来年の干支・虎の色紙第二弾
画・江嵜 健一郎
小学3年の男の子の孫があす親と一緒に爺さん、婆さんのご機嫌伺いに来るとメールが入った。手土産代わりになればとおもい来年の干支・虎の色紙を一枚仕上げた。
先日、色紙第一弾をメール配信したところ結構沢山の方から応援メッセージをいただき感謝している。目が優しいと書かれた方が多かった。老練で優しい目と書かれた方もおられた。自分では元気盛りのトラのつもりで描いたが、改めて見ると、なるほど年齢がにじみ出ていることに気がついた。
字でも絵でも性格がそのまま出るとよく言われる。特に怖いのは気が入らないときの字であり絵だと思う。心・技・体という言葉がある。まずは元気な体である。加えて素人でもそこそこ技が伴わないと特に絵は見られたものではない。最後はやはり心だと思う。
当欄でもしばしばご紹介の認知症を煩われ生前小生のことを「干支の方」と呼んでおられたという奥様の霊前に供えます。家内が喜ぶと思いますとのお便りがSさんから届き日本画の勉強を続けていて本当によかったなと思う。
今年も猪熊佳子先生のご指導をいただいた。猪熊先生からいい作品ができましたねとご所見が届き元気をもらった。高島屋友の会日本画教室にお世話になって21年が過ぎた。日本画家の森田りえ子先生にはじまり、あと猪熊佳子先生に引き継がれた。素晴らしいご縁をいただきひたすら感謝である。(了)