NYダウ、 7日も日中取引で500ドル幅で上下、不安定な取引継続、米議会上層部で米予算枠拡大合意無視と8日付けブルームバーグ電子版（学区で教えてくれない経済学）

「米議会指導部が7日、2年間の予算枠引き上げで合意した。連邦支出3,000億ドル引き上げが盛り込まれた。米上下両院で可決されれば国防費増強を主張するタカ派の勝利となる。米政府機関閉鎖は回避される。」と8日付けWSJ紙電子版でKristinaPeterson記者が書いた。財政支出増と見て米債券が売られ、米10年物国債の利回りが2.834%へ上昇した。恐怖指数VIXは28ポイントと前日の30と変わらず。市場の警戒感は大きく変わっていない。7日、NYダウは日中の高値と安値の幅が500ドルと大きく揺れ、前日比19ドル安、24,893ドルで取引を終えた。NY外為市場ではドルが対ユーロで1ユーロ＝1.2258ドルまで買われたが対円では1ドル＝109.31円と小動きだった。円は対ユーロで1ユーロ＝134.01円で取引された。NY原油（WTI）は原油、ガソリン在庫がともに増加、バレル61.79ドルへ続落、NY金もオンス1,311.60ドルへ4営業日SPD続落した。

8日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「CDU・CSU（キリスト教民主・社会同盟）とSPD（社会民主党）は7日、大連立政権樹立で合意した。合意内容は177ページにまとめられた。①22万人まで難民受け入れ、②投資拡大、③人事が柱となった。特に人事面でSPDに大判振舞を演じた。外務、財務など重要閣僚ポストはSPDが占める。シュルツ氏が外相に就任するとみられる。メルケル首相は「今回の合意はドイツ経済、ドイツ国民全体の助けとなる」と語った。シュルツSPD党首は「譲歩していただいた。感謝している。」と語った。46万人の党員のSPD党員総会で過半数の賛成が得られればメルケル4期目の政権がスタートする。今回の合意でメルケル政権は最初のテストを通過」と伝えた。

8日朝放送の韓国KBSは「金正恩朝鮮労働党委員長の実の妹の金与正氏が平昌五輪の高官級代表団の一員として派遣すると北朝鮮は韓国統一省に7日通知した。同氏は五輪開会式に出席する。韓国統一省は歓迎すると発表した。」と伝えた。韓国KBSは「平昌五輪大会がマイナス22度を記録したリレハンメル大会を抜き史上最も寒い大会となる可能性がある。防寒具含め万全の準備にあたると韓国政府は発表した。」と伝えた。韓国KBSは「ホワイトハウスが「米国は北朝鮮に対して独自の新たな制裁措置を実施する」と発表した」と伝えた。豪ABCは「北朝鮮は平和ムードを演出し、核ミサイル阻止の制裁措置を骨抜きにしようとしている。」と伝えた。

中国CCTV,香港TVBが「台湾花蓮県沖地下12キロで6日起こったM6.4の地震で7日現在7名死亡、260人負傷、40数人の身元が確認されていない。」と伝えた。中国CCTVは「両岸は協力して災害救済に当たる用意がある」と伝えた。香港TVBは「蔡総統は花蓮被災地を訪れ人命救助のため政府は万全対応すると語った」と伝えた。8日朝放送のシンガポールCNA、豪ABCは「アセアン国防相会議が7日閉幕、南シナ海での偶発的衝突を回避のため中国とのアセアン10国との会合開催を確認した。北朝鮮の核攻撃に加えてテロ対策に共同して当たることで合意した」と伝えた。（了）