ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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恵方に帆を指せというけれど、恵方巻処分売り目立つ、一方、関西百貨店、インバウンド貢献して売り上げ増加続く(学校で教えてくれない経済学)

2018-02-04 14:05:01 | 経済学
近くのスーパーに昨夜遅く寄ったところ半額の恵方巻が大袈裟でなく山積みで売られていた。ヤフーのブログで念のため確かめてみたところ恵方巻の処分売りは当たり前。それ以上に問題なのはコンビニやスーパーに運び込まれるまでに廃棄処分されていると出ていた。

同記事によれば、残して廃棄するより値段を大幅に下げて売り切る方を業者は選んでいる。なぜ残すまで仕入れを続けるのか。品物を切らす方が店として問題視される。品物がまばらになると売れ行きに影響する。現場の判断としてどうしても多め多めの仕入れになってしまう。恵方に帆を指せという言葉があるが売れ残すと逆運が控えているというのである。

陽の目を見ずに哀れ廃棄処分される恵方巻は何処へ行くのか。同記事によれば粉砕されて豚の餌になる。恵方巻に限らない。閉店間際の時間帯ならなおのこと、翌日に備えて新しい商品が待機している。売り場スペースを開けておく必要がある。売り場を占拠して邪魔をしないことが優先される。だから処分売りは避けられないのだと記事に出ていた。

さるス‐パーに勤めていたご婦人から、昔行きつけだった喫茶店で聞いた話である。賞味期限が切れた商品は自分の判断で処分を任されている。賞味期限だけでなくその日その日の売れ行きの流れも見ながら、タイミング見て、バッサリやると、ある種自慢話として口にしていたことが今も強く印象に残っている。

昔さる合繊メーカーの営業の方から「余りものに値なし」という言葉をよく耳にした。在庫にして二束三文で売らざるを得なくなれば元も子もないからだ。世界は違うが、株式市場では「見切り千両」という言葉がある。人生万般にも通じると思うが、見切ることがいかに大切かを一言で教えている、言いえて妙だと改めて思う。

漁師は潮を見る。猟師は風を見るという言葉がある。潮目が一端変わってしまうと取り返しがつかない。風上と風下の位置を見誤ると命に係わる。恵方巻大量廃棄処分や半額セールをもったいないと言うはやさしい。生き馬の目を抜くといわれる激戦区、特にスーパーなどではもったいないという言葉は死語なのかもしれない。

話は飛ぶ。訪日外国人向けの免税店売上高が関西の百貨店の売り上げ増に貢献しているという新聞記事を見つけた。なかでもあべのハルカス近鉄本店での今年1月の売り上げが前年同月比24%増、内インバウンドは同6.7倍と突出している。関西では、つい2年前、バカ高い建物を作ってどうする気かと揶揄する声が多かった。インバウンドの恩恵に浴した心斎橋大丸12.6%増、阪急梅田7.3%増、高島屋難波7.1%増,高島屋京都4.5%増と続く。

いつまで続くかと警戒の声もあるが、インバウンド恐るべしの風が関西に吹いている。(了)

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