ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

「今は利上げできる状況でない」としてドル売り進み、1ドル=116円台、ドル安進み資源相場上昇

2016-02-05 10:47:30 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


NY連銀調査によると米国の若者層22~27歳の年間所得が4万4千ドル(約515万円)へ2003年来最高を記録した。若者の失業率が2010年の7%から現在4.9%へ低下した。米大学上位10校のうち8校で技術系8万ドル(約940万円)に対して事務系は3万2千ドル(約370万)だったと1月29日付けWSJ紙記事をNHK/BS「キャッチ!世界の視点」出演のWSJ紙日本版担当の高野隆児氏が紹介していた。このコーナーでは過去1週間の記事の中から2本選ぶ。この日2番目のWSJ紙の記事は、1月29日付けから翻訳設備が進歩して10億人が母国語以外の言葉を日常に使っていると紹介していた。まずは母国語をしっかり身につけることが大事だと常々思っているが、翻訳機能が進歩して来ているというニュースはまことに力強い。

5日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でカタール、アルジャジーラは「シリア和平交渉がシリア政府側と反政府側で折り合いがつかず中断、改めて28日開催することになったと伝えた。その背景の一つにロシアによるシリア空爆でアサド政権側が政府軍、反政府軍、IS3つどもえの戦闘のなかで政府軍が多くの領土を奪還した。交渉のテーブルにつける状態でなくなったと反政府側のスポークスマンは語ったと伝えた。国営ロシアテレビは「ロシアのシリア空爆が成果を上げている。政府軍陣地奪還に成功した。一方、トルコ空軍がシリア国境付近での攻撃で民間人を含む多数の死傷者が出ている。」と伝えた。英BBCは4日からロンドンで始まったシリア難民支援国際会議で日本円換算で約1兆2,000億円資金供与することでまとまったと伝えた。ドイツ3,000億円、アメリカ1,000億円、英国は2020まで合計で2,000億円、日本400億円の拠出が決まった。トルコ、レバノン、ヨルダン代表が「もはや我々のできることは限界に達した」と演説する様子を伝えていた。英BBCは「支援することは結構なことである。しかし、シリアでの戦闘を一刻も早く終えることが先だ。ところがシリア和平交渉は決裂した」と伝えていた。その他の「ワールドニュース」では5日朝放送のスペインTVEは「ヨーロッパ大陸初のキガ熱患者がスペイン、マドリードの病院で確認された。妊娠13週間目の41歳の女性でコロンビアから帰国した。スペイン衛生当局はいまのところ詳細は判明していないと伝えた。

一方、NY株式市場では、ドル安がさらに進み、商品価格が上昇したことで多国籍企業に
プラスになるとして乱高下したが、NYダウは前日比0.5%,79ドル高、16,416ドルで取引を終えた。NY外為市場では、いまは利上げの時期ではないとの見方が増え、引き続きドルが売られ、1ドル=116.84円、1ユーロ=130.88円で取引された。NY原油WTI相場は一時バレル33ドル台まで買われたが、米国の石油在庫が80年来最高に達したとの情報から売られ、バレル31.72ドルで取引を終えた。ドル安はNY金相場を押し上げオンス1,157.60ドルで取引を終えた。ドル安進行でプラチナ、銀、銅、アルミ、亜鉛、ニッケル、鉛、スズがそろって値上がりしたと5日付けブルームバーグ電子版でJaneAttward記者が書いていた。ドルの潮目が変わったのかどうかについては現時点では不明である。(了)

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