(学校で教えてくれない経済学)
13日のNY市場でドルが対ユーロで、1ユーロ=1.0565ドルと、ほぼ12年振り高値をつけた。14日発表の米小売高の大幅伸びが予想される一方、3月の中国輸出2ケタ減少、今週発表予定の中国GDPが低い伸びが予測されることが背景だと13日付、ブルームバーグ電子版でPaulCox記者が書いた。13日付WSJ紙電子版でShuLiRen記者は、ドルが対ユーロで12年振り安値を更新したと伝えたあと、米国は利上げ、欧州、日本は量的金融緩和を維持することから、ドル相場は対円、対ユーロともにさらに上昇するだろうと書いた。一方、浜田内閣官房参与が、「購買力平価からみれば円は売られすぎだ。1ドル=105円が妥当だ」と語ったとWSJ紙、ブルームバーグニュースともに伝えた。NHK/BS「キャッチ!!世界の情報」{経済情報}出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は「浜田発言でNY市場で、ドルは一時1ドル=120円割れまで売られたが後買い戻され、1ドル=120.14~17円、1ユーロ=126.93~02円で取引された。」と話した。
その他為替市場では、豪州ドルが対ドルで売られ、1豪ドル=0.7569ドルと2009年5月来の安値1豪ドル=0.7533ドルに迫った。豪州最大の輸出相手国中国の3月の輸入額が漸減同月比12.7%減と予想外の大幅減が響いたと13日付ブルームバーグでKevinBucklannd記者が書いた。中国経済減速懸念報道で13日、NY銅相場がトン=6,000ドルを割った。つれて鉛、亜鉛、ニッケル、スズが下落した。中国経済減速関連では、14日朝放送のビズネスサテライトで、世界銀行が13日、2015年、16年の世界GDP伸び率は6.7%、6.7%と横ばい、うち中国は昨年の伸びの7.4%から7%へ低下すると発表したと伝えた。一方、NY原油(WTI)先物相場は米国石油生産ブームが鈍化するとの思惑から買われ、1バレル=51.91ドルへ小幅反発した。NY金相場はドル反発を受けて1オンス=1,199.30ドルへ反落した。
13日、NY株式市場では、ドル高や原油安が米国企業業績に悪影響を与えるとの見方が広がり先週上げをリードしたGEが3.1%安と値下がりをリード、NYダウは80ドル安、17,977ドルで取引を終えた。14日朝放送のモーニングサテライト出演のマネックス証券、広木隆氏は『中国経済減速を材料に上海株は政策期待で株価は上昇している。景気が良くなるから金利が上がる。利上げ期待からドルが上がる。それが本来の株高の姿だが、現実の相場には反映されて来ていない。』と解説していた。
14日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2がスイスに始まりドイツ、オランダときてフランスの銀行にもお金を借りて金利をもらえるマイナス金利が始まったと紹介していた。それでも銀行はどうしてお金を貸すのかとキャスターが経済担当記者に質問すると「お金があふれかえっているからだ。銀行は運用しなければならない。マイナス金利でもトータルで見れば何もしないよりプラスだと受け止めている。」と解説していた。日本と欧州はお金を刷りまくる。アメリカは利上げを視野にいれた。ドル高は好むと好まざるとにかかわらず進む。現時点専門家の間で年内1ドル=0.89ドルの予測まで出てきた。(了)
13日のNY市場でドルが対ユーロで、1ユーロ=1.0565ドルと、ほぼ12年振り高値をつけた。14日発表の米小売高の大幅伸びが予想される一方、3月の中国輸出2ケタ減少、今週発表予定の中国GDPが低い伸びが予測されることが背景だと13日付、ブルームバーグ電子版でPaulCox記者が書いた。13日付WSJ紙電子版でShuLiRen記者は、ドルが対ユーロで12年振り安値を更新したと伝えたあと、米国は利上げ、欧州、日本は量的金融緩和を維持することから、ドル相場は対円、対ユーロともにさらに上昇するだろうと書いた。一方、浜田内閣官房参与が、「購買力平価からみれば円は売られすぎだ。1ドル=105円が妥当だ」と語ったとWSJ紙、ブルームバーグニュースともに伝えた。NHK/BS「キャッチ!!世界の情報」{経済情報}出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は「浜田発言でNY市場で、ドルは一時1ドル=120円割れまで売られたが後買い戻され、1ドル=120.14~17円、1ユーロ=126.93~02円で取引された。」と話した。
その他為替市場では、豪州ドルが対ドルで売られ、1豪ドル=0.7569ドルと2009年5月来の安値1豪ドル=0.7533ドルに迫った。豪州最大の輸出相手国中国の3月の輸入額が漸減同月比12.7%減と予想外の大幅減が響いたと13日付ブルームバーグでKevinBucklannd記者が書いた。中国経済減速懸念報道で13日、NY銅相場がトン=6,000ドルを割った。つれて鉛、亜鉛、ニッケル、スズが下落した。中国経済減速関連では、14日朝放送のビズネスサテライトで、世界銀行が13日、2015年、16年の世界GDP伸び率は6.7%、6.7%と横ばい、うち中国は昨年の伸びの7.4%から7%へ低下すると発表したと伝えた。一方、NY原油(WTI)先物相場は米国石油生産ブームが鈍化するとの思惑から買われ、1バレル=51.91ドルへ小幅反発した。NY金相場はドル反発を受けて1オンス=1,199.30ドルへ反落した。
13日、NY株式市場では、ドル高や原油安が米国企業業績に悪影響を与えるとの見方が広がり先週上げをリードしたGEが3.1%安と値下がりをリード、NYダウは80ドル安、17,977ドルで取引を終えた。14日朝放送のモーニングサテライト出演のマネックス証券、広木隆氏は『中国経済減速を材料に上海株は政策期待で株価は上昇している。景気が良くなるから金利が上がる。利上げ期待からドルが上がる。それが本来の株高の姿だが、現実の相場には反映されて来ていない。』と解説していた。
14日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2がスイスに始まりドイツ、オランダときてフランスの銀行にもお金を借りて金利をもらえるマイナス金利が始まったと紹介していた。それでも銀行はどうしてお金を貸すのかとキャスターが経済担当記者に質問すると「お金があふれかえっているからだ。銀行は運用しなければならない。マイナス金利でもトータルで見れば何もしないよりプラスだと受け止めている。」と解説していた。日本と欧州はお金を刷りまくる。アメリカは利上げを視野にいれた。ドル高は好むと好まざるとにかかわらず進む。現時点専門家の間で年内1ドル=0.89ドルの予測まで出てきた。(了)