ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

”いじめ”を生み出す「空気」の研究by黒崎優美先生at神戸松陰女子大公開講座(スケッチ&コメント)

2018-06-11 20:46:28 | スケッチ


”いじめ”を生み出す「空気」の研究

江嵜企画代表・Ken



“いじめ”を生み出す「空気」の研究という題名に引かれて6月9日(土)午前10時45分から12時10分までの神戸松陰女子大学公開講座に参加した。当の大学へはいつも往路はJR六甲道駅からタクシーを利用する。帰路は急な坂道だが下り。道なりに15分ほど歩くと阪急六甲に着く。

“いじめ”による自殺というニュースが珍しくなくなった。学校の責任とするマスコミ報道が目立つ。松崎先生は“いじめ”を生み出す「空気」という言葉から話を始めた。松崎先生は「麻生財務大臣が先日の財務省文書改ざんには、当時、財務省内に改ざんを促す「空気」があったことは否めない」と述べたと紹介、その時の記者会見の様子の写真を正面に写した。

松崎先生は「空気の研究」(1977年)と題する山本七平さんの作品から「空気」とは「一つの宗教的絶対性を持ち、我々がそれに抵抗できない「なにか」ということになる」と紹介した。「背後にあるものは一種の「無責任性」の主張である。これは意思の否定である。“いじめ”問題では「自分では“いじめ”と思っていない。」と話を進めた。

次に、松崎先生は「“いじめ”は、いつでもどこでも誰にでも起こりうる。教室だけでない。職員室にも会社にも家庭にも、この国のあらゆるところに日常茶飯起っている。」と書いた「リーガルハイSP」(百瀬しのぶ著:2013年)を紹介した。リーガルハイSP」によれば「我々は常に周りの顔色を窺い、流れにのることを強いられる。多数派は常に正義である。異を唱える者は排除される。そう、“いじめ”の正体とは、「空気」です。特に右から左、左から右へと全員で移動するこの国では、空気という魔物の持つ力は実に強大です。この敵の前では法ですら無力かもしれません。全てを飲み込み、巨大化する恐ろしい怪物。立ち向かうどころか逃げることさえ困難な相手です」と書いていると松崎先生は紹介した。

あるアンケート調査では、9割の子供にいじめ経験があるという。そのうちの2/3が被害者/加害者両方を経験しているとの紹介があった。被害者(いじめられている)、加害者(いじめている)、観衆(面白がっている)、傍観者(見て見ぬふりをしている)みんな“いじめ”の当事者であるとまとめた資料がある。

松崎先生は「いじめ防止対策推進法(2013年成立・施行)以降、「被害者性(された人がいじめられたと思うこと)が重視されるように変わった。昔はそうでなかった。昔は自分よりも弱い者に対して一方的に,心身的・心理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもので、学校として確認しているもの(文部省・1986/96)だった」と説明した。

“いじめ”に対して私たちに出来ることは何かと話を進めた。まず「当事者として」は“いじめ”から脱却する唯一の道は、あらゆる拘束を自らの意思で断ち切った「思考の自由」と、それに基づく模索だけだ。まず「空気」から脱し、「自由」になることだ。それしか方法はない」と書いた「空気の研究」(山本七平著)にある。

次に、「外野として」できることはなにか。松崎先生は「信じる。空気を感じる。聞き続ける。特に相手を信じられる人になる。その人にとっての現実を知ることが重要です。」と話して、この日の土曜講座を終えた。「相手を信じられるひとになること」ということばが強く印象に残った。

授業のあと、男性2人、女性3人が質問した。「いいクラスと悪いクラスがある。悪いクラスをいいクラスに変えることは出来るのか。先生はそんな場合どう対応されるのか」とある女性が聞いた。松崎先生は「先生が何もかも抱え込まないようにすることだと思います。大人も子供も空気に支配される。その際、小さな子供にも空気を変えることができることを私も経験した。」と答えた。

“いじめ”を生み出す「空気」の研究。貴重な機会を提供いただいた松崎優美先生、神戸松陰女子大学にひたすら感謝である。(了)

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頭蓋JAA(頭皮鍼)の効果的刺鍼法と検査法 (6月24日臨床実践塾の準備)

2018-06-11 09:58:59 | 診断即治療と虹彩学
この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。



指標は腹部を押圧するだけです 



頭蓋JAAで思うところがあり、先日3人のスタッフを交えて実験をしました。
実験では、「再現性を重視した指標」で検査方法を目指しました。
最初は、いつものように経絡筋力テストを使ってやったのですが、筋力テストをやりすぎると筋肉痛を起こす可能性があります。
そこで考えた着いたのが、反射点を使う検査法です。

この検査法を使うと、モデルになる人も術者も疲れが出ません。
そして、モデルにも、術者にも、その変化がわかるのです。

普通、「指標」とされるのは、筋力を使った方法や、可動域制限を使った方法、そして触診等が採用されます。
しかし、この検査法は「腹部押圧での反応」を指標にします。
押圧での反応とは、たとえば「六臓診」のように、押圧や叩打で確認することです。
※ 六臓診とは、腎・膀胱、肺・大腸、心包・三焦、心・小腸、肝・胆、脾・胃の経絡反応点や解剖学的部位を押したり軽く叩いたりして臓腑を診断する方法です。

「それでは六臓診と一緒じゃないか」と思う人もいると思いますが、六臓診は、その経絡や臓腑につながる部位で行うのですが、この診断法は腹部だけで行います。
腹部に出る圧痛や張りなどで診断する方法です。

たとえば、他の診断法で迷いが出るとき、この診断法を使い、頭皮鍼で確認すれば、自信をもって病因となる臓腑を確定することができるのです。
つまり、腹部で診断した臓腑の頭皮反射区に刺鍼して、腹部に変化があるかどうかを診るのです。
そうすることで、手が痛い、足が痛い、背中が痛い等々の症状がある場合、どこの臓腑が関係しているかがわかるわけです。

スタッフと一緒にそのような実験をしたわけですが、この診断法を使えば、診断のできない鍼灸学生でも診断ができるようになりそうです。
そして、その診断に合わせた頭皮鍼を使えば、治療もできるようになります。
つまり、症状と原因臓腑をつないで治療ができるようになるというわけです。

今回の実験では、実験の前に脈診やその他の診断は一切しませんでした。
それは、実験の前にそれらの診断をすると、それらの診断で得た結果が「思い込み」になる可能性があると考えたからです。
ですから、術者も被験者も、どのような結果が出るかはわかりません。
そうすることで、正しい検査結果が得られると考えたわけです。

鍼灸や漢方でよく使う脈診は、術者だけが納得する診断法ですので、患者さんにも納得できる診断法が必要だと考えているわけです。
そういう意味で、私はいつも患者さんも納得できる診断法を探しています。
それが治療で大きな役割を果たすと考えているからです。

それで、3人のスタッフが、代わる代わる被験者になり、実験をしてもらったのですが、かなり納得できる結果が得られました。
この実験方法を使うと、頭蓋JAAだけでなく、多くの頭皮鍼の診断や治療テクニックも進展させることができると考えています。

理由は、手法が簡単だからです。

この実験にはスタッフも納得したようで、仕事が済んで帰るときには、
「きょうは勉強になりました。ありがとうございました」とお礼まで言っていました。

6月24日の臨床実践塾では、この検査方法の使い方と、臨床での使い方を説明して、当日は参加者全員が使えるようにするつもりです。
今まで診断に自信のなかった人はきっと、新しい世界が広がります。

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トランプ、キム両首脳シンガポールに10日到着、トランプ氏は「キム氏が全てを清算するためにギャンブルに出るか自分の目で確かめようとしている」とブルームバーグ電子版は書いた(学校で教えてくれない」経済学)

2018-06-11 08:32:02 | 経済学
「トランプ米大統領は10日夜、カナダ発の大統領専用機でシンガポールに到着した。キム北朝鮮委員長はこれに先立ち、10日午後3時に、シンガポール、チャンギ空港に到着した。飛行場で「ご感想は」と問われたトランプ氏は「Very Good」と答えた。トランプ大統領はカナダサミットを中座、出発先のカナダ、ケベック空港で「Within the first minute,I’l know」「My touch,My feel,That’s What I do」(第一印象でわかる。感触をつかむことが今回の仕事だ。)と述べた後、トランプ氏は「But,never been done,never been tested(今まで一度も試みたことがなかった仕事だ)と述べた」と9日午前8時発電、ワシントンポスト紙電子版でAnnaFibelt記者、Philip Rucker 記者が書いた。

同記事によれば「北朝鮮問題担当の米国務省、JosephYun氏は「トランプは北朝鮮の非核化と核弾頭ミサイル撤去を要求するだろう。一方、キムは朝鮮戦争の終結と政権の安定確保である。キム氏は経済特に制裁解除を重視している。しかし、現時点では、どのような合意が成立するか全く予測がつかない。もし、上記の点で何らかの合意が得られた時点か外交交渉が始まることになる、」と述べた。トランプ、キムの二人は、6月12日午前9時からカペラホテルで対面する。キム氏を一目見ようとホテルまでの沿道に住民、観光客、報道陣が列をなした。キム氏しにとって2011年に権力の座を占めてから最も遠距離の外国訪問となった。キム氏は今回の会談で国際的政治家(Interanational statesman)たろうとしている。キム氏は一泊8,000ドル(約87万円)のスイートルームを予約した。シンガポールが1,500万ドル(約1億6,000万円相当)資金提供する。ホワイトハウスはキム氏の滞在費を米国が用意するとしている。」と書いた。

同記事によれば「キム氏一行は3機で構成されていた。一番機はキム一行の身の回りの資材及び機材、2機目は中国航空ボーイング747機、通常中国高官の使用機で今回代表団随行員が乗せ、北京を10日朝8時30分飛び立った、3機目はキム委員長専用機でソ連製のイリ―ジン62、ピョンヤンを10日午前10時に飛び立った。同機に5月北京訪問、習主席と会った時使用した。遅れてキム委員長を乗せた飛行機が到着した。」と書いた。一方、10日NYタイムズ電子版は「トランプ米大統領が10日夜、シンガポールに到着した。」と書き「非核化問題が討議される。しかし、トランプ大統領には核専門家を側近に用意していない」と書いた。10日付WSJ紙電子版は「トランプ、キム両主脳がシンガポールに到着した。トランプ大統領はキム氏と会って感触をつかみたい。全てはそれからだ。」と述べた」と書いた。10日付ブルームバーグ電子版は「トランプ米大統領は北朝鮮が全てを清算するギャンブルに出てくるかを自分の目で確かめるために10日、シンガポールに着いた」と書き「北朝鮮経済の困窮がキムジョンウンの命運を脅かしている。キム氏はそれをこの機会に一気に清算したい。米国は朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化の考えを変えていない。一方、キム氏は朝鮮戦争の終結と韓国、日本の核の傘撤去を求めている。」と書いた。(了)

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