5センチの火山灰;24日放送スペインTVE(学校で教えてくれない経済学)
「欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスは本店をどこに置くべきかの検討を開始すると明らかにした。規制強化で負担が増している英国から本拠を移す可能性を示唆した。これを受けて同社の株価は一時前日比2.8%急騰した。」と4月24日付ブルームバーグ電子版でStephenMorris記者が伝えた。同行発表文によると「複雑な問題があり、検討にどの程度時間がかかるか、どのような結論になるかに言及するのは時期尚早だが、作業を開始する。」とある。25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「HSBCがロンドンからの移転の検討を始めた。英総選挙の争点のひとつである英国のEU離脱が一つの背景だ。移転先は香港かNYかいずれかになるだろう。HSBCが移転すれば4万人の雇用と5億英ポンドの税収を失う。」と報道していた。
「ラトビアのギアで24日開かれたEU財務相会議はギリシャの対応に対する不満から物別れに終わった。ギリシャ、バルファビス財務相に対する批判が高まっている。次回会合は5月11日に予定された」と24日付WSJ紙電子版が伝えた。25日朝放送のドイツZDFは「会合の後の記者会見でドイツ、ショイブレ財務相は『前向きな提案からほど遠い内容だった』と語った。年金生活者に対する補助や最低賃金保障をギリシャは外さない。」と伝えた。ギリシャは5月11日にユーロ圏に債務返済に始まり、12日にはIMFに8億ユーロ、さらにIMFには6月までに16億ユーロ、7、8月にECBに70億ユーロの国債償還期限が迫っている。年金生活者に対する補助だけで17億ユーロの資金が必要とされる。ギリシャが具体的な財政改善策を出せないところからデフォルト懸念が再び高まってきていると伝えた。
フランスF2はアルメニアの首都エレバンで開かれた迫害犠牲者を追悼する式典にフランス、オランド大統領が参列した。オランド大統領は『アルメニア人虐殺をトルコは認めるべきだ。そうしないと生きている人の気持ちを鎮めることは出来ない。』と語った。トルコから閣僚一人が参列した。若干の変化のきざしと見られている。「トルコがジェノサイド虐殺
だと認めれば賠償が即発生する。式典の後、同じく参列したロシア、プーチン大統領と会談したオランド大統領は『ロシアへのフランス艦船の引き渡しについては現時点では同意できない』と語った」と伝えた。25日放送のスペインTVEは「チリ、カリブコ火山が大噴火した。噴煙は20キロの範囲まで広がった。現在約4,000人以上が避難している。10キロはなれたアルゼンチンにも5センチの火山灰が積もった」と伝えた。
24日、NYダウは強弱まちまちの展開の中、前日比18ドル高、18,080ドルで取引を終えた。3月の米耐久財受注高で航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注が予想外に減少した。これで7ケ月連続の減少になる。一方、ハイテク株価指数ナスダックは36ポイント上げ史上最高値を更新した。米10年物国債が買われ利回りが1.914%へ下落した。ドルが売られ、1ドル=118.97円、1ユーロ=129.34円で取引された。NY原油はバレル57.15ドルへ下落。NY金もオンス1,175.20ドルへ下落した。全般様子見相場が継続している。(了)
「欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスは本店をどこに置くべきかの検討を開始すると明らかにした。規制強化で負担が増している英国から本拠を移す可能性を示唆した。これを受けて同社の株価は一時前日比2.8%急騰した。」と4月24日付ブルームバーグ電子版でStephenMorris記者が伝えた。同行発表文によると「複雑な問題があり、検討にどの程度時間がかかるか、どのような結論になるかに言及するのは時期尚早だが、作業を開始する。」とある。25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「HSBCがロンドンからの移転の検討を始めた。英総選挙の争点のひとつである英国のEU離脱が一つの背景だ。移転先は香港かNYかいずれかになるだろう。HSBCが移転すれば4万人の雇用と5億英ポンドの税収を失う。」と報道していた。
「ラトビアのギアで24日開かれたEU財務相会議はギリシャの対応に対する不満から物別れに終わった。ギリシャ、バルファビス財務相に対する批判が高まっている。次回会合は5月11日に予定された」と24日付WSJ紙電子版が伝えた。25日朝放送のドイツZDFは「会合の後の記者会見でドイツ、ショイブレ財務相は『前向きな提案からほど遠い内容だった』と語った。年金生活者に対する補助や最低賃金保障をギリシャは外さない。」と伝えた。ギリシャは5月11日にユーロ圏に債務返済に始まり、12日にはIMFに8億ユーロ、さらにIMFには6月までに16億ユーロ、7、8月にECBに70億ユーロの国債償還期限が迫っている。年金生活者に対する補助だけで17億ユーロの資金が必要とされる。ギリシャが具体的な財政改善策を出せないところからデフォルト懸念が再び高まってきていると伝えた。
フランスF2はアルメニアの首都エレバンで開かれた迫害犠牲者を追悼する式典にフランス、オランド大統領が参列した。オランド大統領は『アルメニア人虐殺をトルコは認めるべきだ。そうしないと生きている人の気持ちを鎮めることは出来ない。』と語った。トルコから閣僚一人が参列した。若干の変化のきざしと見られている。「トルコがジェノサイド虐殺
だと認めれば賠償が即発生する。式典の後、同じく参列したロシア、プーチン大統領と会談したオランド大統領は『ロシアへのフランス艦船の引き渡しについては現時点では同意できない』と語った」と伝えた。25日放送のスペインTVEは「チリ、カリブコ火山が大噴火した。噴煙は20キロの範囲まで広がった。現在約4,000人以上が避難している。10キロはなれたアルゼンチンにも5センチの火山灰が積もった」と伝えた。
24日、NYダウは強弱まちまちの展開の中、前日比18ドル高、18,080ドルで取引を終えた。3月の米耐久財受注高で航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注が予想外に減少した。これで7ケ月連続の減少になる。一方、ハイテク株価指数ナスダックは36ポイント上げ史上最高値を更新した。米10年物国債が買われ利回りが1.914%へ下落した。ドルが売られ、1ドル=118.97円、1ユーロ=129.34円で取引された。NY原油はバレル57.15ドルへ下落。NY金もオンス1,175.20ドルへ下落した。全般様子見相場が継続している。(了)