(学校で教えてくれない経済学)
「政府機関一部閉鎖状態が第二週目に入った。債務上限引き上げ期限10月17日が迫っている。週明け7日のNYダウは、先週末比136ドル安、14,936ドルで取引を終えた。しかし、パニックにはまだ余裕がある。」と8日朝6時台放送の米ブルームバーグ出演のジュリー・ハイマン記者がコメントしていた。8日朝5時45分から放送のモーニングサテライト出演の堀古英司氏は「CDS(国債損失の際の保証比率)をみると米国42、日本63、イタリア234、ギリシャ960と米国債の比率は低い。」と話していた。8日朝7時台のワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は「債務上限引き上げはベイナ―米下院議長次第の状況にある。市場はデフォルトになる事態は想定していない。しかし、赤字上限が引き上げられない事態になれば、市場はパニックになり、世界の金融市場は大混乱になるだろう。」と話していた。
パニックの語源を調べた。ギリシャ神話の牧神Pan(パーン)に由来している。「家畜の群れが、何の前触れもなく突然動き出し、集団で逃げ出す現象について、家畜の感情を揺り動かす見えない存在が牧神パーンと関係していると考え、これを「パーンに関係するもの」ギリシャ語パビコ、英語でパニック(Panic)と呼ぶ。」とフエ―スブックのブログに出ていた。広辞苑でパニックを調べた。恐慌と出ていた。先のフエ―スブックには1873年の恐慌の際、銀行に殺到する様子を描いた絵が出ていた。危機管理の原点は戦争状態はじめ様々な緊急事態に追い込まれたときにいかにして人心をパニック状態に追い込まないか。NYダウは下げ続けているが現状少なくともパニックになる事態ではないと大方が判断している。
週明け7日のNY外国為替市場では、米財政問題を巡る混乱から引き続きドルが売られ、1ドル=96.65~67円、1ユーロ=131.23~25円で取引された。8日のモーニングサテライトゲスト出演のシティ―バンク銀行、尾河眞樹氏は「目先はドル安・円高と見ているがアメリカ経済の回復に伴い、ドル高・円安に転じる。ただ、当初、1ドル=103~105円と見ていた。その後のドル円相場の状況から判断して、1ドル=101円台へ引き下げざるを得ない。」とコメントしていた。7日付けのCNBC電子版にSriJegarajah記者は「目先1ドル=96円割れのドル安・円高を想定している。しかし、米財政赤字上限引き上げが決まれば状況は一変する。ドル円相場のFairValue(公正価額)は1ドル=99円である。足元の相場は行き過ぎている。」と専門家の見方を紹介していた。
7日のNY原油(WTI)相場はバレル81セント安、103.03ドル、NY金相場はトロイオンス15.10ドル高、1,324.80ドルだった。NY債券市場では債券が買われ、10年物国債の利回りはほぼ横ばいの2.627% だった。商品市場も債券市場も少なくともパニック的な売りも買いも見られなかった。
病気も同じである。パニックになるかならないかで本来治るべき病気も治らなくなる。(了)
「政府機関一部閉鎖状態が第二週目に入った。債務上限引き上げ期限10月17日が迫っている。週明け7日のNYダウは、先週末比136ドル安、14,936ドルで取引を終えた。しかし、パニックにはまだ余裕がある。」と8日朝6時台放送の米ブルームバーグ出演のジュリー・ハイマン記者がコメントしていた。8日朝5時45分から放送のモーニングサテライト出演の堀古英司氏は「CDS(国債損失の際の保証比率)をみると米国42、日本63、イタリア234、ギリシャ960と米国債の比率は低い。」と話していた。8日朝7時台のワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は「債務上限引き上げはベイナ―米下院議長次第の状況にある。市場はデフォルトになる事態は想定していない。しかし、赤字上限が引き上げられない事態になれば、市場はパニックになり、世界の金融市場は大混乱になるだろう。」と話していた。
パニックの語源を調べた。ギリシャ神話の牧神Pan(パーン)に由来している。「家畜の群れが、何の前触れもなく突然動き出し、集団で逃げ出す現象について、家畜の感情を揺り動かす見えない存在が牧神パーンと関係していると考え、これを「パーンに関係するもの」ギリシャ語パビコ、英語でパニック(Panic)と呼ぶ。」とフエ―スブックのブログに出ていた。広辞苑でパニックを調べた。恐慌と出ていた。先のフエ―スブックには1873年の恐慌の際、銀行に殺到する様子を描いた絵が出ていた。危機管理の原点は戦争状態はじめ様々な緊急事態に追い込まれたときにいかにして人心をパニック状態に追い込まないか。NYダウは下げ続けているが現状少なくともパニックになる事態ではないと大方が判断している。
週明け7日のNY外国為替市場では、米財政問題を巡る混乱から引き続きドルが売られ、1ドル=96.65~67円、1ユーロ=131.23~25円で取引された。8日のモーニングサテライトゲスト出演のシティ―バンク銀行、尾河眞樹氏は「目先はドル安・円高と見ているがアメリカ経済の回復に伴い、ドル高・円安に転じる。ただ、当初、1ドル=103~105円と見ていた。その後のドル円相場の状況から判断して、1ドル=101円台へ引き下げざるを得ない。」とコメントしていた。7日付けのCNBC電子版にSriJegarajah記者は「目先1ドル=96円割れのドル安・円高を想定している。しかし、米財政赤字上限引き上げが決まれば状況は一変する。ドル円相場のFairValue(公正価額)は1ドル=99円である。足元の相場は行き過ぎている。」と専門家の見方を紹介していた。
7日のNY原油(WTI)相場はバレル81セント安、103.03ドル、NY金相場はトロイオンス15.10ドル高、1,324.80ドルだった。NY債券市場では債券が買われ、10年物国債の利回りはほぼ横ばいの2.627% だった。商品市場も債券市場も少なくともパニック的な売りも買いも見られなかった。
病気も同じである。パニックになるかならないかで本来治るべき病気も治らなくなる。(了)