ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY原油36ドル、NYダウ219ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2008-12-19 12:51:03 | 経済学
 神戸は平成7(1995)年1月17日、午前5時47分震度7強の地震に見舞われた。頭をわしづかみにされ振り回されたような感触がいまだ抜けない。被災者のさる古老が、戦争のときは頭の上から焼夷弾と爆弾が降ってきた。地震も怖かったが昭和20(1945)年3月と5月の神戸空襲の方がはるかにすごかったと話した。
 日本では、いま不況だ、不況だと騒いでいる。窓から見える六甲の山並みは雲ひとつなく晴れ渡り、静かな朝を迎えた。地震の時寸断された国道2号線では、なにごともなかったかのように車がひっきりなしに走っている。
 NY原油先物(WTI)相場が、12月18日、前日比10%、3.84ドル下げ、バレル36.22ドルで取引を終了した。これは2004年6月29日以来の4年半ぶりの安値であると今朝のWSJ紙は報じている。今年7月には史上最高値の147.27ドルを記録した。様変わりだ。
 動物には一定方向に群れ全体が走るスタンピードという基本的行動パターンがある。NY昨日、今日の原油市場の動きを見ていると、人間も所詮、動物だなとつくづく思う。完全に浮き足立っている。冷静に考えれば命をとられるわけでもない。にもかかわらず自分が自分でなくなっている。
 NY株式市場では、原油相場急落を嫌気して安くはじまったが、GE(ジェネラルエレクトリック)に対する格下げが伝えられると引けにかけて下げ幅を拡大し、前日比2.5%、219ドル安の8,604ドルで取引を終了した。
 GE株は8%、シエブロン、エクソンの石油株は5%、クライスラーとの合併交渉を再開したと伝えられたGM株は16%それぞれ値下がりし、全面安の展開となったと今朝のWSJ紙は報じている。
 一方、NY外国為替市場では、ドルが買い戻され、一時、1ユーロ=1.4235ドル、1ドル=89.92円で取引された。米FRBが事実上ゼロ金利までさげたことで①世界的にドル需要が増える,②日銀が政策決定会議で再利下げするとの期待が買い材料であるとWSJ紙は解説している。
 アメリカは事実上のゼロ金利である。ゼロ金利の先輩の日本は既に0.3%だから下げ余地はない。戦時中の縁故疎開のときを思い出す。空腹のためにお粥の中をなんども米粒を探していた。ゼロだと頭で分かっていても米粒をなお探す姿がいかにも哀れである。
 リチヤードクー氏の最近のコラムで、「貯蓄を増やし、借金を減らす方向に動いている。これは個々のレベルでは正しいが、みんなが同じことをすると、民間の貯蓄と借金返済分を借りる人がいなくなり、それがデフレギャップとなって総需要が減少する。29年の大恐慌で同じことが起った。米国のGDPは4年間で46%も消滅した」と書いておられた。
 日本は戦後63年間、ほぼ一貫して輸出、輸出と需要には国内需要もあることを忘れて輸出拡大に狂奔した。いまその揺り戻しがきている。円高は悪、円安は善と刷り込まれてきた。 
 日本は資源の99%を海外から輸入して生活している。原油がそのシンボルである。ガソリン、軽油、灯油は輸入原油から国内で生産される。その原油が高値の1/4まで下がった。
 日本は実に平和である。いかに日本が恵まれているか。感謝の気持ちが少な過ぎる。(了)

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「江戸時代の天皇と庶民」:森田登代子氏講演会(スケッチ&コメント)

2008-12-18 12:51:47 | スケッチ



「江戸時代の天皇と庶民」:森田登代子氏講演会

江嵜企画代表・Ken



 森田登代子さん(大阪樟蔭女子大学非常勤講師)から、「江戸時代の天皇と庶民」と題して、「宮水学園」で講演するが、時間があればいかがですかとお誘いを受けたので家族同伴で出かけた。
 「宮水学園」は西宮市生涯学習大学の集まりである。会場の西宮市立「教育会館」にはJR西宮駅からタクシーで10分足らずで着いた。講演開始の10時前には、ほぼ満席で、いつものように会場の様子をスケッチした。
 天皇の即位には受禅(生前譲位)と賎祚(死後)がある。江戸時代14人の天皇がおられる。受禅8、賎祚4、両方が2となっている。天皇は亡くなってはじめて即位されるものとばかり恥ずかしながら思い込んでいたから驚いた。
 天皇の即位には「大誉会」と「即位式」があり、大誉会は秘儀(夜行われる)、即位式は見せるもので昼間行われた。「即位式には庶民が見物した。庶民は見物しないというのも完全な思い込みです。明正天皇以降、一枚物の即位式の絵図に庶民の姿が描かれていないことが影響したかもしれない。」と森田さんは話された。
 会場に歴史資料として、東山天皇(113代1687年即位・大誉会),桜町天皇(115代、1735年即位・大誉会)の即位式の様子やその他多数の絵図が会場で閲覧できた。「手で触ってどうぞご覧ください。触って確かめないと分からないものです」と森田さんは話された。
 即位式の様子を見ると、正装の者、子供連れ、式場で授乳する様などリアルに描かれている。奉行所が高札告知した「町触れ」には、女200人、男100人と人数を制限、あらかじめ「切手札」(観覧券)を渡した旨を書いた文献史料を森田さんは会場で、ゆっくりと読み上げながら解説された。
 女が200人で男が100人はなぜかと質問があった。森田さんは、当時、行儀見習いの女性が結構多くいたからではないかと説明された。僧侶や足の不自由な人は入れなかったという記録も残っている。煙と音もだめだった。
 江戸時代の天皇に女帝が二人おられる。109代の明正天皇(即位1630年)、後桜町天皇(即位1763年)である。108代の後水尾天皇は16歳で即位され在位18年間で女帝、明正天皇に譲られた。84歳でなくなっておられる。生前退位されて院政を欲しいままにされたのかもしれない。
 116代の桃園天皇は1762年に在位16年で亡くなり、翌1763年に女帝、後桜町天皇が即位された。万世一系にはいろいろな見方がある。女帝はありえないということでも必ずしもなかったことだけは確かなようだ。
 女帝の装束は男帝と違い白衣、無紋である。後桜町天皇は遊女の髪形をしている。これは遊女から取り入れたのではないか。儀式のしぐさの錬歩は、逆に花魁道中で見られる。ファッションのようにとり入れたのかもしれないと森田さんは解釈されたが大変興味深く聞いた。
 自分は女だからということもあるがと、前置きして「日常生活から新しいことが発見される。みなさんもどんどん身近な生活や経験からいろいろな物を取り入れて欲しい」と森田さんは講演を結ばれた。
 学者であり研究者の身でありながら、特に日本の学者に見られる偏狭かつ傲慢なところが一切ない。分かりやすく、一般庶民と言うか、生活者の目線が貫かれている。森田登代子さんの話を聞くのはまだ二度目だが、機会があれば是非また拝聴したいと思う次第である。(了)

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米国、事実上ゼロ金利時代に突入でNYダウ359ドル高、ドル88円、原油44ドル

2008-12-17 08:54:23 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



 米FRBは、12月16日のFOMC(公開市場委員会)において、短期の目標金利を現行の年1.0%から「ゼロから0.25%幅で」実施すると発表した。
声明文で、はじめて「当面の間」という文言を入れゼロ金利政策を継続することを明記した。さらに長期国債や住宅担保証券の買い入れを付記した。米金融当局が、なりふり構わず景気と金融両面から問題解決に真正面から取り組む姿勢を天下に示したといえる。
NY株式市場は、FOMCの発表を好感、NYダウは前日比359ドル、4.2%上昇、8924ドルで取引を終了した。S&P500は5.1%,ナスダック5.4%それぞれ大幅に値上がりした。金融セクター株が11%値上がりして相場全体をリードしたと今朝のWSJ紙は解説している。
NY債券市場では、ゼロ金利政策が当面続くとの評価から、債券相場が軒並み上昇、利回りは、2年物0.65%、10年物2.29%、30年物2.81%とそれぞれ大幅に低下した。
NY外国為替市場で、ドルが売られ、一時、1ユーロ=1.41ドル、1ドル=88.25円で取引された。ただ、日本円は対ユーロでは、1ユーロ=125円台まで値下がりした。
NY金先物市場で、事実上のゼロ金利政策発表を受けて、ドル売りが加速した結果、安全パイとして金が買われ、トロイオンス当たり前日比21ドル高い857ドルで取引された。
原油以外の商品相場は軒並み値上がりした。プラチナ、銀、銅はじめ小麦、トウモロコシ、大豆など穀物相場も上昇した。いずれも下げ過ぎの反動高と見られている。
NY原油(WTI)先物相場は、サウジアラビア石油相の「OPECは日量200万バレルの減産を検討している」との発言を嫌気して一時バレル42ドル台まで急落した。あと44ドルまで持ち直したが「この程度の減産では世界の需要減少をカバーできない」との空気が支配した。世界景気悪化はむしろこれからが本番だと原油相場の戻りの鈍さが教えている。
米商務省は、12月16日、11月の米新規住宅着工件数が前月比18.2%減、62万5000件と発表した。米労働省は、11月の消費者物価指数が前月比1.7%減少したと発表した。原油の値下がりでエネルギーセクターの17%の下落が影響した。
米国経済の実態は日々刻々悪化している。NYダウは今朝は急反発したが、このまま急上昇を続けるとの見方は少ないようだ。むしろ、NYダウ8200ドル程度までの下げも十分ありうると今朝のブルームバーグニュースで紹介していた。
今朝のNY外国為替市場で、ユーロが対ドルで値上がりした。しかし、ユーロが対ドルで買われ続ける保証は全くない。ユーロは来年1月1日に10周年を迎えるが新たにスロバキアが参加、メンバーは16ヶ国となる。まともな国はドイツのみとの極論もあるほどだ。
昨日のWSJ紙は、ユーロ加盟の条件として各国の財政赤字額をGDPの3%上限を設けているが、イタリア、ギリシャの財政は既に破綻している。多くのメンバー国がECB(欧州中央銀行)による一律の金融政策を受け入れられないと警戒感を露にした記事を載せていた。
日本人を揶揄した有名なジョークがある。豪華客船が沈没を始めたので客に避難を呼びかけなければならない。日本人には「皆さん、飛び込んでいますよ」と言えば必ず成功するというのである。自分で物事を考える習慣が子供の時から身についていないからだろう。
米国が事実上ゼロ金利時代に突入した。いよいよ日本のリーダーの資質が試される。(了)

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音楽のセンスと鍼灸治療のセンス

2008-12-16 13:18:29 | 診断即治療と虹彩学
14日の日曜日に大阪国際交流センターで、「第18回 大阪留学生音楽祭」があり、留学生から案内を貰っていたので観覧に出かけた。

オープニングは迫力ある和太鼓(常勝師弟太鼓「獅子奮迅」)で始まったのですが、正面から見て、左から二番目の奏者に目が留まった。



この奏者の動きが実にいい。
腰が安定しているので動きが非常にスムーズで、太鼓を叩く時には自然に重心のバランスが取れるように片足が上がったりする。リズムがあるので、一本足打法のような時もあれば、軽く踵が上がる時もある。
リズム感があり、全身で楽器を奏でる奏者の多くがそのような演奏をする。
楽器と一体となって曲を奏でることができる奏者の特徴であり、そのような奏者は必ずいい奏者になれる。ピアノでもギターでも、バイオリンでも、フルートでも、トランペットでも、どんな楽器でも全身を使う奏者は優秀な奏者になれる。
体を動かせばいいというものではなく、体の中から滲み出てくる動きは観衆を引き込んでしまう。

この奏者は、滲み出てきた動きで、重心は垂直にバランスを保ち、腰から足先までがスムーズに連動している。
写真は、右足が少し上がったところ。




そして、思いっきり叩く時には、自然に飛び上がって打ち鳴らしていた。
飛び上がってバチを振り下ろすことができるのは、体にメロディーが沁み込んでいなければできない。
太鼓の音は全奏者の音だが、この人の演奏は素晴らしいものだった。



この奏者がソロをするようになったら、ずば抜けた講演をする違いない。
いや、もうすでに活動しているかも知れないが・・・。


鍼灸を施す時も、これと同じことが言える。
だから、一目見ると、その人の鍼灸の腕が大体わかる。

わかりやすく言うと、あまり上手でない術者は、手先や腕だけで鍼を施そうとする。即ち術者の体が硬くなっているので、患者にまで緊張を与えて硬くしてしまい、患者に嫌な感じを与えてしまう。
これは 巨針療法 を教えていると良くわかるのだが、術者の腰や足が安定していなければ、手先にブレが出るので、鍼が「スーッ」と入らない。だから力で押し込もうとするので、余計に患者に無理をかけてしまう。
巨針は、どこを通り、どこに達するかを術者の体全体で把握する必要がある。楽器の奏者の持つ感覚と同じように、メロディーやリズムが体に沁み込んでいなければ、いい治療はできない。
それができない鍼灸師は、その辺りで断念するのだが、所詮はメロディーやリズムのような感覚と、それに合わせた腰の動きが必要なので、それができない鍼灸師は豪鍼で治療をしても同じ結果になる。一定の技術以上は伸びず、口だけが達者になりやすい。
そこに訓練というのがあるのですが、ポイントは「如何にして患者に負担をかけずに効率良く治療を進めるか」を常に考えて毎日の臨床に臨むことです。

屁理屈はいらない。
常に患者さんのことを、病気を治すことを、考えていれば、自然に出来上がってくるものです。
「こうしたら格好悪いにではないか」と考えているようでは、まだまだ路は遠い。なりふり構わず必死になって治療に専念するのが早道と思う。
この太鼓の奏者も、最初は多分格好悪いところもあっただろうが、それを通り越して本物になるのだ。


音楽祭の司会は、メキシコから関西大学へ留学したFernando Salinas(男性)さんと、内モンゴルからデジタルハリウッド大学院へ留学したEerdeng Qiqigeさんでしたが、一生懸命盛り上げようと頑張っている姿やトークが印象的でした。
何でも一生懸命にやってみる。
日本語は少々下手で当然だ。
構う必要はない。
その心が多くの人に歓迎され、多くの人に感動を与えるのだ。




トップバッターは、タイからの留学生で、「ヴァイオリン演奏&歌」
かなり緊張していたようで、全力投球はできていなかったようだ。




続いては韓国からの留学生らによるダンス「Nobody」
グループで歌いながら踊るという最近流行りの舞台だった。




留学生と言っても、彼等の中にはプロで生活をしてきた人もいる。
しかし、高校野球を観戦しているような気分にもなれるので、新鮮な気持ちで舞台を見ることができたのは、何よりも嬉しかった。

もっといろいろあるのですが、また次の機会に書きます。

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米景気不透明感嫌気、NYダウ65ドル安、ドル90円、原油44ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-12-16 09:40:56 | 経済学
 NY原油先物(WTI)相場は、2月17日、アルジエリアでのOPEC臨時総会で日量200万バレルの減産を決めるとの思惑から値を上げ一時バレル50ドルで取引されて始まったが、結局、前日比1.37ドル安の44.51ドルで取引きを終了した。
 世界第2の産油国ロシアの高官が今回、OPEC総会に出席、さらにロシア大統領が先週OPECにロシアが加盟することも選択肢の一つであるとまで発言したが、原油相場反発の援護射撃にならずマーケットは無視した。
 OPEC首脳は、「現在の原油価格では操業を続けられない。最低バレル75ドルが必要だ」と叫んだ。世界の景気後退が深刻で、OPECがいくら減産しょうとも世界の原油需要の落ち込みをカバーできないとマーケットは先行きを厳しく評価しているのであろう。
原油相場は、今年7月まではドルが売られユーロが買われるたびにドル安ユーロ高をテコに値上がりしてきた。この日のNY外国為替市場では、ユーロが、対ドルで1ユーロ=1.37ドル台まで買われたにもかかわらず、原油相場の値下がりを阻止できなかった。
この日のドルの対ユーロでの値下がりは、12月15~16日開催の米FOMC(公開市場委員会)で、短期の政策金利が、現在の年1.0%から少なくとも0.5%引き下げられ0.5%となる。一方、ECBは利下げ見送り観測が流れたことがドル売りを加速したようだ。
12月17日、ドルが対ユーロで下げたことを材料に、NY金先物相場は反発した。トロイオンス839ドルで取り引きされた。金相場がプラチナ相場を始めて抜いたと今朝のブルームバーグニュースが伝えていた。
テレビ東京の朝の番組でもプラチナの値下がりを取り上げていた。銀座のさる宝飾店で、「17万円のプラチナのネッレスが13万へ値下げした。クリスマスプレゼントに買って帰る客が増えている」と店主が話していた。高い品物を奮発してこそ人は心を動かされるものだと思うが、背に腹は代えられない。安くしないと高額商品でも売れなくなって来たようだ。
ただ、プラチナの値下がりは自動車不況が原因である。プラチナの需要の約50%が自動車排ガス用の触媒に使用されるからだ。昨今の自動車不況の影響で需要が急激に落ちている。米自動車ビッグ3救済の中身も見えないままだ。
IMFがこの日、世界不況は2010年まで続くと発表したことも全ての相場の地合いを悪くさせたようだ。NY株式市場では、NYダウは先週末比65ドル下げ、8,564ドルで取引を終了した。この日の悪役は金融株だった。JPモルガン7.5%、バンクオブアメリカ5.5%下げをはじめ金融株が軒並み大幅値下がりしたと今朝のWSJ紙は紹介している。
米国景気も冴えないが英国経済はアメリカ以上に深刻なようだ。昨日のNHK・BS「おはよう世界」が英BBC二ユースで英国が付加価値税を11月に17.5%から15.0%へ引き下げたが、20~30%のバーゲンを歓迎すると消費者の反応は冷ややかだと伝えていた。
欧州の付加価値税率は、デンマーク、スエーデンが25%、フランス19.6%、ドイツ19%と日本の消費税率5%と比べてはるかに高い。ただ、英国の付加価値税に見られるように食料品、水道料金、子供服、住宅は対象外である。
日本は来年の成長率0%と昨日発表した。健康が一番。健康に留意して乗り切りたい。(了)

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会社設立祝賀会兼忘年会

2008-12-15 14:34:37 | 情報や案内及び雑談
友人の息子さんが会社を設立し、その祝賀会に招かれた。
と言っても、内輪だけの祝賀会でしたので、忘年会も兼ねていたらしいが、「忘年会の第二段もしましょうや」と言っていたので、多分・・・。

場所は梅田の 「よし萬さん」

よし萬さんは、当方の近所でしたが、一流ホテルのコック長を勤めた人でしたので、多くの人から、「もったいない。梅田に出て勝負したらどうだ」と言われて、今のお店に引っ越してきた。
先日入った情報によりますと、一週間前からの予約なのに、カウンターしか空いてなかったそうです。
ヒェー、超忙しいんですねー。

んで、忘年会の乾杯が始まり、テッサをつまみながらいろんな話題が飛び交った。




話を聞いていますと、「億」の話をしていて、私には縁遠い金額のように思えたので、飲むほうに専念することにした。
ビールに始まり、焼酎へ。





他の方々は、成長発展を意味する成長魚のブリが出ていたのですが、マスターが気を利かしてくれて、私の好きなマグロや油だらけの肝臓を助ける貝柱などが盛り付けられていた。




クジラが出てくると、決まって昔の学校給食の話が出てくる。
「学校給食の時のクジラは固かったなー」
「でも、あれは重要な蛋白源だったんだよねー」
・・・etc。




カラスミはお酒のあてにはたまらない一品ですが、焼き方によって味がものすごく違うので、美味しく焼き上げてくれる料理屋さんで食べたほうがいい。
勿論、よし萬さんのカラスミは絶品!




これこれ、この白子も通にはたまらない味だ。
私は最初にこの白子を見た時は、「動物の脳」と思い、食べることができなかった。(^○^)




これは何だったかなー?????




はい、出し巻き。
出し巻きは、お店によって砂糖を入れるところがあるが(和歌山は卵焼きに砂糖を入れることで知られている)、あれは後味がよくない。
タマゴはやっぱりあっさりした味のほうがいい。




名前は「鯛の子」でも、鱈の子を使う場合が多いらしい。




万願寺唐辛子のつもりだったのですが、しし唐に似てますね。




枝豆。
中国語では「毛豆」と言うので、中国語のほうが現物を想像しやすい。
これも葉酸やビタミンB1が多く含まれていて、お酒を飲む人の肝臓を守ってくれる。
但し、カリウムも多く含まれるので、食べ過ぎると翌日腰が重くなるし、腎臓の弱い人なら腰痛になる可能性がある。




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「ゴルゴ13」は優れもののマンガ本、漢字は読めなくていい?!(学校で教えてくれない経済学)

2008-12-15 10:53:42 | 経済学
 近くの喫茶店に出入りしていると、いろいろな話が出る。昨日は麻生総理が漢字をまともに読めないことを馴染み客が話題にしていた。
マスターが話に割り込んできた。民放テレビで国会議員20人に漢字テストをする番組で漢字がまともに読めない議員が結構多いと話していた。次に、ロシアの大統領は誰かと聞いたところ、メドベイジェフと答えられたのは4人だった。間違えた代議士の一人が、「あまり多くのロシアの要人と面識があるので名前が出てこなかった」と弁解していた。実に見苦しい。こういう代議士を誰が選んだのか。我々国民だと温厚なマスターが珍しく怒っていた。
「カレッジ芦屋」で最近ヨーロッパの歴史を月2回勉強している。教室が終った後、仲間と一杯やる。会社経営者のさるご婦人が、「麻生さんは某有名大学の幼稚舎に入って以降、受験勉強の経験がない。だから漢字が読めないのだろう」とユニークな意見を披露した。
受験勉強の功罪については様々な見方があるがと前置きして、漢字が読めないのはこども時代のある次期に集中的に多少強制的にでも勉強する必要があると力説していた。
一昨日、テレビ東京でも麻生総理の漢字が読めない話を肴にしていた。「彼が漢字が読めないのは周知の事実である。原稿に仮名をふればそれですむ。ところが首相の補佐官含めて誰も首相を守ろうとしない。そちらの方がよほど問題だ。」とさる専門家が話していた。
話は飛ぶ。今朝のWSJ紙に、ルーブル相場が下げ止まらないことでプーチン首相の威信が最近とみに損なわれてきていると出ていた。
原油相場が下げ止まらないことと海外からの資金がロシアから逃げ出した。それが一向に止まらない。ロシアは、11月からドルとユーロをベースにした「通貨バスケット」の変動幅を5%に拡大したが、それが下限に張り付いたままである。ルーブルはなお15~20% 割高だとルーブル一段安をWSJ紙は示唆していた。
それならドルは大丈夫かというとそうではない。中西寛氏(京都大学公共政策大学院教授)の直近の講演記録によれば、「米国は日本に内需拡大を強要してくる可能性がある。「世界の購買力だった米国の肩代わりをしろ!」と。そしてドル安・円高。。。80円を切る可能性が強いと話している。
先の講演記録によれば、中西寛氏は、「オバマは史上初の黒人大統領だ。両親の離婚でハワイ→インドネシア→シカゴと転々として、「社会そのもの」を知っている、これは従来にない稀な大統領である」と話している。
WSJ紙の紹介ばかりで恐縮だが、米FRBの財務省債券の発行残高がこの11月で2兆ドル(182兆円)を突破したと出ていた。9月なかばには1兆ドルだった。米FRBのバランスシート(赤字)は3兆ドルに向けて驀進していると書いている。
アメリカの借金を何処が肩代わりするのか。軽率なものの言い方は慎みたいが、日本以外見当たらない。日本では首相が漢字を読めないで騒いでいる。物事には程度問題と言う物がある。ノーテンキも程ほどにしておかないと国まるごとアメリカにボロボロにされかねない。
麻生首相は「ゴルゴ13」の信奉者と伝えられる。漢字は読めなくてもいい。全てに目を通したわけでないが国益とは何かを含めて「ゴルゴ13」は優れ物のマンガ本である。(了)

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ホワイトハウスが自動車業界救済に乗り出し、NYダウ64ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2008-12-13 13:52:54 | 経済学
 12月12日付けのWSJ紙は、ホワイトハウスが、米自動車業界救済策に対する考え方をシフトさせる兆候を見せたと報じている。
 30数年前の話だが、日米繊維交渉のときワシントンに駐在していた。東京からは決まり文句のように、アメリカはどのように考えているのか知らせろと言って来た。もうひとつの決まり文句は、アメリカの新聞にどのように出ているかと、鸚鵡返しで聞いてきた。
アメリカはひとつだが、ホワイトハウス、議会、業界それぞれ見方も立場も違う。それぞれが違うというものの見方の前提が日本からの質問に常になかった。一般論であるが、日本人は、日本と同じようにアメリカ人も物事を考えるものだと思い込む傾向が強い。
ホワイトハウスは、7000億ドル(約64兆円)の金融安定化法案に基づく資金を金融対策以外に使うことに消極的だった。下院で可決した自動車業界救済法案が上院で否決されたあと放置すれば米国経済全体に被害が拡大するとしてホワイトハウスは方針を変更した。
今朝の米BBCテレビを見ていると、上院が否決したあと、「死刑判決が出た」と騒ぐデトロイト市民の声を紹介していた。ビッグ3の内フォードは支援受け入れを拒否している。GM、クライスラーは支援がなければ破産するとして、破産問題専門の弁護士を雇用した。
12月12日、NY株式市場は、前日比200ドル以上下げてはじまった。ホワイトハウスが金融安定化法案も活用かとのニュースが流れた後、持ち直し前日比64ドル高い8,629ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダックも32ポイント上げ1,540で終了した。
NY原油(WTI)先物市場は、3ドル以上急落していたが、ホワイトハウスの動きをみて持ち直し、前日比1.70ドル安の46.28ドルで取引を終了した。ドル安で買われていた金相場は、ドルと株が持ち直したことから5日ぶり反落、前日比6ドル安い818ドルで終了した。
東京市場で前日、対円でドルが一時、1ドル=88円台まで売られたが、ホワイトハウスの動きを受けて、ドルは買い戻され1ドル=91.07ドルで取引された。ただ、12月15~16日開催の米FOMCの会合で政策金利が0.5%下げ必至の見方からドル安基調は続きそうだ。
上院での米自動車業界救済法案では、給与を少なくとも日本企業並みに引き下げろと共和党が主張して紛糾、深夜に及ぶ12時間かけた討議も不調に終った。ホワイトハウス声明を聞いて、UAW(米自動車労組)のゲッテルフィンガー委員長は、「グレートニュースだ。しかし、具体的中身がはっきりしない。」と警戒を露にしていると今朝のWSJ紙は伝えている。
WSJ紙によれば、GMとクライスラーは、政府の資金注入がなければ年内に破産すると声明文を発表している。フォードは総額340億ドルの中長期的支援は政府に要請しているが、総額で140億ドルの今回の短期のつなぎ融資は拒否している。
オバマ次期米大統領は、上院で自動車業界救済法案が否決されたあと、「長期的リストラ策は絶対条件だが、短期的救済に向けて、政府と議会は業界救済に向けて方策を見つけ出して欲しい。」との声明を出したとWSJ紙は紹介している。
日米繊維交渉では、ATMI(米繊維製造業者協会)が米南部の票田を持ち、共和党候補ニクソンに圧力をかけて日本政府と密約を成功させ日本他4ヶ国からの繊維輸入規制を勝ち取った。時代が変わりいま米民主党票田の中核であるUAWの基盤が揺さぶられている。(了)

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虎太郎君(こたろう)と鍼灸上達の条件

2008-12-12 12:17:25 | 情報や案内及び雑談
ちょっとしたことで知り合いになった方が、最近ワンちゃんを飼い始めたそうです。
彼は普段の会話からも優しさを感じる人柄で、最近ではいつもワンちゃんの話をする。



先日彼が、
「いやー、とうとう車を買いましてねー」

と言うものですから、何を言うのだろうと聞いていたら、
「うちの虎太郎を病院に連れて行くこともあるので車を買ったんですよ」と言う。
虎太郎とは、ワンちゃんのことである。



なるほど、こんな瞳で見つめられると、車でも家でも買ってしまうかもしれない。

彼はもともと明るい人なのですが、特にワンちゃんを飼ってからは、誰かにワンちゃんのことを話した~い!という顔が見え見えである。

で、先日、
携帯を持ち出して、差し出すものだから、「何だろう?」と覗いたら、例の虎太郎君だった。

「あははは、奥さんの写真でも見せるのかなと思った」
と言うと、

「いや、かわいいでしょう。かわいいでしょう」
とワンちゃんの話が始まった。
写真でみても、なるほどかわいい!
「お、それ、ちょっと送ってよ、私のブログに載せようよ」と言ったら、二つ返事で送ってきた。



見たら笑ってしまいましたねー。
彼の携帯で見たワンちゃんは、映したままの写真だったのに、送られてきた写真には、いっぱい飾り付けがされている。
彼がしたか奥さんがしたかはまだ聞いていませんが、これだけ可愛がられていたらワンちゃんも幸せだと思う。

ちなみに彼は超一流の職人ですが、岡本浩一著『上達の法則』PHP新書刊に照らし合わせると、うなずけるところがあった。
すなわち、○○バカだったのです。

私も鍼灸斯界でいろいろな人を見てきましたが、やっぱり鍼灸の上達する人も鍼灸バカでなければ達人にはなれないようだ。
片手間で職人技をなんて考えていては、片手間の分しか上達できない。
私は一時期、別の勉強をしながら片手間で鍼灸治療をしていたことがあり、その間は鍼灸の上達がなかったことを忘れはしない。

「ワンちゃんのために車を買いましたよ」

実に素晴らしい!
何事にもこれぐらいの情熱を注げる人が一流の職人になれると思う。

愛するもののためなら、なりふりかまわず進む。
そんな精神を、そんな根性を習うべきではないでしょうか。

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ロシアがOPECに加盟?!、NY原油一時47ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-12-12 09:13:34 | 経済学
 今朝のWSJ紙は、ロシアがルーブルの切り下げ幅を1%拡大したと政府関係者との接触で非公式に得た情報として流している。ルーブルはドル55%、ユーロ45%からなるバスケット相場に対して相場を決めているが既にルーブルは15~20%値下がりしている。
 ルーブル急落は原油相場急落と連動している。今朝のロシア国営放送テレビをNHK・BS「おはよう世界」で見ていると、収入を確保しかつ増やすことはロシアの国益であると前置きして、①原油減産、②OPECに加盟する,③新たな輸出機関をつくることも選択肢であるとロシア首相が演説していた。
 NY原油〈WTI〉先物相場は、一時、前日比バレル4.46ドル上昇、47.98ドルで取引された。12月17日開催のOPEC臨時総会で自らも大幅減産を決めるが、非OPEC産油国に減産を呼びかける。ロシアが減産を開催日当日に発表するとWSJ紙が書いていた。
今朝のBBCニュースによれば、英ポンドが対ユーロで急落して、関係者に悲喜こもごもの影響を与えている。英国市民は「英ポンドは対ユーロでパリティまで下がった。」と悲嘆に暮れる一方、輸出業者はホクホクで、中古車輸出が飛ぶように売れていると話していた。
パリティとは1ポンド=1ユーロのことである。英ポンドのさらなる値下がりを見越して、街の業者が交換レートを引き下げたのであろう。フランスからの英国への買い物客がドーバーを越えて増えているそうだ。為替レートが身近な存在であることを生々しく伝えていた。
昨日のWSJ紙でも英ポンド急落を伝えていた。英ポンドはここ18ヶ月で25%値下がりした。これは1970年代以降で最大の下げ幅である。購買力平価による値段に対しても5ないし15%安い。英ポンド=1.74ユーロが公式レートでは1ポンド=1.13ユーロへ下がった。
 何が原因で英ポンドは対ユーロで下げたのか。ヘッジファンドが、英国の借入金がGDPの500%に近づいたことに怖れをなして一斉に国外に退去したからだ。ただ、世界景気に回復の兆しが出たとヘッジファンドが確信すれば、海外から資金が戻ってくる。つれて英ポンドは上がる。英ポンドは世界景気のバロメータかもしれないと解説していた。
 12月11日、NY外国為替市場で、ドルが売られ、1ドル=91.44円で取引された。NYNYダウも前日比196ドル安、8,565ドルまで取引終了まぎに値下がりした。JPモルガンのCEOが「12月に入って収益状況が悪化している」との発言が響いたようだ。
ドルと株が売られた背景には、直近の米新規失業保険申請件数が26年来の高水準まで増加と米下院を通過したGM救済策が上院でいろいろ注文をつけられていることも影響している。一連の悪いニュースを受けて、ドルも米国株も買えないとの空気が強まった。
日本は99%の資源を海外からの輸入に依存している。にもかかわらず、為替レートは海外旅行のとき程度にしか庶民の間では話題にならない。トヨタやホンダやキャノンの業績が急激に悪化し、足元の雇用を揺さぶっているのも為替レートが大きく影響している。
今朝の讀賣新聞に、ヨーカ堂が12日から14日までの3日間、買い物の5~30%をキャッシュバックするキャンペーを始めると出ていた。円高メリット還元の一連の動きである。日本のGDPの55%は個人消費である。個人のふところが緩むようにしない限り景気はよくならない。経済の世界ではお金は血液である。血のめぐりが悪くなると病気になる。(了)

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