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イラスト① 三角筋
イラスト② 表情筋
イラスト③ 腹部七星配置
体はいろいろなところとつながりがあるので、それを利用することで、即効的な治療に役立てることができます。
12月24日の臨床実践塾 で公開するのですが、きのうは「三角筋と表情筋と腹部七星の関係」を実験した。
三角筋は、上のイラスト①に描かれたように、
・三角筋前部・腕を前に上げる
・三角筋側部:腕を横に上げる
・三角筋後部:腕を後ろに上げる
という働きがあります。
その筋肉が固くなった場合に、表情筋に刺激を与えることで、三角筋の過緊張をとることができます。
オトガイ孔→三角筋前部
オトガイ孔と下顎角手前の窪みの中間→三角筋中部
下顎角手前の窪み→三角筋後部
という関係になります。
イラスト②の表情筋で、オトガイ孔はオトガイ筋と下唇下制筋辺りになり、七星論では「水」にあたります。
つまり、それらの筋と「水=腎・膀胱」が関係していると考えるわけです。
そして、次のオトガイ孔と下顎角手前の窪みの中間辺りは、口角下制筋辺りになり、七星論では「金」になります。
つまり、口角下制筋と「金=肺・大腸」が関係していると考えるわけです。
さらに、下顎骨手前の窪みも口角下制筋の範囲内にありますので、そこも「金」になるので、下顎角手前の窪みも「金=肺・大腸」の関係と考えることができるわけです。
整理しますと、
下唇下制筋→水
口角下制筋→金
となります。
ということは、下唇下制筋と口角下制筋が三角筋と関わりあっていることがわかります。
ですから、七星論での「水=腎・膀胱」と「金=肺・大腸」に刺激を与えれば、三角筋も動かすことができると考えられます。
さてしかし、三角筋は、①前部、②中部、③後部と三つに分かれているのに、七星で分けると、「水」と「金」しか出てきません。
そこで考えたのが、「表裏」です。
つまり、「金」には陰経である「肺経」と陽経である「大腸経」があるので、その二つに分ければ「中部」と「後部」の二つに分けることができるわけです。
これで、「前部」「中部」「後部」の三つに分けることができたので、今度はそれらに刺激を与える部位の選定です。
刺激点は、明確な区切りがあり、重ならないことが重要ですので、その点で考えると腹部です。
イラスト③がそれになるのですが、イラストの丸で囲んだ「水・金・地・火・木・土」を刺激点として利用します。
私がモデルになってやったのですが、最初に三角筋の前部・中部・後部の動きを調べ、それから刺激点を指で押圧して刺激してもらい、再び三角筋の動きを調べたら、ばっちりでした。
そして、もっと面白かったのが、それに経絡を挟んだやり方です。
三角筋の前部を調べるには、腕を水平に挙げて後ろに引いていくのですが、その方法は「心包経」の筋力テストにもなるのです。
なので、「地=心包・三焦」の刺激点にも刺激を与えてテストしてみましたら、ばっちりでした。v(^◇^)v
今度の臨床実践塾では、実験して見せるのが多いので、今からわくわくしています。
イラスト① 三角筋
イラスト② 表情筋
イラスト③ 腹部七星配置
体はいろいろなところとつながりがあるので、それを利用することで、即効的な治療に役立てることができます。
12月24日の臨床実践塾 で公開するのですが、きのうは「三角筋と表情筋と腹部七星の関係」を実験した。
三角筋は、上のイラスト①に描かれたように、
・三角筋前部・腕を前に上げる
・三角筋側部:腕を横に上げる
・三角筋後部:腕を後ろに上げる
という働きがあります。
その筋肉が固くなった場合に、表情筋に刺激を与えることで、三角筋の過緊張をとることができます。
オトガイ孔→三角筋前部
オトガイ孔と下顎角手前の窪みの中間→三角筋中部
下顎角手前の窪み→三角筋後部
という関係になります。
イラスト②の表情筋で、オトガイ孔はオトガイ筋と下唇下制筋辺りになり、七星論では「水」にあたります。
つまり、それらの筋と「水=腎・膀胱」が関係していると考えるわけです。
そして、次のオトガイ孔と下顎角手前の窪みの中間辺りは、口角下制筋辺りになり、七星論では「金」になります。
つまり、口角下制筋と「金=肺・大腸」が関係していると考えるわけです。
さらに、下顎骨手前の窪みも口角下制筋の範囲内にありますので、そこも「金」になるので、下顎角手前の窪みも「金=肺・大腸」の関係と考えることができるわけです。
整理しますと、
下唇下制筋→水
口角下制筋→金
となります。
ということは、下唇下制筋と口角下制筋が三角筋と関わりあっていることがわかります。
ですから、七星論での「水=腎・膀胱」と「金=肺・大腸」に刺激を与えれば、三角筋も動かすことができると考えられます。
さてしかし、三角筋は、①前部、②中部、③後部と三つに分かれているのに、七星で分けると、「水」と「金」しか出てきません。
そこで考えたのが、「表裏」です。
つまり、「金」には陰経である「肺経」と陽経である「大腸経」があるので、その二つに分ければ「中部」と「後部」の二つに分けることができるわけです。
これで、「前部」「中部」「後部」の三つに分けることができたので、今度はそれらに刺激を与える部位の選定です。
刺激点は、明確な区切りがあり、重ならないことが重要ですので、その点で考えると腹部です。
イラスト③がそれになるのですが、イラストの丸で囲んだ「水・金・地・火・木・土」を刺激点として利用します。
私がモデルになってやったのですが、最初に三角筋の前部・中部・後部の動きを調べ、それから刺激点を指で押圧して刺激してもらい、再び三角筋の動きを調べたら、ばっちりでした。
そして、もっと面白かったのが、それに経絡を挟んだやり方です。
三角筋の前部を調べるには、腕を水平に挙げて後ろに引いていくのですが、その方法は「心包経」の筋力テストにもなるのです。
なので、「地=心包・三焦」の刺激点にも刺激を与えてテストしてみましたら、ばっちりでした。v(^◇^)v
今度の臨床実践塾では、実験して見せるのが多いので、今からわくわくしています。