ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

野中道夫先生大いに語るat神戸国際大学講演会(スケッチ&コメント)

2016-12-01 18:35:25 | スケッチ

野中道夫先生大いに語る
江嵜企画代表・Ken



六甲アイランドにある神戸国際大学、2016年第2回講演会が北祐会神経内科病院の野中道夫先生を講師に11月26日(土)午後1時半から同大学キャパス4階階段教室で開かれた。

「なぜ、食べ物が気管に入ってしまうのか」がテーマだった。教室は年相応の方々で大げさでなく超満員だった。たまたま空いていた席を見つけて潜り込むように座りスケッチした。

野中先生はいきなり年を取るとガンで死にません。誤嚥で肺炎になりなくなる人が多いのです。長い間、肺炎で亡くなる方は少なかった。ところが最近は高齢者人口の増加とともに肺炎の死亡数は増えていますと話をはじめた。

飲み込むことを専門用語で嚥下(えんげ)と呼びます。英語で燕はSwaollowと書きます。飲み込むこともSwallowです。おそらく燕のお母さんがエサを持ち帰ったときの子供たちの口の姿から文字が生まれたのでしょう。

野中先生は獣医さんの大学に入ったあと医科大学に進んだ。この日の講演で動物の話が頻繁に出て来た。サルの話ではサルの頭部の断面図と人の赤ちゃんの断面図を並べ人の赤ちゃんはサルの喉の形に極めて似ている。そもそもひとの喉の形は誤嚥しやすい構造なのです。赤ちゃんは鼻で呼吸しています。サルも鼻で呼吸していますから誤嚥しませんと話された。

ワニはガブっと獲物にかみついても何不自由なく呑み込めます。ワニの喉の形が誤嚥できないように出来ているからです。一方、人の喉には多くの利点があります。人は言語を操り人と人とのコミミュニケーション力をつけ進歩してきました。言語機能だけでなく、人は食べ物を口に入れたとき香しい匂いが鼻に抜けることをも楽しむことができるようになりました。

話を元に戻します。物が口の中に入れ、咀嚼すると唾液が出てきます。食べ物の塊が鼻に抜けないように喉の奥にある咽頭蓋が蓋をします。次に食べ物が気管に入らないように下咽頭蓋が蓋をします。食べ物が通過するときに間違ったところに行かないように遮断機が降りてくれるのです。全て条件反射でやっています。

講演のあと数人が質問した。一番手の人が「どうしたら誤嚥にならないのでしょうか?教えてください」と率直に聞いた。野中先生は「まず人の喉は「誤嚥」しやすい構造になっていることです。喉が詰まりそうになると反射的に咳払いします。遠慮なく咳をしてください。咳をすることによって食べたものが食道に入らないように飛ばしてくれます。咳払いは誤嚥を反射的に防いでいるのです。」と答えた。

「人の喉は、ワニのようにがぶっと飲み込めない構造にできています。だから飲み込むように食べないことです。時間をかけて、よく噛んでください。少しづつ食べていただければ全く問題ありません」と野中先生は答えた。次に「誤嚥を防ぐためのトレーニング方法はありますか」と聞いた。野中先生は「おしゃべりをすることでしょう。それと飲み込みやすい食べ物を出来れば選んでください」とつけ加えた。

質問入れて1時間半の話の半分は鼻(鼻孔)、口(口腔)、喉(咽頭)、気管、食道とそれぞれの位置と形を繰り返し映像で見せた。人の頭部を輪切りにした断面図を見ると気管が食道の前にあることを初めて知った。気管が食道の前に位置しているからどうしても食べたものが気管に入りやすい。人は誤嚥しやすい構造になっているのである。

人は呼吸を止めることなく同時に食べることが出来る。人間の身体は実によくできている。食べたものが気管に入らないで食道へ無事移動する機能にひたすら感謝である。野中先生の「赤ちゃんは誤嚥しません。赤ちゃんは鼻で呼吸しているからです。」という言葉が一番強く印象に残った。呑み込みの悪い素人がまとめるには難物の講演会だったことを白状する。(了)


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OPEC減産合意でNY原油49ドル台へ反発、NY外為市場でドル買われ1ドル=114円台

2016-12-01 10:47:20 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「OPECは30日、8年ぶりの減産に最終合意した。OPECは加盟国の生産量を来年1月1日から3,250万バレル/日を上限とすることを決めた。サウジアラビアがイランに380万/日バレルまでの増産を認めたことが合意への突破口となった。イラクが20万9,000バレル/日減産に同意した。イラクは「イスラム国」と闘う必要を理由に特別な配慮を求めていた。OPECによれば原油の供給過剰解消には3,190万バレル/日まで落とす必要がある。OPECのみの減産では不十分であるとしていた。今回の合意には非加盟国との協調に道を開いた。非加盟国最大の産油国ロシアはOPECが減産合意なら協力する用意があると関係者は語った」と30日付けブルームバーグ電子版でGrantSmith記者ら連名で書いた。

12月1日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で国営ロシアテレビは「OPECは来年1月1日から3,250万バレル/日を上限とする減産に合意した。減産量は全体の生産量の約1%である。来年5月まで半年間合意順守を監視する。OPECはOPEC非加盟国に60万バレル/日の減産を期待している。ロシアはOPEC非加盟国だが30万/日減産する立場である。12月9日にロシアはOPECと協議する予定であるとエネルギー相は語った」と伝えた。30日NY原油(WTI)はOPEC減産合意を受けて急反発、バレル49.44ドルで取引を終えた。一方、NYダウはOPEC減産合意直後は前日比100ドル上昇した。あと米雇用統計発表、
米FOMC会合を控え様子見に転じ、ほぼ前日比横ばいの1ドル高、19,123ドルで取引を終えた。NY外為市場では債券が売られ利回り上昇、1ドル=114.36~41円、1ユーロ=121.15~24円で取引された。ドル上昇を受けてNY金はオンス1,170.90ドルへ反落した。

1日朝放送の中国CCTVは30日、今年になって8回目となるガソリン値上げを発表したと伝えた。8年前リーマンショック前にはNY原油(WTI)はバレル147ドルまであった。日本でも当時ガソリン代は平均店頭価格リッター185.1円の記録がある。その後ガソリン、灯油、軽油、ディーゼルも大きく値下がりした。今回のOPECの決定は値上げを求めるよりこれ以上の値下がりを防ぐ狙いが大きいと専門家はみている。サウジ自身、一時バレル27ドル台までの急落で財政赤字に直面した。今回サウジが自ら48万バレル/日減産を提案しイランには9万バレル/日の増産を認めたことにサウジの窮迫した台所事情を正直に示した。

1日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では韓国KBSが「国連安保理事会は30日、北朝鮮の石炭輸出に750万トンの上限を設ける決定をした。石炭の輸出は北朝鮮輸出の1/3を占める」と伝えていた。韓国KBSは「朴大統領の進退を国会に委ねるとの発表翌日、特別検察官に元ソウル高検検事長を任命した。野党はあくまで大統領弾劾の立場を変えていない。」と伝えた。中国CCTVは「中国・日本・韓国3国協議は急ぐべきではないと外務省報道官は語った」と伝えた。米ABCは「次期商務長官に投資家のウイルバー・ロス氏、財務長官に元ゴールドマンサックスのスティーブン・ムニューチン氏を指名した。」と伝えた。残すは国務長官。30日付けWSJ紙はロムニー氏ほか4名に候補を絞ったと伝えた。(了)

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