ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

患者さんに受ける治療法:右の上前腸骨棘が痛く左の肩も痛い(2/25 臨床実践塾の準備)

2018-02-19 12:16:52 | 診断即治療と虹彩学
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写真① 左の腰がくびれている



写真② 左のくびれがだいぶ良くなりました



写真③ 右手の心経にかぶれがある



経済学をご寄稿くださる江嵜企画の江嵜健一郎さんのパソコンも動かなくなり、ドック入りしているそうです。m(__)m


2月25日の臨床実践塾では、「診断即治療」をテーマに、「筋・骨格系調整のための鍼」を説明していきます。
それは、いわゆる「見せる治療」(魅せる治療)になるかも知れませんが、どちらかと言うと「患者さんに受ける治療法」と言ったほうがいいかも知れません。
たとえば、ビフォー・アフターの写真というのは、誰が見てもわかりやすいので、そのようなテクニックに使える治療法の公開です。

治療は、根幹から治さないと、いつまでも、何回も、治療院へ通わなければならないので、私たちは常に、「根本的な原因は何か?」という事を追求しています。
つまり、樹木で説明すると、根幹の、「根」や「幹」に原因を求めるということです。
根幹が整えば、枝葉も自然に整ってくるからです。

木が生えるには、「根」がなくては生えません。
木が育つには、栄養分の通路である「幹」がしっかりしなくては育ちません。
枝葉が伸びるには、「根」から栄養分を吸収して、「幹」を通して枝葉に栄養分を運ばなければ花は咲きません。

それを治療に喩えると、「根」は基礎理論であり、「幹」は理論展開になると思います。
そして、基礎の理論と展開があって、いろいろな治療法が生まれてきます。
現代医学では、解剖・生理を基礎にしていて、目視、あるいはMRIなどの画像を中心に捉え、科学や化学を活用して病気を理解し、治療していきます。

目で見える物質での説明ですので、国語力があればたいてい理解できます。
一方の東洋医学は、術者の感性が重要になるのですが、解剖学を基本にした「東洋医学的手法」なら、少し学べば治療法も身に着けることができます。
その代り、ある危険性もあります。

先日、上の写真①の方が、
「右の上前腸骨棘が痛い!」と来られました。
こんな場合は、片方の腸骨の前傾が多いので、足の長さを見ると、やっぱり右足が長い。
右の腸骨が前傾しているわけです。
それを調整してから、鍼で経絡調整をしました。(写真②)

上の写真①だけではわかりにくいのですが、肝臓が腫れて、左の腎臓が硬くなった状態なので、「肝・腎」の治療は欠かせません。
ところが、写真③のように、右手の心経に「かぶれ」が出ていたのです。
つまり、七星論で考えると、腎経と心経は「対応経絡」になっているので、腎の異変は心の異変として現れることも多いのです。

ですから、先ほど「肝経と腎経は欠かせません」と書きましたが、臨床では常に「肝経と肺経か大腸経」、「腎経と心経か小腸経」を使うようにします。

勘違いさせてはいけないので、「一穴鍼法」の説明もさせていただきます。
一穴鍼法は、一穴で脈を整えるというテクニックですが、脈と同時に症状も改善されますが、一穴鍼法だけで治療を終わると、短時間で症状が再発してしまいます。
ですから、「七星一穴鍼法」では、脈診よりも「脊椎診」を重要視します。
それは、脈は一時的な場合も多いのですが、脊椎の歪みは中長期的な臓腑の歪みが出てくるからです。

上の写真①と②を比較してもわかるように、治療前と治療後では、素人でもわかるぐらいに歪みが改善されています。
この方は巨鍼を怖がりますので、全て豪鍼(日本の細い鍼)だけで治療しました。

普通なら、手技療法で骨格の歪みを整えることを考えそうですが、それをしてもすぐに元に戻るので、「根や幹」から治療していったわけです。

しかし、患者さんは、基本的に素人の方がほとんどですので、自分の体に感じたことや、症状が改善されたことを中心に判断します。
ですから、軽い自動運動をさせて、矯正の効果を確認してもらうのも大切ですので、今回の臨床実践塾では、患者さん自身が、家庭で検査する方法と矯正する方法も解説します。

と言いますか、実は、体を動かして検査する方法の理論を知れば、多くの検査法に発展させることができるのです。
それは何故かと言いますと、人間の体も「根⇒幹⇒枝葉」の流れに則っているからです。

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