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22日、米FRBバ―ナンキ議会証言控え様子見、NYダウ19ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2013-05-21 09:43:33 | 経済学
中国からの日本向け輸出が人民元高の急激な進展で今年2月以降大幅に減少していると21日朝放送のワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーで特集していた。日本向けにブラウスを年間5万5,000枚輸出している従業員180人のメーカーは、日本の納入業者から10%の値引きを要求されている。1ドル=100円までは何とか持ちこたえられたが1ドル=120円になれば操業できないとトップがインタビューに答えていた。一方、人民元高は中国の輸入業者には朗報だ。世界最先端の技術力を持つ日本のロボットメーカーから輸入している業者は仕入れコストが大幅に切り下げられるから大歓迎だと話していた。人民元高は日本だけでなくドル、ユーロに対しても進んでいる。中国経済は輸出拡大が支えてきたから輸出の頭打ちは経済全体への打撃が大きい。一方、中国に対する海外からの投資が減少して来ていることが中国経済に追い打ちをかけていると神子田章博特派員が解説していた。

中国関連では中国CCTVが李克強首相がインド訪問、シン首相と共同記者会見に臨み、中国とインド両国の相互信頼は、アジアと世界に幸福をもたらす。両国の人口を合わせると世界の1/3を占める。市場の魅力も大きい。アジア経済のみならず世界経済の発展にも寄与すると語ったとコ―ライ報道官が紹介していた。習近平国家主席は就任後最初の訪問国にロシアを選んだ。李克強首相は最初の訪問国にインドを選んだ。一方、インド、シン首相は今月末に日本訪問を控えている。その微妙なタイミングを狙って李克強首相がインドを訪問したと見られている。今一つ中国関連では北朝鮮が中国漁船を拿捕したことを始めて公表したことが話題になっている。以前から北による拿捕事件はあった。しかし、中国政府は一切発表しなかった。中国にとって北朝鮮が単なる普通の国の関係に変わるはじまりかもしれないと20日夜10時放送のNHK・BSワ―ルドWaveTonight で解説していた。

週明け20日のNY市場は、22日の米FRBバ―ナンキ議長、米議会証言を控えて様子見、NYダウは前週末比19ドル安、15,335ドルで取引きを終えた。NY原油(WTI)はバレル0.7%高、96.71ドル、NY金はトロイオンス1.4%高、1,384.30ドルだった。NY外国為替市場では1ドル=102.14円、1ユーロ=131.76円と小幅の値動きで推移した。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、柳谷政人氏は「22日のバ―ナンキ証言、FOMC議事録、日銀政策決定会合を注目している。バ―ナンキ議長がアメリカが量的緩和政策について何らかのヒントを与えるか見守りたい。」と話していた

20日朝5時45分から放送のテレビ東京番組「モーニングサテライト」に出演した堀古英司氏は「バ―ナンキ議長は量的金融緩和に向けて踏み込んだ発言をしないだろう。」と言い切っていた。ゲスト出演のシティバンク銀行、尾河眞樹氏は「バ―ナンキは緩和策について多くを語らないだろう。日銀政策決定会合でも先のG7で日本はデフレ脱却のため結果としての円安はOKだった。甘利大臣の円安警戒発言が出ているが日本政府の政策に変更はない。」と話した。日本政府の方向は決まっている。バタバタするなと言うことだろう。(了)

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