ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

名倉誠人マリンバコンサート風景(スケッチ&コメント)

2013-10-06 20:35:29 | スケッチ


名倉誠人マリンバコンサート風景(スケッチ&コメント)

江嵜企画代表・Ken



名倉誠人マリンバコンサートが10月5日午後4時から、神戸凮月堂ホールで開かれ楽しみにして家族と出かけた。今回の催しは第16回神戸元町ミュ―ジックウイーク協賛事業のひとつとして、神戸風月堂が主催、抽選の結果、無料招待された200名で満席だった。会場の様子をいつものようにスケッチした。

名倉誠人氏は、現在、NYを拠点として、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア15の国でリサイタル、音楽祭に出演、オ―ケストラとの競演など幅広く活躍しておられる。

演奏はバッハ、無伴奏組曲第6番二長調からはじまった。前から二列目、ほぼかぶりつきでマリンバの生演奏を聴くのは初めてだった。右手に2本、左手に2本持って、マリンバを体を覆いかぶさらんばかりに、左右に激しく動きながらの演奏は迫力満点だった。

バッハの組曲が終われば、瀧廉太郎の荒城の月などのお馴染の曲がはいった。日本初演と言うレーン・ハ―ダ―作曲の前曲とフ―ガ変ホ単調は躍動感一杯で、会場は大いに盛り上がった。

凮月堂は神戸元町3丁目にある。本館建物東路地を南に入ると2筋南は神戸お馴染の中華街である。店の前で呼び込みをしていた店員にニラレバはあるかと聞いた。メニューにないが電話で連絡をとるからと一呼吸置いて、対応出来るという。それならと店に入った。

早速注文した玉子スープが出て来た。紹興酒を飲みながら演奏会の余韻に浸る間もなくお目当てのニラレバが出て来た。これが又実にうまい。おいしい、おいしいを連発した。

ひょんなところからあの地震の時はどうでしたと店の女将さんに聞いた。なんと広東省から京都外国大に留学、あと3ケ月で卒業のところで被災、大学を諦め今の道に進んだと話は弾んだ。

世の中不思議なことがあるものだ。ご子息がなんとわが母校大阪府立大経済学部を出て今年社会人になったというではないか。マリンバ演奏会がニラレバ、ついにはご子息の話へ発展した。

嬉しかったのは震災の時、見舞金を京都外大から10万いただいた。それだけでない。学生からのカンパ、近所の人からの差し入れや、学資の援助、なにからなにまで援助いただいた。多くの日本の皆さんからいただいた恩義は忘れられないと話していた。

今、中国と政治問題で摩擦が起っている。それは政治の世界だとおっしゃる。日本は住みいい国です。日本の教科書で勉強させるために、息子を日本の学校で小・中・高と行かせた。大学は息子が自分で選んだ。

息子が英語がもう少し出来たらもっといい会社に入れた。英語が嫌いだからしょうがないが、それが親として惜しいと話していた。日本に来て20年以上たった。自分達が今あるのは全て日本のお陰と聞いて、逆に励まされた次第である。

人生なにごともご縁である。料理もうまかったが、凮月堂さんが我々を抽選で選んでもらったから聞けた話である。感謝、感謝と、大いに元気をもらってルンルンで帰路に付いた。(了)

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