51.5㎏です
一般的なクローン病の説明は、大かた以下のように説明されます。
クローン病とは、消化管に慢性的な炎症や潰瘍を引き起こす原因不明の疾患で、狭義にはクローン病と潰瘍性大腸炎に分類されます。
以下に、クローン病についての詳細を説明します。
- クローン病とは:
- クローン病は、大腸および小腸の粘膜に慢性的な炎症または潰瘍を引き起こす疾患です。
- 主に若年者にみられ、口から肛門までのどの部位でも炎症や潰瘍が起こりますが、特に小腸末端部が好発部位です。
- 症状には腹痛、下痢、発熱、体重減少などが含まれます1。
- 原因:
- クローン病の原因ははっきりとはわかっていませんが、遺伝的な要因や免疫系の過剰反応が関与していると考えられています1。
- 診断:
- 病歴や臨床所見からクローン病を疑い、画像検査(X線、内視鏡検査など)により病変診断を行います。
- MRIやCTなどの画像検査も用いられます。
- 治療:
- 内科治療(栄養療法、薬物療法)が主体であり、外科治療は合併症に対して行われます。
- 栄養療法や食事療法も重要で、個々の患者さんに合った食事を見つけることが大切です。
クローン病は個人差がありますので、専門医と相談しながら適切な治療方法を選択することが重要です。
さてしかし、クローン病の患者さんが来院したらどうしたらいいでしょうか。
そこは上記に書かれているような方法で治療をしているようですが、それでは鍼灸治療はできなくなってしまいます。
今までも何人かクローン病の方が来られたのですが、正直言って難しいです。
と言って、見放すわけではありません。
発病の原因と、回復への理論があれば治療できます。
間違っていけないのは、「消化器系なので」と考えて、消化器系の経絡を使うことです。
それは悪化させてしまうからだからです。
そこが難しいところです。
この方も最初45㎏ぐらいだったのですが、上の体重計をみてもわかるように、51.5㎏まで体重が増えてきました。
見た目では、ふくらはぎが太くなってきます。
感心したのは、お母さんの体重が落ちてきたことです。
太る食品は控えさせますので、お母さんも体重が減ってきたのです。
クローン病は、下痢が続くので痩せてきます。
なのに、太る食品を摂らせないとは、真逆のように思うかも知れませんが、それでいいのです。
太る食品は、症状を悪化させるからです。