日本のマスコミは取り上げた（学校で教えてくれない経済学）
日本は祭日のため「ワールドニュース」の放送はなし。休み明けのNY市場はロシアがウクライナ東部2地区を国として一方的に承認した。ウクライナ状勢悪化懸念からダウは一時先週末比700ドル以上値下がりした。ホワイトハウスは上記２地区に限定的に金融含めて制裁を発動すると発表した。ドイツは、パイプライン、ノルドストリーム2稼働への手続停止とロシアとの貿易取引関連企業に制裁を科すと発表した。22日のロイター電によれば今回のロシアの決定は先行き予断を許さない。しかし、米国は「軍事侵攻」とは別との立場に立ち、今後の推移を見ていると伝えた。22日のNYタイムズ電子版は①ロシアは軍隊をウクライナ東部2地区へ派遣した。これはロシアのウクライナへのinvasion(侵略）の始まりと書いた。NYタイムズは22日、1週間移動平均の米国の新規コロナ感染者数は8万8,024人、67%減、死者数は2,096人、19%減と伝えた。日本ではコロナはまだ鎮静化していない。
22日、NY市場ではダウは33,597ドル、482ドル、1.41%安、Ｓ＆Ｐ500は4,304、44ポイント、0.59%安、ナスダックは13,381と166ポイント、1.23%安で取引を終えた。個別銘柄では特に2銘柄の下げが目立った。ホームデポの売り上げが当初見通しを下回ったとして316.15ドルと8.86%安、1銘柄でダウ指数を202ポイント押し下げた。ボーイングが198.71ドル、4.94%安、1銘柄でダウを67ポイント押し下げた。ナスダックはほぼ全面安の展開となった。テスラが821.53ドル、4.14%安、アマゾンが3，003.15ドル、1.58%安でナスダック安をリードした。ナスダック銘柄には高PER株が多い。3月15，16日の米FOMC会合で一気に政策金利0.5%が引き上げでインフレ圧力を抑えようとするタカ派的対応を強く警戒する売りが加速している。1%の利上げで1%の利回りが相殺される。
恐怖指数VIXは、29.45と6.13%上昇、米10年債利回りは1.920%と1.17%低下した。NY外為市場では1ドル＝115.03円、1ユーロ＝130.31円、Ⅰ英ポンド＝156.29円と株価乱高下と対比して小動きだった。ロシアのウクライナ東部2国承認でNY原油は一時、バレル94.92 ドルまで値上がりした。あと下げて91.56ドル、1.50%高、北海ブレントは一時、96.44ドル迄あった。93.35ドル、0.39%高で取引を終えた。日本のマスコミはWTIバレル100ドルを囃している。頭を出してくると騒ぐお決まりのパターンだ。頭を出す前に教えてほしい。
NY金はオンス1，902.20ドル、0.13%高で取引を終えた。日本のマスコミは金相場が大阪取引所で１グラム7,700円を超えたと大見出しを付けて取り上げた。現状ドルベースではオンス1,900ドル近辺で小幅に浮き沈みしている。例えて見れば魚釣りでウキが小刻みに動いている姿に似ている。この先、入れ食いになるのかどうか興味深い。再びオンス2,000ドル迄戻すかどうか。専門家は素人に教えてほしい。日本のマスコミは原油同様である。頭を出すと取り上げる。頭を出すモノなのかどうかをあらかじめ見抜いて教えて欲しい。後講釈なら誰でもできる。ビットコインは3万7，989ドルと全く冴えない。ビットコインは仮想通貨で本物の通貨でない。ウクライナ危機が今、ビットコインの真贋を試している。（了）
（了）
日本は祭日のため「ワールドニュース」の放送はなし。休み明けのNY市場はロシアがウクライナ東部2地区を国として一方的に承認した。ウクライナ状勢悪化懸念からダウは一時先週末比700ドル以上値下がりした。ホワイトハウスは上記２地区に限定的に金融含めて制裁を発動すると発表した。ドイツは、パイプライン、ノルドストリーム2稼働への手続停止とロシアとの貿易取引関連企業に制裁を科すと発表した。22日のロイター電によれば今回のロシアの決定は先行き予断を許さない。しかし、米国は「軍事侵攻」とは別との立場に立ち、今後の推移を見ていると伝えた。22日のNYタイムズ電子版は①ロシアは軍隊をウクライナ東部2地区へ派遣した。これはロシアのウクライナへのinvasion(侵略）の始まりと書いた。NYタイムズは22日、1週間移動平均の米国の新規コロナ感染者数は8万8,024人、67%減、死者数は2,096人、19%減と伝えた。日本ではコロナはまだ鎮静化していない。
22日、NY市場ではダウは33,597ドル、482ドル、1.41%安、Ｓ＆Ｐ500は4,304、44ポイント、0.59%安、ナスダックは13,381と166ポイント、1.23%安で取引を終えた。個別銘柄では特に2銘柄の下げが目立った。ホームデポの売り上げが当初見通しを下回ったとして316.15ドルと8.86%安、1銘柄でダウ指数を202ポイント押し下げた。ボーイングが198.71ドル、4.94%安、1銘柄でダウを67ポイント押し下げた。ナスダックはほぼ全面安の展開となった。テスラが821.53ドル、4.14%安、アマゾンが3，003.15ドル、1.58%安でナスダック安をリードした。ナスダック銘柄には高PER株が多い。3月15，16日の米FOMC会合で一気に政策金利0.5%が引き上げでインフレ圧力を抑えようとするタカ派的対応を強く警戒する売りが加速している。1%の利上げで1%の利回りが相殺される。
恐怖指数VIXは、29.45と6.13%上昇、米10年債利回りは1.920%と1.17%低下した。NY外為市場では1ドル＝115.03円、1ユーロ＝130.31円、Ⅰ英ポンド＝156.29円と株価乱高下と対比して小動きだった。ロシアのウクライナ東部2国承認でNY原油は一時、バレル94.92 ドルまで値上がりした。あと下げて91.56ドル、1.50%高、北海ブレントは一時、96.44ドル迄あった。93.35ドル、0.39%高で取引を終えた。日本のマスコミはWTIバレル100ドルを囃している。頭を出してくると騒ぐお決まりのパターンだ。頭を出す前に教えてほしい。
NY金はオンス1，902.20ドル、0.13%高で取引を終えた。日本のマスコミは金相場が大阪取引所で１グラム7,700円を超えたと大見出しを付けて取り上げた。現状ドルベースではオンス1,900ドル近辺で小幅に浮き沈みしている。例えて見れば魚釣りでウキが小刻みに動いている姿に似ている。この先、入れ食いになるのかどうか興味深い。再びオンス2,000ドル迄戻すかどうか。専門家は素人に教えてほしい。日本のマスコミは原油同様である。頭を出すと取り上げる。頭を出すモノなのかどうかをあらかじめ見抜いて教えて欲しい。後講釈なら誰でもできる。ビットコインは3万7，989ドルと全く冴えない。ビットコインは仮想通貨で本物の通貨でない。ウクライナ危機が今、ビットコインの真贋を試している。（了）
（了）
