ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米企業決算発表支援NYダウ一時130ドル高も利上げ観測台頭、77ドル高で終了、ドル買われ1ドル₌104円台回復

2016-10-25 11:00:17 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「米国は1898年のフィリピン侵攻と暴力による制圧を償っていない。米国と訣別すると宣言したドゥテルテ大統領の愛国心は、フィリピンの左派寄りの政党に共通するこうした思いを映し出している。植民地支配が残した傷跡だ。71歳のドゥテルテ大統領はミンダナオ島の州知事の家に生まれた。そこはカトリック教徒が圧倒的に多い地域にあってイスラム教徒が多数占めていた。」と24日付けWSJ紙電子版でTreforMoss記者が書いた。25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフィリピンABS-CBNは「ドゥテルテ大統領のアメリカとの決別発言後、フイリピン訪問中のラッセル米国務次官補との会談を終えたヤサイ比外相は『フィリピンはアメリカとの関係は従来通り維持する』と記者会見で語った。ラッセル氏は『アメリカは困惑している。ドゥテルテ大統領の発言はフィリピン単独の問題ではない。他の同盟国を狼狽させている。』と語った。」と伝えた。ドゥテルテ大統領は25日日本を訪問する。26日に安倍首相と会談を予定している。ドゥテルテ大統領が日本でどのような発言をするか注目されるとNHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」が伝えた。

「EUが悩むカナダとの貿易協定、そして自らの将来」と題して24日付けWSJ紙電子版でSimonNixon記者は「EUの問題は、民主主義でなさすぎることではない。民主主義的でありすぎることだろう」と書いた。NHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「EUとカナダとのCETA(包括的経済貿易協定)が人口350万人ベルギー南部ワロン地域の反対で当初予定されていた5億のEUとカナダとの調印が延期される見通しとなった。ワロン地域議会は反対する農業関係者を説得しているが成功していない。トスクEU大統領は締結をまだ諦めていないと語った」と伝えた。一方、フランスF2は「俗にいうジャングル、カレー難民キャンプ解体が25日に始まる。難民分散が24日始まった。あくまで一時的措置である。一端分散して収容されるが来年4月までには他に出て行かなければならない。」と伝えた。英BBCは「フランス、カレー、ジャングルには2,000人が収容されている。他の場所に強制送還される難民を乗せたバス60台が24日未明出発した。行き先は明らかにされていない。難民の大部分がイギリスを希望している。イギリスに家族が確認されれた200人の子供はイギリスに送られる。」と伝えた。アジア関係では25日朝放送の韓国KBSは「朴槿恵大統領は任期中に憲法改正するよう国会に要請した。現在の大統領5年制度は政策の継続性を損なう。1948年に出来た制度である。企業は安定した投資が出来ない。一貫性がないため北の脅威を許している」と朴大統領は憲法改正の必要性を訴えたと伝えた。中国CCTVは「ドゥテルテ大統領と習国家主席との間で南シナ海問題を一時凍結する。中国赤十字は台風被害に10万ドル支援を決めた。中国政府は積極的支援を決めた」と伝えた。

24日のNY市場では米企業業績堅調を材料にNYダウが一時130ドル上げた。後場に入り年内利上げ観測が強まり77ドル高、18,223ドルで取引を終えた。NY外為市場では利上げ期待からドル上昇、1ドル=104.31円、1ユーロ=113.38円でと取引された。NY原油WTIはイラクが適用除外を求めたためバレル50.12ドルへ反落。NY金は1,262ドルへ下落。(了)

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日本画家、森田りえ子さん大いに語るat朝日カルチャーセンター京都(スケッチ&コメント)

2016-10-25 07:30:39 | スケッチ
日本画家、森田りえ子さん大いに語る


江嵜企画代表・Ken



10月22日(土)午後3時半から朝日カルチャ―センター京都で開かれた講師、日本画家、森田りえ子さん、聞き手、日本画家、川島渉さんの講演会を楽しみに出かけた。日本画教室の仲間有志も会場にかけつけた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

プロジェクターに写される代表作品の映像を解説す形で話が進められた。最初の絵は「ティーンエイジ」のタイトルで、ラガーシャツにジーパンをはいて座る少女の映像が現れた。森田画伯の24歳の時の作品。上半身は同級生がモデル、下半身はご自身をモデルに合体した絵と説明があった。

顔に陰影をつけた。日本画は線で決まります。当時の大学の美術教育では陰影をつけることを教えてもらえなかった。線と陰影のせめぎあいです。思春期の少女の不安との葛藤を描いた作品ですと森田画伯は解説された。

画面は3人の老人が駅のプラッホームの席に腰をおろした「シルバーシート」と題する絵に変わった。そのころ電車の中でクロッキ―をよく描いていた。お年寄りの手や顔のしわには年輪が刻み込まれれている。人生の妙を描きたかった。祖父やお友達をモデルにした。もともと人物画が好きでした。得意だったのですよと森田さんは言葉を添えられた。

森田りえ子画伯と言えば、花の森田、糸菊の森田で今やよく知られている。しかし、森田画伯に言わせれば、花だけの作家でないですよ。人物も描きます。人物画では舞妓、「KAWAII」の連作。景色も描きますわよと、香港の町を描いた大作「光の入り江」が画面に登場した。

場面は花の絵に移った。花への想いは24歳以降から。全身全霊で花が伝えようとする花の想いを正面から受け止め、それを作品に残すのです。花を描いていると蝶やハチがやってきます。カエルも蛇も来ます。鳥も来ますよ。風のざわめきが聞こえます。描いているとだんだん心地よくなって来るのです。自分は同じ世界に生きているのだと実感します。花は喋らない。声にならない花の気持ちを絵に残すことが使命となりましたと森田画伯の話が俄然熱を帯びてきた。

花から屏風絵に挑戦する。「屏風はすごく使い勝手がいいのです。すごく便利で合理的なんです。屏風のすごいところは自立するとこです。立てたときに陰影が出るのです。これこそ日本人の知恵なんでしょうね」と森田さんの声に一段と力が入った。

次に扇面に挑戦する。そして鹿苑寺金閣、2007年の落成法要を期に金閣方丈の杉戸絵に挑戦する機会を有馬頼底先生からいただいた。1000年近く生きてきた杉の板が手元に届きました。命の証でしょう。木目が暴れているのです。ふと気が付いたら絵が赤く染まっていた。杉に触れて手が切れて出血していた。絵描きは格闘家ですと。また杉の香りが素晴らしかったと言葉を添えた。

講演の後、数人が質問した。これで完成とどうして決めるのですかと最初に手を上げてたある女性が聞いた。「描いていてここでおしまいとわかるのです。おしまいとなると一切手を加えません」と森田さんはきっぱり。

森田画伯は「何事もそうですが、世間のランクで物を見てはいけない。絵もそうです。響き合うものが大事だと思います。大好きなもに入り込む。大好きなものに傾倒することが大事だと思います。日本画は確かにむつかしいと思います。そこを乗リ超えたとこから楽しみが始まります。それまでの時間は全てその時の準備期間なのです。」と話して講演を終えられた。

森田りえ子画伯は朝日カルチャーセンターで12年、上村淳之先生の助手として教室の生徒を教えた。はじめ生徒さんの方が花の絵がうまかった。猛烈に勉強した。石本正先生とご一緒した欧州研修旅行でプロの絵描きさんのすごさを教えられたと。1時間半の講演を1枚の紙に書ききれないことを白状する。(了)

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