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29日、NYダウ、ドル、原油全て下落、一方、不安定なトランプ時代に備えて安全資産としてNY金に見直し買い

2016-12-30 11:52:07 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「お役所流ツイッター作法、トランプ大統領で変わる?安全第一の省庁アカウント、作成から投稿まで2日かかることも」と30日付けWSJ紙電子版でArunaViswanatha記者が書いた。一方、30日付けブルームバーグ電子版でEddievanderWalt記者は「トランプ次期大統領の時代は、頻繁にツイッターに投稿し、来年1月20日に就任する前にも関わらず対立国を挑発し、同盟国を不安にさせている。ダブリンの金のブロ―カー、ゴールドコアのディレクター、マーク・オバーン氏は『フィルターがかかっていない最大140文字のトランプ氏による投稿は、米国と主要貿易相手国との間に緊張を生み出す可能性が高い。市場は既に英国のEU離脱選択によって揺るがされている。欧州で予定されているフランス、ドイツ、オランダの選挙とサイバー空間での対立に対する懸念が、安全資産である金投資につながりそうだ』と述べた」と書いた。29日のNY金相場はドルが引き続き売られたことを材料に、1.5%高オンス1,158.10ドルで取引を終えた。

29日のNY外為市場では、年末特有の薄商いのなかで、安全資産として米国債が買われ、利回りが低下し、ドルは対円で一時、1ドル=116.05円まで下げた。あと戻して1ドル=116.30円で取引された。ドルは対ユーロでも下げ、1ユーロ=1.0490ドルで取引された。ユーロは対円では1ユーロ=123.15円で取引された。トランプ次期米大統領選出後米景気対策期待を背景にドル相場は急騰した。トランプ次期政権が1月20日から始動する。米国の製造業テコ入れなら余りのドル急騰にはブレーキがかかると市場は読んでいるのかもしれない。米FOMCは2017年、年3回の利上げを先のFOMC会合で予想した。昨年は年4回の利上げを予想した。結果は1回のみだった。2017年も年末に振りかえって見れば年1回の小幅の利上げにとどまると市場は予見しているのかもしれない。

29日のNY原油(WTI)市場は9営業日ぶりに下落した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間米原油在庫が増加したことを材料に下げ、バレル53.77ドルで取引を終えたと30日付けのブルームバーグニュースが伝えた。ロシアのプーチン大統領が後ろ盾になり年末のOPEC減産合意にこぎつけた。29日、シリア政府軍と反政府軍との間でシリア内戦停止協議を始めることで合意したとインターファックス通信は伝えた。プーチンが指示したとみられる。「オバマ米大統領は先の米大統領選挙でロシアがハッカー攻撃でトランプ政権を支援した。その報復として、ロシアの情報部員を35人追放すると29日演説した。これに対してロシア、ぺスコフ大統領報道官は『今回の決定はオバマ大統領が下したものだ。3週間後にはトランプ氏が国家元首になるという事実が出発点だ。この当然のことを念頭にいれる』と述べた」と30日付けブルームバーグ電子版でJustinSink記者らが書いた。

29日、NYダウは年末控えた薄商いの中、13ドル安、19,819ドルで取引終了。NYダウはトランプ期待から急騰していた。ドル、原油、NYダウも休みたがっているのであろう。(了)








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