ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NYダウ様子見で小幅安、NY原油バレル30.77ドル維持、ドル売られ1ドル=113円前半へ

2016-02-19 10:06:04 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


中国深圳はここ35年成長を続けてきたがここへきて陰りが出てきた。その一方で、従来主力だった玩具、衣料品、OA機器からドローンなどに転換した企業が収益を伸ばしている。その代表が雷柏科技だ。現在中国ではカメラ付きドローンの生産は300万台に達したなどと2月10日付WSJ紙が伝えたと19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」、キャッチ!世界の視点」出演のWSJ紙日本版編集、高野隆児氏が紹介した。週間で2本紹介するWSJ紙記事の中からWSJ紙2月11日付けでプリンストン大学が2008年から顔写真をもとにした分析結果では、人の評価は第一印象で決まる。見た目により実際の判決で死刑が無期に変更されたケースもある。人間の脳の働きには脳みそがあまりいっぱいになれば簡単に判断することが分かったと紹介していた。

19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」ではカタール、アルラジーラはトルコ、アンカラでの自爆テロで28名が死亡、100人近い負傷者が出たと伝えた。エルドアン大統領は容疑者を特定、逮捕した。クルド独立派、PKKグループの犯行と断定したと伝えた。英BBCはEU28ケ国首脳会議が18日深夜にかけて開催されている。カメロンシ首相はEU規則変更を求めて一人一人説得した。ドイツ、メルケル首相は「イギリスのEU離脱を阻止するためにはすべてを尽くす」と語った。一方、フランスのオランド大統領は「イギリスのEU離脱は望まない。しかし、イギリスにのみ例外を認めることはできない」と語った。東欧諸国は移民に対して4年間外国移移民社会保障を与えないことは認められないとの立場を崩していない。カメロン首相に対する国民の評価が残された数時間で決まるかもしれない。交渉は難航している。EUからのイギリスの離脱をめぐる世論調査ではEU離脱賛成49%、EU残留を望む51%と拮抗している。EU首脳会議での決定、カメロン首相の見解は重要な影響を与えるだろう」と伝えた。一方、19日朝放送のスペインTVEは「中国の大手銀行がマネーロンダリング〈資金洗浄〉疑惑で関係者5人が逮捕された」と伝えた。中国CCTVも「中国商工銀行のマドリード支店関係者が資金洗浄の疑いで逮捕された。同行は情報提供し捜査に協力している。」と伝えた。国営ロシアテレビは「ウクライナ政権は事実上崩壊した。連立政権から反対野党が離脱した」と伝えた。シンガポールCNAは「米ケリー国務長官は中国によるナンシャ諸島でのミサイル基地設置は問題だと発言した。これに対して中国外務省コーライ報道官は中国の主権に対する侵害だと抗議した」と伝えた。

18日のNY市場は3連騰のあとをうけて様子見気分からNYダウは前日比40ドル安、16,413ドルで取引を終えた。2月のフエデラル連銀指標が6ケ月連続減、1月の先行指標もマイナスを示したことから景気減速が示唆された。NY外為市場では1ドル=113.23~28円、1ユーロ=125.75~79円でドル安、円高が進んだ。NY原油≪WTI≫先物相場は、アメリカの原油在庫が増加したことを材料に弱含みに推移、バレル30.77ドルとほぼ横ばいで推移した。NY金相場は反発、オンス1,226.10ドルで取引を終えた。日本に住んでいるとワールドニュースと無縁に見えるからむしろ怖い気がする。(了)

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西宮の名医、原老柳のこと;講師、古西義麿先生(スケッチ&コメント)

2016-02-19 07:51:41 | スケッチ


西宮の名医、原老柳のこと;講師、古西義麿先生

江嵜企画代表・Ken


西宮文化協会2月行事として2月17日(水)午後1時半から、西宮神社会館で、『西宮生まれの名医、原老柳(はらろうりゅう)』の話を講師、緒方洪庵記念財団、古西義麿先生から聞くことができた。いつものように会場の様子をスケッチした。

老柳は天明三年(1783)、医家、戸田宗哲の長男として西宮札場筋に生まれた。長じて「学の洪庵か、術の老柳か」と呼ばれたという。当時の『医師番付』が残っているが、老柳は名医の誉れ高く、大関の最高位、緒方洪庵は関脇だった。幕末の洋学教育に巨大な足跡を残した。

戸田家は代々医を業としていたが、祖父宗哲のころから医名が知られるようになった。父、吉信は老柳が3歳の時なくなった。妻子を残し遊興にふける老柳を母は勘当、戸田姓を使わせなかった。

老柳は、1811年、28歳の時に大阪備後町で開業した。放蕩はその後も続いた。長崎、江戸を経て1815年,伊丹で開業、1818年に勘当を解かれたが、その年に母せい子没す。1825年に再び大阪で開業、29年間つづけた。

1854年,西宮でなくなった。72歳だった。遺骸は西宮茂松庵に甕棺に土葬された。昭和5年に満池谷墓地に移された。甕棺を開けたとき、埋葬時のままだったのが外気に触れて一瞬に崩壊、強い異臭を放ったと伝えられる。

老柳を語るには交友関係の広さである。老柳は、医学のほかに漢詩,和歌、俳諧、連歌、謡曲、書、囲碁にも優れていた。「適塾」を開設した緒方洪庵や頼山陽、篠崎小竹など多くの文化人とも交流があった。老柳は緒方洪庵の「除痘館」建設に尽力した。

緒方洪庵は1862年に痘苗を入手、大坂に「除痘館」を建てた。老柳は遊学中に種痘を学んだ。分苗所(ワクチン分与)として緒方洪庵21ケ所、老柳16ケ所あった。老柳は牛痘種痘への取り組みは医師の衿持としたと伝えられる。

講師の古西先生によれば、遊蕩も老柳の交友関係の広さを助けたが、遊蕩は医者として人間観察力にも力を貸したかもしれないと話した。精神科医、診察内科医として生かされた。老柳は人情医者で、貧しいものからはお金は取らなかった。診療費や薬代の代わりに大根、米、アユなどを家の前に並べたという。

緒方洪庵の名は教科書にも紹介され、日本人で知らない人はいないかもしれない。しかし、戸田老柳は、「学の洪庵か、術の老柳か」と称された江戸時代きっての名医だった。文化人としても欠かせない人物だったことも今回の講演で、初めて知った。貴重な機会をいただいた西宮文化協会にひたすら感謝である。(了)


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