(学校で教えてくれない経済学)
ブルームバーグ電子版は3日「①メタプラットフオーム(旧FBフェイスブック)株が急落、時価総額を2,500億ドル(28兆7,500億円)が吹っ飛んだ、②米10年債利回り上昇、③ラガルドECB総裁が政策転換、インフレ警戒発言でユーロが反発。イングランド銀行が政策金利を0.25%上げ0.5%。保有資産縮小を開始した、④NY原油がバレル90ドル台、7年振り高値、ウクライナ状勢からロシアが欧州向け天然ガス供給停止懸念が背景。」と伝えた。一方、ブルームバーグ電子版は「アマゾン株が時間外取引で一時3,300ドルを突破した。通常取引では2,7776ドル、7.8%安だった。取引後の決算発表で昨年10~12月期売上9.4%増、1,374億ドル、クラウド部門売り上げの40%増やEVメーカーへの投資が業績上昇に寄与した。時間外でのアマゾン株急騰で米株先物相場が反発に転じた。」と伝えた。
3日、NY市場でダウは35,111ドル、518ドル、1.45%安、S&P500は111ポイント、2.44%安、ナスダックは13,878、538ポイント、3.74%安で取引を終えた。個別銘柄ではハネウエルインタナショナルが191.41ドル、7.61%安、1銘柄でダウを104ポイント押し下げた。ナスダックではメタプラットフームズ(旧フエイスブック)が237.76ドル、26.39%安がナスダック株安をリードした。恐怖指数VIXは24.35と10.23%上昇、米10年債利回りが1.840%へ上昇した。NY外為市場では1ドル=115.03円へドル反発、1ユーロ=131.52円とラガルドタカ派発言でユーロ買い。1英ポンド=156.43円、イングランド銀行の政策金利引き上げでポンドが上げた。NY原油はWTIがバレル90.22ドル、北海ブレントが同91.02ドルへ上昇。OPECプラス会合で40万バレル/日増据え置きと欧州へのロシアからの天然ガス供給停止懸念が相場を押し上げた。NY金はオンス1,805.70ドル、ビットコインは3万7,272ドルと変わらずで取引を終えた。
4日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「①イスラム過激派幹部、ジャブリ容疑者の身柄を米国秘密部隊が拘束されたあと家族もろとも自爆死した、②2024年パリ五輪に競技場となるセーヌ川ゴミ掃除が始まった。ごみ量は700トンを超える、③NY市場でメタプラットフォームズの株価が急落。契約者数の100万人減が響いた。若者がFBを利用していない。」と伝えた。シンガポールCNAは「①北京冬季五輪開催前日の3日、習主席、プーチン露大統領がリモート演説を行った。習主席は「準備は完全に終わった。プーチン氏を友人と呼び、緊密さを示した。プーチン大統領は西側はスポーツを政治問題化していると非難した。西側は対ロシア制裁を強化すると表明しているがむしろ対ロシア貿易拡大のチャンスとなる。中国は人民元決済を広める好機と見ている。」と伝えた。
日本では情報に対価を払わない人が多い。日本への参戦を決定したヤルタ会談の密約。当時スエーデンのストックホルムで諜報活動していた陸軍大佐の小野寺信はポーランドの情報士官から「ソ連がドイツ降伏後3か月後に対日参戦」と参謀本部に打電した。参謀本部の武官が握りつぶしたという逸話が残っている。情報を粗末に扱う国も人も未来はない。(了)