![]( http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/06/d57cf0fca5123895e588b5e7a9e0745f.jpg?random=04a94a4d8cd414a599507cf703a24946 )
烏口腕筋と烏口腕筋のテスト
顔の歪みの実験をしてみました。
左右交互に、口に指を入れて外側に引っ張ります。
どちらが引っ張りやすいか、あるいはどちらに違和感があるかを診ます。
引っ張り難かった側の烏口腕筋を指で解します。
もう一度、左右交互に、口に指を入れて引っ張ります。
先ほど引っ張り難かったほうが引っ張りやすくなっていればOKです。
何をしているのかと言うと、烏口腕筋は頬骨外側と反応しますので、治療として使えるかどうかをテストしたわけです。
たとえば、笑う時に、片方の頬が動きにくいときに、烏口腕筋を調整すれば、両方の頬が動きますので、きれいな笑顔ができるわけです。
このように、顔面の調整を四肢体幹から行うと、頭蓋骨は軽く触るだけで調整できます。
もう一つ紹介しましょう。
写真のように、僧帽筋中部の筋力テストを行います。
七星配置でいうところの「鼻土」を摘み、再び僧帽筋中部の筋力テストを行います。
これで筋力が上がるのがわかります。
あるいは、膝関節を調整します。
方法は、大腿部と下腿部を捻じってみて、捻じりにくい方に軽く捻じって、20秒ぐらい待ってから、ゆっくり放します。
その後に、鼻を軽く摘めばそれでOKです。
![]( http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/91/1bc2719acdc767dbb949d28d7875a139.jpg?random=0d11ccfb842c5f522ad8b051f8bbe7b3 )
僧帽筋と鼻土の関係
これらの実験は、何が目的なのかというと、鼻が歪んでいるときの調整に使うためです。
鼻が歪んでいると、鼻炎など鼻の症状が出やすくなりますので、鼻の歪みを見つけたら、ちょっと調整してあげるのです。
調整してあげるのですが、鼻を触るのは一瞬です。
主には僧帽筋を整えます。
僧帽筋は背部の筋肉ですので、背部を整えることになるのですが、背部を整えるのは鍼でも整体でも構いません。
その後に、鼻を左右に軽く動かすだけです。
それだけで、「鼻がすっきりしました」なんて言ってくれます。
その他にも、実験したのはたくさんあります。
大円筋と頭頂骨
肩甲挙筋と後頭骨
大円筋と頭頂骨
大胸筋鎖骨部と後頭骨(未確認)
前部頸椎屈曲筋と後頭骨
後部頸椎屈曲筋とラムダ縫合、頭頂骨(百会)
腕橈骨筋と鱗状縫合(側頭骨)
広背筋と鱗状縫合(側頭骨)
僧帽筋上部とアステリオン
母指対立筋と後頭骨(C-7)
上腕三頭筋と第四歯根(上顎骨)
上腕二頭筋と頬骨中央で外眼角直下、冠状縫合ブレグマより外方3~4㎝
肩甲下筋と内眼角(鼻骨)
大腿四頭筋とラムダ縫合
腓骨筋と蝶形骨
脊柱起立筋と頭頂骨
前脛骨筋と頬骨中央
後脛骨筋とアステリオン
大腰筋と鱗状縫合(側頭骨)
僧帽筋上部とC-1(後頭骨)
腸骨筋とアステリオン
中臀筋と頬骨外側下部
書き出せばもっとありますが、臨床ではいちいち調べていられませんので、簡単に選別する方法を使います。
今回の今度の臨床実践塾は、頭蓋矯正の実技が主になりますので、このような筋力テストをやる時間はないのですが、2~3個は紹介できると思います。