ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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NY株、ダウ小幅安、ナスダック、最高値更新、NY原油、バレル85ドルのあと急落、一時78ドル、OPEC、デルタ株感染拡大で世界原油需要減を警戒とロイター電(学校で教えてくれない経済学)

2021-11-05 10:45:28 | 経済学
「ホワイトハウスはインフレ抑制のためOPEC産油国に石油増産を要請したが拒否された」とFT(フィナンシアルタイムズ)が伝えた。「①バイデン政権は全米企業に来年1月4日までにワクチン接種もしくわPCR検査義務付けを決めた、②ペロシ米下院議長はインフラ・ヘルスケア・気候変動・教育包括法案の早期成立を米議会で強く求めた。」とWSJ紙電子版が伝えた。米民主党の牙城、バージニア州知事選で共和党が勝利した。来年11月の米中間選挙に向けて民主党内での危機感の高まりを受けての動きとみられる。

4日、NY市場ではダウは一時170ドル以上下げたが引けにかけて値を戻し36,124ドル、33ドル、0.09%安、一方、S&P500は4,680、9ポイント、0.42%高、ナスダックは15,940、128ポイント、0.81%高,過去最高値で取引を終えた。個別銘柄では前日、パウエルFRB議長がテーパリング終了のあと「インフレは来年後半にかけて鎮静化する。必ずしも利上げは急がない」と述べたことを受けて銀行株が下げた。ゴールドマンサックスは408.07ドル、2.35%安、1銘柄でダウを64ポイント押し下げた。ナスダックではテスラが1,229.91ドル、1.32%高、アマゾンが3,477.00ドル、2.75%高がナスダック高をリードした。

恐怖指数VIXは15.44と2.25%上昇、米10年債利回りは1.533%へ2.90%低下した。NY外為市場では1ドル=113.75円、0.21%安、1ユーロ=131.43円、0.68%安、Ⅰ英ポンド=153.55円、2.98%安で取引された。NY原油はWTIがバレル83.39ドルのこの日高値から一時78.30ドルまで急落のあと小幅に戻し79.39ドルと1.82%安、北海ブレントは同81.00ドル、1.21%安で取引を終えた。「4日のOPEC閣僚級会合で現行の40万バレル/日削減維持を決めた。12月2日再度協議予定。サウジアラビアのアブドルアジズ、エネルギー相は「(米国の増産要請に)米国自らに増産能力がある」と述べた。ロシアのノワク副首相は「世界の石油需要はデルタ株感染拡大で圧迫を受けている」と述べた」とロイター電が伝えた。NY金はオンス1,92.90ドル、1.64%高、ビットコインは6万1,280ドル、2.58%値下がりした。

5日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」で米ABCは「バイデン政権は米国の従業員100人以上の企業に来年1月4日までにワクチン接種もしくは週1回のPCR検査、マスク着用を義務付けた。医療関係者1,700万人にワクチンが義務付けられた。賛否両論出ている。一方、5~11歳の子供へのワクチン接種は始まっている。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツでここ1週間新規コロナ感染者が急増。コッホ研究所は4日の新規感染者数は前日から5,912人増え33,935人に達した。メルケル首相は深刻な憂慮を表明した。」と伝えた。ロシアテレビは「4日、1612年ロシア国民統一記念日を祝福した」と伝えた後「ロシアの新規コロナ感染者数は4万217人を記録した。11月末規制解除の延期を決めた。」と伝えた。シンガポールCNAは「①COP26で国連が提案した新規の石炭火力発電所建設中止に47国が賛同した。米国、中国、ロシア、日本は参加していない、②欧州代表団9名が台湾を訪問、EUと台湾との協力関係強化を確認した。中国報道官は猛烈に反発した。」と伝えた。(了)

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