールドWaveMorning」のこの日のニュースでは、ドイツZDFがドイツ議会が欧州新財政協定批准に向けて動き出した。スペイン政府はEU委員会に620億ユーロ救済資金供与を要請した。ギリシャ連立政権は返済期間の2年延長を要求しているが、ドイツ、オランダは共に「再考の余地なし」と談話を発表した。21日、ドイツ、メルケル首相はイタリア、モンティ首相と会談を予定しているなどと伝えていた。目先、月末開催予定のEUサミットが注目される。
日本の一部新聞の見出しに「小沢、離党届集める、民主緊迫」と出ていた。日本は不思議な国である。(了)
ワシントンDCに40年前の古い話だが3年生活した。緯度からいえば日本の仙台に近い。夏の気温は30℃を超える。特に湿度は大阪並みに高かった。今年は平年より10℃高いというから大変な暑さなんだろう。ただ、7月になれば完全に夏休みムードに入る。議会も休みになる。ワシントンにはホワイトハウス、議会や博物館、美術館など観光スポットも多い。夏休みに入った子供たちが博物館を団体で見学する光景をよく目にした。
21日、経済に関して言えば、34℃の猛暑とは裏腹にNYダウ250ドル安、NY原油【WTI】先物、バレル3.25ドル安、78.20ドル、NY金先物、トロイオンス50.30ドル安、1,564.50ドルなど肝冷やすニュ-スが飛びこんで来た。NY外国為替市場ではドルが買われ、1ドル=80.25円、1ユーロ=100.66ドルで取引された。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ドイツ、中国の製造業指数が予想外に悪化した。これを受けて原油など商品相場が軒並み下げに転じた。スペイン財政懸念、最後にムーディーズの米銀行格下げ観測が下げに追い打ちをかけた。」などと解説していた。
20日付けのWSJ紙電子版も「Dow Slides 250Points」と大見出しで、「世界経済懸念が台頭、ゴールドマン銀行の弱気予測を引き金にダウは大幅安となった。」と書いた。WSJ紙はフィラデルフィア連銀景況感指数の悪化、米失業保険申請件数の上方修正が続き、米雇用回復懸念が改めて不安材料となったと書いていた。米FRBは4月に米失業率は年末に7.8~8.1%へ改善すると予測していた。昨日のFOMCでは8~8.1%へ上方修正した。5月の米失業率は8.2% だった。アメリカの雇用情勢は改善しないことを米FRBが認めたことになる。
その他の「ワールドWaveMorning」のこの日のニュースでは、ドイツZDFがドイツ議会が欧州新財政協定批准に向けて動き出した。スペイン政府はEU委員会に620億ユーロ救済資金供与を要請した。ギリシャ連立政権は返済期間の2年延長を要求しているが、ドイツ、オランダは共に「再考の余地なし」と談話を発表した。21日、ドイツ、メルケル首相はイタリア、モンティ首相と会談を予定しているなどと伝えていた。目先、月末開催予定のEUサミットが注目される。
日本の一部新聞の見出しに「小沢、離党届集める、民主緊迫」と出ていた。日本は不思議な国である。(了)