(学校で教えてくれない経済学)
イエレン米FRB議長は10日の米議会証言で米経済へのリスクが増大しているとの認識を示唆したと11日付けのWSJ紙電子版でJonHilsenrath記者が書いた。11日付けのブルームバーグ電子版でCraigTorres記者は「イエレン米FRB議長は政策金利を緩やかなペースで引き上げると議会証言で述べた。しかし、その一方で、金融市場の混乱が続いた場合、2016年の複数回利上げという道筋から外れる可能性があることを明確にした」と書いた。
同記事によれば「イエレン議長は、昨年の米成長率は1.75%に達成した模様だと述べ、特にドル高で輸出企業が悪影響を受けたと説明した。その一方で、燃料の値下がりや安定した雇用増加が助けとなり家計の支出は増えた。その傾向は今後も続くと予想した。イエレン議長は米国の金融環境は最近、経済成長への寄与度が低下している。そうした状況が続けば経済活動や労働市場の見通しを圧迫する可能性があると述べた」と書いた。
「イエレン証言を受けて、10日のNY外為市場は、日本円が2014年10月以来の水準に上昇、1ドル=113.30円で取引された。ドル指数は3ケ月ぶりの低水準に達した。」と11日付けブルームバーグでLananhNguyen記者が書いた。ブルームバーグ、JosephCiolli記者は「イエレン議長証言は米国株への売り浴びせを止められるほどハト派的でないと受け止められ、NYダウは前日比99ドル安、15,914ドルで取引を終えた。」と書いた。10日のNY原油≪WTI≫相場は、米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が過去最高を記録した。輸入が減り米国の石油在庫は減ったが、あくまで一時的として、前日比1.8%下落、バレル27.45ドルと記録的低さまで値下がりしたとブルームバーグ、MarkShenk記者は書いた。10日のNY金先物相場はオンス1,200ドルが壁になり、利益確定の売りが出て、前日比0.3%安のオンス1,194.60ドルで取引を終えた。「金は今年に入って13%上げ、好調なスタートを切った」とブルームバーグ、JoeDeaux記者は書いた。
11日朝は日本は国民の祝祭日、NHK/BS「ワールドニュース」は放送なし。埋め草に先日のワールドサッカーのイラク戦の様子をビデオ放送していた。米CNNと日経CNBCは日本の祝祭日でも放送している。11日朝放送の米CNNによれば、10日行われた米大統領選挙予備選、ニューハンプシャー州で民主党ではサンダース候補が60%と38%のクリントン候補に大差をつけた。一方、共和党は、トランプ氏が35.3%でトップ。主流派ルビオ、クルーズ、ブッシュ3候補が11%で並んだ。今後3候補の一本化が進まなければトランプ氏が7月の党大会まで走り続ける可能性が出てくる。クリントン候補は期待の南部での黒人支持基盤でどこまで挽回できるかと分析していた。ニューハンプシャー州での投票者の声を聞いていると「クリントンは信用できない」と切り捨てる意見が目立った。出口調査では若者の80%がサンダースを支持していた。共和党ではワシントン政治にほとほと嫌気がさしたという意見が多かった。誰がアメリカの大統領になるか日本人としても無視できない。
無視できない出来事として、原油バレル27ドル、為替レート1ドル=113円も同じだ。(了)
イエレン米FRB議長は10日の米議会証言で米経済へのリスクが増大しているとの認識を示唆したと11日付けのWSJ紙電子版でJonHilsenrath記者が書いた。11日付けのブルームバーグ電子版でCraigTorres記者は「イエレン米FRB議長は政策金利を緩やかなペースで引き上げると議会証言で述べた。しかし、その一方で、金融市場の混乱が続いた場合、2016年の複数回利上げという道筋から外れる可能性があることを明確にした」と書いた。
同記事によれば「イエレン議長は、昨年の米成長率は1.75%に達成した模様だと述べ、特にドル高で輸出企業が悪影響を受けたと説明した。その一方で、燃料の値下がりや安定した雇用増加が助けとなり家計の支出は増えた。その傾向は今後も続くと予想した。イエレン議長は米国の金融環境は最近、経済成長への寄与度が低下している。そうした状況が続けば経済活動や労働市場の見通しを圧迫する可能性があると述べた」と書いた。
「イエレン証言を受けて、10日のNY外為市場は、日本円が2014年10月以来の水準に上昇、1ドル=113.30円で取引された。ドル指数は3ケ月ぶりの低水準に達した。」と11日付けブルームバーグでLananhNguyen記者が書いた。ブルームバーグ、JosephCiolli記者は「イエレン議長証言は米国株への売り浴びせを止められるほどハト派的でないと受け止められ、NYダウは前日比99ドル安、15,914ドルで取引を終えた。」と書いた。10日のNY原油≪WTI≫相場は、米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が過去最高を記録した。輸入が減り米国の石油在庫は減ったが、あくまで一時的として、前日比1.8%下落、バレル27.45ドルと記録的低さまで値下がりしたとブルームバーグ、MarkShenk記者は書いた。10日のNY金先物相場はオンス1,200ドルが壁になり、利益確定の売りが出て、前日比0.3%安のオンス1,194.60ドルで取引を終えた。「金は今年に入って13%上げ、好調なスタートを切った」とブルームバーグ、JoeDeaux記者は書いた。
11日朝は日本は国民の祝祭日、NHK/BS「ワールドニュース」は放送なし。埋め草に先日のワールドサッカーのイラク戦の様子をビデオ放送していた。米CNNと日経CNBCは日本の祝祭日でも放送している。11日朝放送の米CNNによれば、10日行われた米大統領選挙予備選、ニューハンプシャー州で民主党ではサンダース候補が60%と38%のクリントン候補に大差をつけた。一方、共和党は、トランプ氏が35.3%でトップ。主流派ルビオ、クルーズ、ブッシュ3候補が11%で並んだ。今後3候補の一本化が進まなければトランプ氏が7月の党大会まで走り続ける可能性が出てくる。クリントン候補は期待の南部での黒人支持基盤でどこまで挽回できるかと分析していた。ニューハンプシャー州での投票者の声を聞いていると「クリントンは信用できない」と切り捨てる意見が目立った。出口調査では若者の80%がサンダースを支持していた。共和党ではワシントン政治にほとほと嫌気がさしたという意見が多かった。誰がアメリカの大統領になるか日本人としても無視できない。
無視できない出来事として、原油バレル27ドル、為替レート1ドル=113円も同じだ。(了)