NY原油バレル50ドル乗せ、NY外為、一時1ドル₌104円、NYダウ、米雇用統計待ちで様子見

（学校で教えてくれない経済学）


「ドルが対円で8営業日続伸した。7日発表の米雇用統計で年内利上げの可能性が高まるとの観測が広がっている。6日のNY外為市場で、ドルは全ての通貨に対して値上がりした。先週の新規失業保険申請件数が1973年以来の低水準を記録した。ISM景況感指数が1年ぶりの高い水準だった。主要6ケ国の2年物国債の利回りが年初来最大幅の上昇となった。円は対ドルで1ドル＝103.98円、対ユーロで115.84円で取引された。シカゴ連銀、エバンス総裁は5日、経済データの改善が続けば年末までに1回の利上げはあると述べた。リッチモンド連銀のラッカー総裁は利上げの根拠はあると述べた。日本円のような低金利通貨は特に影響を受けやすいとの見方がでている。英ポンドは対ドルで3日連続で値下がりした。ブルームバーグのエコノミストの調査では9月の米雇用者数≪非農業部門≫は17万2,000人増、8月からの伸びが加速するとみている。」と7日付けのブルームバーグ電子版でMaciejOnoszko,MariannaAragao記者が書いた。

「6日のNY原油（WTI）先物相場が6月以降初めてバレル50ドル台に乗せ、バレル50.44ドルで取引を終えた。OPEC減産合意と米原油在庫減少を材料に世界的な原油供給超過が解消に向かうとの観測が広がった。一番の話題は北米の原油の貯蔵水準が大きく落ち込んだことだ。OPEC合意は市場支援の一助に過ぎないとの見方が出ている。」と7日付けブルームバーグ電子版でMarkShenk記者が書いた。一方、7日付けWSJ紙電子版でBenoitFaucon,SummerSaid両記者は「OPECのバーキンド事務局長は来週、ロシアに原油減産合意への参加を打診すると複数のOPEC関係者が明らかにした。ノバク、ロシアエネルギー相との会談が予定されている。OPECは世界の原油生産の1/３を占めているが非加盟産油国にも減産取り決めへの参加を呼びかけている。」と書いた。NY株式市場では8日の米雇用統計待ちで様子見、NYダウは12ドル安、18,268ドルで取引を終えた。NY金はドル上昇を受けてオンス1,249.80ドルへ続落した。

7日放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBC、フランスF2,米ABCが共に「ハリケーン「マッシ―」がフロリダの南200キロに接近した。ハイチでは死者100人を超えた。コレラ蔓延が危惧されている。フロリダ州知事が非常事態宣言を出した」と伝えた。フランスF2はシリア、アレッポで命がけで空爆にさらされる中一般市民救済に命がけで活動を続ける民間防衛隊「ホワイト・ヘッド」にノーベル平和賞をとの声が高まっている」と伝えた。ホワイト・ヘッドは彼らの白いヘルメットから名づけられた。3,000人で構成されている。既に142人の犠牲者を出した。現地入りしたフランスF2の記者に「ノーベル賞がもらえるとありがたい。我々の老朽化した医療設備に資金が使える」と話す様子を映していた。フランスF2はシリア和平に取り組む国連のデミストラ特使は「ロシアとシリア政府軍は1,000人のヌスラ戦線攻撃のためにアレッポの町を崩壊させようとしている。しかし、アサド政権はヌスラ戦線はテロリストだとの見方を全く変えていないと語った。」と伝えた。ドイツZDFは「ポーランド議会は6日人工妊娠中絶禁止法案を多数で否決した。」と伝えた。（了）