ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

むくげの花が咲きました(スケッチ&コメント)

2018-06-17 23:48:16 | スケッチ


むくげの花が咲きました

江嵜企画代表・Ken



むくげの花が咲きました。ここ数日描くタイミングを狙っていた。梅雨の晴れ間ということもあり、3日前、頃は良しとスケッチした絵を家に持ち帰って彩色した。

むくげの花は、いままで、数回スケッチしている。一昨年描いたスケッチの日付を見ると6月29日とある。たまたまであろうが、筆者の誕生日ということもありその日を選んで描いたのかもしれない。

素人園芸の分際であるが、むくげの木は、例年、咲き終わると15センチほど根元を残してバッサリ切ることにしている。4月に入ると、暦に合わせるかのように切株から芽を出す。

木の成長のスピードは速い。5月半ばには人の背丈を十分超えるまで大きくなる。やがてつぼみをつけ、つぼみの先端がほんのり桜色になると開花が近いことを教えてくれる。

むくげの花は気品がありかつ妖艶で魅力的な花であるが、茎の根元から顔を出し、まるでゴムまりが跳ねるように上へ上と、伸びていく大小さまざまな形のつぼみの姿が実に愛くるしい。

花の絵は、花だけを描くのではない。幹、茎、葉、つぼみをしっかり描いてはじめて花の絵が描けると、かれこれ10数年前になるが、日本画家の森田りえ子先生が話された記憶がある。

たかがスケッチ、されどスケッチ。花の絵を描きながら、いつも元気をもらうことができ、感謝している次第である。(了)


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左腕の痺れ、息がしにくい (6/24の臨床実践塾)

2018-06-17 10:06:48 | 診断即治療と虹彩学
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右側頭部に1本鍼をしました



・左腕の痺れ(上腕は外側、前腕は内側が痺れている)
・息が吸いにくい
と訴える方が来られた。

上の写真のように、右側頭部に鍼を1本刺してから様子を聞いてみた。

「シビレはどうですか?」

「えっ?」(私の質問の意味が分からない様子でした)

「いやいや、左腕の痺れは?」

「ああ、すこし軽くなった感じがしますね」と言う。

一瞬のやり取りだったので、仮に傍で見ていた人がいたとしても、何が何だかわからなかったと思います。
と言うのは、お腹をちょっと触ってから、右側頭部に鍼を1本刺しただけなので、患者さんも、私が何をしたかわからない様子だったからです。

それから査穴(七星論独自の経穴名)に刺鍼して、再び、

「どうですか? シビレは取れましたか?」と聞くと、

「ええ、取れたみたいですね」と言っていました。

左腕の痺れなのに、なんで右側頭部に鍼をしたのだろう、と考えた人は多いと思います。
これは神経交差を考えたわけではなく、脈位を基本にしたのです。
つまり、七星論での脈位は、右手に「肺・大腸、肝・胆、心・小腸」と並べてあり、腹部で「肝・胆」と診たので、右側頭部に刺鍼したわけです。

仮に、私が手技療法の研究をしていたとすれば、先ず頚椎や肩関節、あるいは僧帽筋や肩甲挙筋、棘上筋、三角筋、上腕二頭筋・上腕三頭筋、……etc、等々の筋肉異変を探したと思います。
そして、異変を探しても、調整するのに何分もかかったはずです。

しかし、この治療法は、非常に短い時間で結果が出せます。
私自身も「あれっ?」と思うほどの早さで症状が取れてしまう場合も少なくないのです。
さらにこの患者さんの場合は、「上腕は外側に、前腕は内側にシビレがある」と訴えていますので、経絡で考えると、上腕は陽経で前腕は陰経になるので、陽経と陰経の2経を使うのが一般的な考え方になるはずです。

しかし、実際に使ったのは「右側頭部の1穴」だけです。

「頭蓋JAAは」というより「頭皮鍼は」、不思議なところがたくさんあります。
「症状に対して刺鍼部位が一定しない」のです。
驚かれる方もいると思いますが、頭皮鍼をしている先生方も、それを感じているはずです。
ただ、そんなことを言うと、「科学性がない」とか、「まやかしだ」と言われるのを恐れて、「この症状にはこのツボ」という表現をしていると思います。

というのは、2014年に私が発表した「頭蓋JAA」も、この「刺鍼部位が一定しない」という理不尽な「筋道の通らない」臨床結果に納得がいかず、そのまま寝かせてあったのです。
「治療は上手くいく、しかし理論的に解説できないという、治療法を誰が信じてくれるだろうか」と考えたわけです。

それは頭蓋jAAだけではありません。
他の頭皮鍼法も一緒と考えています。
きちんと部位を決め、誰がやっても同じ結果が出せる、というのは難しいと思います。
「脳の構造」から、頭皮への反射を考えて組み立てられているのもあるのですが、理論的には納得できても実際には結果がついてこなかったのです。

考えてみれば、鍼灸学の「経絡」についてもそうです。
未だに科学では証明できてないのです。
科学で証明できなくても、実証はできるというのが経絡なので、それが、一部の現代医学者から「インチキだ」と非難される原因だと思います。

ただ、避難するだけでは、「自分の知らないことは隠す」だけの自己防衛になってしまいますので、反証しなければならないと思いますが、納得できる反証を見つけることができません。
反証できないというのは、即ち、「暗黙の了解」ではないかと考えるわけです。

兵法に「彼(か)を知り己を知れば百選危うからず」というのがあります。
その「彼を知る」ことができてない間は、攻撃すべきではないと思います。

あ、その患者さんですか?
治療が済んだときには、腕の痺れも、息がしにくいというのも完全に取れていましたよ。
「息がしにくい」というのは、心包経が関わっていましたので、肝を整えることで心包(心筋)も整い、呼吸も楽になったわけです。

今年の臨床実践塾 は、スタッフ講習、及び講師養成のためのDVD制作を目的にしていますので、案内ハガキも少人数しか出していません。
興味のある方は、直接当院(06-6765-7622)にお問合せください。

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