100でわって除染基準1ミリ・シーベルトが生まれた?!:雑誌Will6月号・玄侑宗久氏(学校で教えてくれない経済学)
親戚の通夜・葬儀と2日間、家を空けた。つれあいをなくし悄然とした従兄の姿を目にした後だから余計、何が毎日「経済情報」かという心境にある。しかし、習い性とは怖い。なにか忘れ物をしたような気になって、条件反射のように今朝もパソコンをたたいている。
ワ―ルドWaveMorningを見ることから一日がはじまる。中国CCTVが北朝鮮の特使なる人物が、キム・ジョンウンからの親書を中国、習近平主席に手渡した。6ケ国協議を再開し、中国と北朝鮮両国は朝鮮半島の非核化と平和と安定に尽力すると習近平主席は話した。国際世界は今回の会談を注目していると紹介していた。おそらく習近平主席がオバマ米大統領との米中首脳会談を控えていることから中国のリーダーシップを誇示するための中国共産党の政治的ジェスチャ―の一つであろう。成果のほどは全く未知数である。
ロシアRTRが24日、カムチャッカ沖海底を震源とするM8.2の地震が発生、ロシア全土で揺れを感じたと報じていた。多くのロシア人がインタビューに答えていたが震源地からはるか離れたモスクワでも揺れを感じた。「生れてはじめてだった。怖かった。」と話していた。日本では毎日のように地震が発生している。南海トラフM8以上「60~70%」、「30年内発生確率」と25日付け読売朝刊に出ていた。政府の地震調査委員会の発表とある。18年前、神戸も地震で手ひどい被害受けた。ところがほとんどの人が地震を今話題にしない。
同紙別ページでは、2年前の地震、津波それに伴う原発事故に遭った地元福島では「除染遅れ」が不満と出ていた。国は年間積算放射線量を1ミリ・シーボルト以下に抑えることを長期的な除染目標としている。「百ミリシ―べルトを超えると発がん率が0.5%上がる、一生百年として100で割って1ミリシ―ボルトという基準が生まれた」と作家・禅僧、玄侑宗久氏が雑誌Will6月号に書いていた。1ミリシーベルトというデータがいかにいい加減な考え方で生れ、多くの人の人生が台無しにされているかが分かる。従兄のつれあいは肺がんで亡くなった。原因は不明である。データ最優先で誤診率が減ったというが本当かと思う。
データ重視という点ではここ数日起こった世界同時株安にも指摘される。コンピューターが瞬時に判断して売り買いを指示する。人がコンピューターに完全に制御されている株式市場での不幸な出来事だった。24日,NY市場では、NYダウは、前日比ほぼ横ばいの8ドル高、15,303ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では、1ドル=101.27円、1ユーロ=131.06円で取引された。NY原油(WTI)はバレル0.1%安、94.15ドル、NY金相場はトロイオンス0.4%安1,386.80ドルだった。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「5月27日(月)はメモリアルデーで休日。28日発表、住宅価格ケースシラ―指数、28日、米GDP確報値、29日新規失業保険申請件数を注目している。」などと話していた。人間の健康も経済も同じである。データに頼らず、なんとなく体の調子が最近おかしいと思ったら一日も早く手を打つことが肝心だろう。(了)
親戚の通夜・葬儀と2日間、家を空けた。つれあいをなくし悄然とした従兄の姿を目にした後だから余計、何が毎日「経済情報」かという心境にある。しかし、習い性とは怖い。なにか忘れ物をしたような気になって、条件反射のように今朝もパソコンをたたいている。
ワ―ルドWaveMorningを見ることから一日がはじまる。中国CCTVが北朝鮮の特使なる人物が、キム・ジョンウンからの親書を中国、習近平主席に手渡した。6ケ国協議を再開し、中国と北朝鮮両国は朝鮮半島の非核化と平和と安定に尽力すると習近平主席は話した。国際世界は今回の会談を注目していると紹介していた。おそらく習近平主席がオバマ米大統領との米中首脳会談を控えていることから中国のリーダーシップを誇示するための中国共産党の政治的ジェスチャ―の一つであろう。成果のほどは全く未知数である。
ロシアRTRが24日、カムチャッカ沖海底を震源とするM8.2の地震が発生、ロシア全土で揺れを感じたと報じていた。多くのロシア人がインタビューに答えていたが震源地からはるか離れたモスクワでも揺れを感じた。「生れてはじめてだった。怖かった。」と話していた。日本では毎日のように地震が発生している。南海トラフM8以上「60~70%」、「30年内発生確率」と25日付け読売朝刊に出ていた。政府の地震調査委員会の発表とある。18年前、神戸も地震で手ひどい被害受けた。ところがほとんどの人が地震を今話題にしない。
同紙別ページでは、2年前の地震、津波それに伴う原発事故に遭った地元福島では「除染遅れ」が不満と出ていた。国は年間積算放射線量を1ミリ・シーボルト以下に抑えることを長期的な除染目標としている。「百ミリシ―べルトを超えると発がん率が0.5%上がる、一生百年として100で割って1ミリシ―ボルトという基準が生まれた」と作家・禅僧、玄侑宗久氏が雑誌Will6月号に書いていた。1ミリシーベルトというデータがいかにいい加減な考え方で生れ、多くの人の人生が台無しにされているかが分かる。従兄のつれあいは肺がんで亡くなった。原因は不明である。データ最優先で誤診率が減ったというが本当かと思う。
データ重視という点ではここ数日起こった世界同時株安にも指摘される。コンピューターが瞬時に判断して売り買いを指示する。人がコンピューターに完全に制御されている株式市場での不幸な出来事だった。24日,NY市場では、NYダウは、前日比ほぼ横ばいの8ドル高、15,303ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では、1ドル=101.27円、1ユーロ=131.06円で取引された。NY原油(WTI)はバレル0.1%安、94.15ドル、NY金相場はトロイオンス0.4%安1,386.80ドルだった。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「5月27日(月)はメモリアルデーで休日。28日発表、住宅価格ケースシラ―指数、28日、米GDP確報値、29日新規失業保険申請件数を注目している。」などと話していた。人間の健康も経済も同じである。データに頼らず、なんとなく体の調子が最近おかしいと思ったら一日も早く手を打つことが肝心だろう。(了)