ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

1.9兆ドル(208兆円)規模の米追加対策法案をバイデン大統領が11日署名、11日、NYダウ、一時、600ドル上げる、長期金利上昇懸念は残す(学校で教えてくれない経済学)

2021-03-12 14:43:59 | 経済学
11日、NY市場はダウが32,485ドル、188ドル、0.6%高で取引を終えた。ボーイングが252ドルと2.7%高、ダウを43押し上げた。一時、32,661ドル400ドル上げたが取引終了にかけて材料出尽くしから利益確定の売りが出た。S&P500、3,939、1.0%高、一方、ナスダックは13,398、2.5%高と買い戻し優勢のまま取引を終えた。テスラが689.60ドル、4.7%高、ズームビデオ、355.17ドル、5.7%高がこの日の相場をリードした。恐怖指数VIX,21.92,2.8%低下、米10年債利回りは1.520%と前日比ほぼ変わらず。NY外為市場では1ドル=108.45円、1ユーロ=130.00円、1英ポンド=151.74円と対主要通貨で円が売られた。為替市場では米国の長期金利上昇がどこまで継続するかを注目している。雇用が増えず景気も回復しない中での「悪い」長期金利上昇に対する懸念は消えていない。

NY原油(WTI)はバレル66.10ドル、2.6%高、北海ブレント、同69.72ドル、2.7%高と続伸した。OPECプラス会合で4月まで減産維持と1.9兆ドル(208兆円)規模の追加経済法案を1日前倒しでバイデン米大統領が署名、ワクチン接種進展期待から原油需要堅調持続との市場の期待感が相場を支えている。NY金はオンス1,722.50 ドルと前日比ほぼ変わらず。一方、ビットコインは5万7,688ドル、3.3%高と続伸した。主要各国そろい踏みでの金融緩和、ゼロ金利政策継続で世界的なカネ余りの余波との見方が今のところ多い。

11日,ブルームバーグ電子版は「①1月、米求人数が670万件と1年振りの水準まで回復した、②バイデン米大統領は1.9兆ドル規模の米追加経済対策法案に11日署名した。一人1,400ドルの個人支給、350億ドル(3兆8,000億円)の州地方自治体支援などが含まれる,③NY州は4月1日からNYに入った場合の自主隔離を撤廃する。一方、デンマーク、ノルウエイ、アイスランドはアストラゼネカワクチン接種を健康不安のため停止した、④5日間開かれていた中国全人代が閉幕した。香港民主派排除がより明確になった。一方、今年の中国GDP成長率を6%以上、2035年までに「中等先進国並みにする」と控えめな目標を設定した、⑤米国の昨年10~12月期の米家計資産は6兆9,000億ドル増え、130兆2,000億ドル(1京4千兆円)に達した」と伝えた。

11日、WSJ紙電子版は「①バイデン大統領が1.9兆ドル追加経済対策法案に署名した、②EUはワクチン接種の遅れからJ&Jワクチンの生産・販売を許可した、③中国はアリババに独占禁止法に基づき巨額の制裁金を課した。しかし、取り潰しを考えていない、④電気自動車(EV)メーカー、テスラが、ライバルメーカーとのし烈な競争にさらされている。中国ではNino,米国ではフォ―ド・マスタンクE,欧州ではVWが最大のライバルである。世界全体では2020年、EV生産は倍増したが、テスラのシエアは19年の31%から13%へ低下した。」と伝えた。11日、東日本大震災10年を迎え日本全土は追悼一色の中、天皇陛下は「末永く寄り添う」のお言葉とともに、2月6日、岩手沖地震に触れ、震災は終わっていない」と述べられた。経験からドーンと来た時にまずは命を落とさないように心したい。(了)

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患者さんのご協力ありがとうございます (3/28の臨床実践塾準備)

2021-03-12 07:28:53 | 診断即治療と虹彩学
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左右から押して安定性を観ます




左右に捻じって安定性を観ます



両足を肩幅ぐらいに開き、左右から押して、安定性を確かめます。
同様に、肩を捉まえて左右に捻じってみます。
同様に、前後から押してみます。

これで何がわかるかと言うと、中心軸の安定性です。
つまり、軽い力で動くようであれば、軸が安定してないので、「ぐらつきやすい」のです。
数値化しようと思えばできないこともないのですが、焦点は自他共にわかる「安定性」なので、今回は数値化しませんが、しちせい特殊鍼法研究会会員で、やりたい方がいたらやってもらうつもりです。

さて、「安定性」についてですが、たとえば写真の方は、「ふわふわした感じ」と話していましたが、新テクニックで施術した後は、首を縦に振り「落ち着きました」とか何とか言っていました。
きのうは、3~4人の方に協力してもらって同様のテストをしたのですが、全て上手く行きました。
(先月からスタッフで実験を済ませ、確信を得てから患者さんに協力してもらっています)

興味深かったのは、手足に出た症状まで改善されたことでした。
その件については、順次書いていくつもりですが、結構おもしろいです。

たとえば、きのう来られた方で、「左の肘関節が痛い」と言っていたのですが、肘関節には特に何もしなかったのに、治ってしまったのです。

主訴が腰痛でしたので、肘関節に関しては特に気にしている様子はなく、腰痛の改善を確認してから、

「どうですか肘は?」と聞くと、肘を曲げ伸ばしして、

「ああ」と言うだけでした。治ったのです。(^_^;)

最近開発するテクニックは、全身に影響を与えるのが多いので、それぞれにテクニックの名称を付けているのですが、このテクニックも名称を付けておかないと、混乱する可能性がありそうです。
そこで考えたのが、先日このブログに書きました「易鍼」でした。

しかし、「易鍼」という名前は、大きすぎるので、現在別の名称を検討中です。
この鍼をすると、「中からジワーッと活気が出て来る感じがする」ので、「活鍼」(かっしん)あたりが適当ではないかと考えていますが、決定ではありません。

ちなみに、私もテストのつもりで毎日、この鍼をしています。(^o^)

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1.9兆ドル米追加経済対策法案が週内大統領署名の見通しを受けNYダウ、464ドル高、最高値更新、一方、原油高、ドル高・円安で日本のガソリン相場1年ぶりの高値(学校で教えてくれない経済学)

2021-03-11 08:36:24 | 経済学
米下院で再審議されていた1.9兆ドル米追加経済対策法案が10日可決、週内にバイデン大統領が署名される。NY株はダウが最高値を更新したがナスダックは前日比変わらずで取引を終えた。長期金利上昇は小休止しているが高値圏を維持している。10日のWSJ紙電子版は「①米追加経済対策法の成立は米国経済のみならず世界景気にも合わせ衝撃を与えよう。この先、国のみならず州および地方自治体の財政を圧迫する、②バイデン氏はJ&Jワクチンを6月までに1億回分確保できると語った、③ミヤンマーデモは若い世代がリード、この流れは他国へ広がりを見せるだろう、④電気自動車向け需要急増でリチウム資源争奪戦となっており、相場が高騰している。」と伝えた。

10日、NYタイムズ電子版は「1.9兆ドルの米追加対策法案が12日、バイデン署名で法律となる。バイデン政権は早々に勝利を収めた。一方、大恐慌以来最大の財政支出をもたらす。直接給付1人当たり1,400ドル、失業手当300ドル給付を9月4日まで延長、ワクチン支援費用増額がふくまれる。バイデン政権は「景気対策」から「貧困対策」へメッセージ・シフトした。米国内世論調査での評価は二分している。」と伝えた。10日、英フィナンシアルタイムズ紙電子版は「①バイデン氏が12日に署名して歴史的な1.9兆ドル法案が成立する。世界にもプラスをもたらす。一方、影響するだろう。②ワクチン新規感染者数S&Pンフラ投資に移る。」と伝えた。

10日、NY市場はダウが32,297ドル、464ドル、1.5%高、過去最高値を更新した。ボーイング、ゴールドマンサックスがダウ高値をリードした。S&P500,3,898 ,0.6% 高、一方、ナスダックは13,068、前日大幅高の反動もあり4ポイント安、ほぼ横ばいで取引を終えた。恐怖指数VIX、22.78、5.2%低下、米10年債券利回りは151.03%と小幅下げた。NY外為市場では1ドル=108.38円、ドル安・円高が進んだ。他の通貨では1ユーロ=129.24円、1英ポンンド=151.03円で取引された。NY原油(WTI)はバレル64.78ドル、1.2%高、北海ブレント、同68.22ドル、1.0%高とそれぞれ値上がりした。1.9兆ドル追加経済対策、ワクチン接種進展、ロックダウン解除の動きなど原油需要支援との見方が相場を支えた。日本でもレギュラーガソリン店頭売り価格がリッター146円を超え、1年前の水準に戻った。一部食用油値上げを発表した。トウモロコシ相場が急騰が背景にある。ドル円相場の今後にも左右されようが底ばい状態だった物価に原油上昇が影響する気配である。NY金はオンス1,723.40ドルと小幅高、一方、ビットコインは5万6,658ドルと1.6%高と続伸した。

余談ながら「週刊ポスト」最近号に村井俊治、東大名誉教授がツイッターで「国土地理院が全国約1,300ケ所に設置した「電子基準点」のGPSデータを元に①1週間毎と長期的な上下動(隆起・沈降)、②「水平方向の動き」全てに大地震の予兆が出ている」と書いている。村井氏は10年前の3月11日の東日本大震災を予見したが混乱を恐れて公表を躊躇した苦い経験があるそうだ。ドーンと来た時にどう身を守るか心しておきたい。(了)

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新テクニックのツボと刺鍼法の研究を進めています(3/28:臨床実践塾の準備)

2021-03-11 07:19:44 | 診断即治療と虹彩学
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回旋鍼の実験をしてみました



面白い鍼の実験を続けているのですが、不思議なことが起こっています。
10年ほど前に、著者のお名前も本のタイトルも忘れましたが、
「病は上から下、中から外に向かって治ってくる」と書かれたのがありました。

最近の鍼の実験で、それが証明されそうな感じのものがあったのです。
その発想に関係するのが上の動画です。
これは体の歪みを整えている動画ですが、「ふらつき」にも効果のある鍼です。

今月の28日の臨床実践塾までには、理論もまとめるつもりです。
「病は上から下、中から外‥‥」を、臨床で証明することが出来るかも知れません。
ただ、内臓疾患に関しては、その場で証明することは難しいので、少し時間をおいての証明になると思います。

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米長期金利の動向がNY市場を揺さぶっている、ダウは様子見、ナスダックは反発、一方、東日本大震災10年を迎える、神戸も26年前被害を受けたが咄嗟の判断が生死を分けることを学んだ

2021-03-10 11:47:46 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米国債券相場が一服、利回り上昇が落ち着き、前日売られたハイテク株が買い戻され、9日のNY市場は、特にハイテク株指標のナスダックは3.7%高と大幅反発した。一方ダウは、ハイテク株が買われたが全般様子見、前日比ほぼ横ばいで取引を終えた。この日一服した米長期金利動向は引き続き市場を支配すると見られている。1.9兆ドルコロナ対策法案が米下院へ戻され修正の後13日めどに可決成立の見込みである。ロイター電子版は「サキホワイトハウス報道官は「12日に日本、豪州、インド、米国4国首脳がオンライン会談を予定していると語った。」と伝えた。ブルームバーグ電子版は「米中の政府関係者がアラスカで会合を予定している」と伝えた。英BBCは9日「エリザベス女王は特別談話を発表「ヘンリー、メーガン、アーチ―は今後とも我が王室のメンバーであり続けると語った」と伝えた。

9日、NY市場は、ダウが31,832ドル、30ドル、0.1%高、S&P500、3,875,1.4%高、ナスダック、13,073、3.7%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは24.03,5.7%低下、米10年債 利回りは1.525%へ1.3%小幅下落した。NY外為市場では1ドル=108.61円とややドル安・円高に進んだ。1ユーロ=129.14円、1英ポンド=150.78円は前日比ほぼ変わらず。NY原油(WTI)はバレル63.91ドル、北海ブレント、同67.1ドルと前日比ほぼ横ばい。一方、NY金はオンス1,714.50ドルと小幅反発、1,700ドル台に戻した。ビットコインは5万5,506ドルと反発した。9日の個別銘柄の動きではダウでアップル、121.08ドル、4.1%高、ダウを31押し上げ、マイクロソフト、233.78ドル、2.8%高、同42押し上げ、ボーイング、230.61ドル、2.9%高、同43押し上げた。一方、ナスダックは前日急落した銘柄が揃って買い戻された。なかでもテスラは673.58ドル、19.6%高とナスダック反発をリードした。

10日朝放送のNHK/BS[キャッチ!世界のトップにユース]で米ABCは「①FBIは1月6日の米議会乱入事件の際、爆弾を仕掛けた容疑者特定で情報提供を求めるとして、新たなビデオ映像を初めて公開した、②ワクチン接種は前進している。コロナ感染拡大は全体としては落ち着いている。一方、変異ウイルスの脅威は収まっていない。警戒を怠ることはできないと米疾病センターは談話を発表した。」と伝えた。シンガポールCNAは「①クーデター後1月経過した。ミヤンマー国軍は、デモ隊をテロ集団と位置づけ、8日の夜も発煙筒などでデモ隊と対決、事態は改善していない。」と伝えた。②中国政府は国の内外に移動する際、中国人のみにコロナ証明書義務付けを決めた。WHOは中国の対応は問題解決につながらないとの態度を崩していない。」と伝えた。豪ABCは「香港元活動家の豪州入国を正式に認めた。豪中関係悪化の新たな事態となる。」と伝えた。

日本では11日、東日本大震災後10年を迎える。神戸も26年前、阪神淡路大震災で手ひどい経験をした。ただ、神戸市民の多くは忘却の彼方である。専門家と称する人がいろいろ講釈する。過去を勉強することも大事だがドーンと来た時にケースバイケースではあるが咄嗟の判断が命を左右した数々の事例が教えている。即死だけはなんとしても避けたい。(了)

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週明け8日、NY市場、ダウ、306ドル、1.0%高続伸、一方、ナスダック、2.4%安と続落、明暗分ける、NY外為で1ドル=108.92円とドル高・円安続く(学校で教えてくれない経済学)

2021-03-09 12:30:46 | 経済学
「米債券が売られ米債券利回りが6日続けて上昇した。1.9兆ドル予算法案が一部修正後下院で審議の後成立見込みとなり景気回復に進むため利回りが再び上昇すると見られる。ハイテク株が見送られ週明け8日、NY市場でナスダックが2%以上値下がりした。ダウは幅広い銘柄が買われ続伸した。」と8日WSJ紙電子版がトップで伝えた。WSJ紙は「CDC
(米疾病予防管理センター)は8日、屋内ではマスクなしで集まることが出来るが戸外では社会的距離を義務付けるなど新たなコロナガイドラインを発表した。レストラン再開も条件付きで再開される。新たなバトルが始まる。ワクチン接種は順調に進んでいる」と伝えた。

8日のNY市場でダウは31,802ドル、306ドル、1.0%高、S&P500,3,821,0.5%安、ナスダックは12,609、2.4%安で取引を終えた。恐怖指数VIXは25.47,3.3%上昇、米10年債利回りは1.598%へ2.8%上げた。一時、1.613%まであった。NY外為では1ドル=108.92円、ドルが対円で0.6%値上りした。1ユーロ=129.02円と変わらず、1英ポンド=150.50円、0.6%上昇した。NY原油(WTI)はバレル64.71ドル、2.1%安、北海ブレント、同1.9%安と揃って値下がりした。イラン、サウジ代理戦争でサウジはイエーメンのフーシ派組織拠点を空爆、その報復としてイエーメンが150キロ先のサウジ石油施設をドローンとミサイル攻撃が石油情勢を不安定化させた。NY金は続落、オンス1,678.10ドルと1.2%値下がりした。ビットコインは買い直され、5万1,588ドルで取引された。

ロイター電により8日、NY株個別銘柄の動きを見れば、ダウではウオルトディズニー、201.91ドル、6.3%高、1銘柄でダウを78ポイント押し上げ市場をリードした。ビザカード、220.27ドル、2.3%高、ダウを31押し上げた。ワクチン接種進展、CDCが新コロナガイドラインを発表したあと値上りが加速した。一方、ナスダックでは、テスラ、5.8%安、ズームビデオ、7.9%安、グーグル、4.0%安、ツイッター、5.2%安、フエイスブック、3.4%安、アマゾン、1.6%安、スナップチャット、7.9%安と揃って大幅値下がりした。特にナスダック銘柄に採用され市場をリードして来たテスラが563.00ドルまで下げ、下げ止まらないことがナスダック市場の空気を悪化させていると現地8日放送のCNNテレビが解説していた。

9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランス2は「米ミネソタ州で黒人男性、フロイド氏殺人容疑の警察官に対する裁判が始まった。米国では警官の権利は民法でも刑法でも厚く守られて居る。過去数々の警官に対する有罪率は1%に満たない。今回の裁判でどのような判決になるかいろいろな意味で注目される。」と伝えた。英BBCは「ハリー英王子の妻、メーガン氏が米国でテレビインタビューを受けた。長男懐妊中に王室のさる人物から肌の色の違う子供との言葉を使い厳しい対応をされたと赤裸々に語った。英国でも早晩放送される。英王室にとっても重大な影響が出ると見られている。」と伝えた。シンガポールNAは「ミヤンマー国軍がメディア5社に報道停止を決めた」と伝えた。人口1億3,000万人の中国「成都」が日本企業誘致を積極化してきた」と9日朝放送で紹介していた。(了)

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「長寿の作法~酸化ストレスを抑える食事とは~寺尾純二、甲南大学医療栄養学部教授大いに語る(スケッチ&コメント)

2021-03-09 09:07:21 | スケッチ


画・江嵜 健一郎



3月6日(土)午後4時から神戸酒心館ホールで、語り手として寺尾純二、甲南大学医療栄養学部教授の講演会があり楽しみにして出かけた。会場入り口で時節柄、検温、マスク着用、手の消毒確認のあと席に着いた。ざっと40人近い参加者でほぼ満席だった。

安福幸雄会長から「2017年12月25日の神戸新聞夕刊で「長寿の作法~酸化ストレスを抑える食事とは~」と言う寺尾先生の記事を拝見、これは是非、お話を聞かせていただきたいと1年先の予約を受けていただいた。ところが、その後、コロナ発症。本日、ようやく実現しました。」と冒頭挨拶があった。

話は1時間半。質疑応答いれて午後6時前までの講演を堪能した。当会は講演のあと搾りたての「福寿」がぐい飲み一口が恒例により振舞われる。3密を避けるためにと、配膳の場所が3か所に分散されていた。こんなことまでと思われる方もおられたかもしれないが、コロナ下での行事開催への配慮の一端と拝察した。

寺尾先生が薦める3つの長寿の作法として「①いろんな野菜と果物から抗酸化物質を接種、②炭水化物やタンパク質など栄養バランスも重視、③サプリメントに頼り過ぎない。以上3点です」と話は、いきなり本論に入った。

「抗酸化物質とは何か?活性酸素の発生やその働きを抑えたり、取り除く物質のことである。ポリフエノール、カロテイドなどの種類がある。植物は様々なポリフエノールを生合成して様々な部位に蓄える。野菜にはビタミンA,ビタミンCなどのビタミン類、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、セルローズやぺクチンなどの食物繊維、ポリフエノールル類を含んでいる。食物繊維は、消化管における生理作用を行う。」と画面に映した。 

「ポリフエノールは体内の抗酸素酵素を増やす。活性酸素の発生を抑える。活性酸素とは何か?他の物質を酸化させて正常な物質を攻撃してしまう酸素のことである。カロテイドは、黄、橙、赤色などを示す天然色素の一群である。ニンジンの色素のβ-カロテンが抗酸化作用によりガン予防に効果があるとも言われている」と紹介した。

「オランダ成人のポリフエノール(フラボノイド類)摂取量と冠動脈系心臓病による死亡率は逆相関する。1990年代の疫学調査でフラボノイドの健康機能に注目が集まるようになった。」と述べ、紅茶、リンゴ、タマネギを寺尾先生は名前を挙げた。

「日本人女性115名(29~73歳)調査で1日あたりの平均フラボノイド摂取量16.7mg,ケルセチン接種量は9.3mg(タマネギから83.6%)」と紹介された。フラボノイドは長寿への期待がある。ケルセチンは動脈硬化予防に効果があるそうだ。

細かい数字は正直頭に残らない。しかし、タマネギと一度聞いただけで頭に残った。身近な野菜であることから余計に親近感を覚えた。

そもそも「酸化ストレス」とは何か?酸化反応により引き起こされる生体にとって有害な作用のことである。酸化ストレスを強める生活とは何か?寺尾先生は「紫外線、たばこ、過食、大気汚染物質、ストレス、過度な運動。食べ過ぎは特に良くない。」と列挙した。

1時間半の講演でバランスが大事だという言葉を数回耳にした。運動も適度だから有効と話された。徳島新聞(2012年9月12日)にホップの成分に筋委縮抑制効果があると報道があった。寺尾先生は「少量のアルコールは心臓病などのリスクを下げる。日本酒なら1日当たり1合、ビールなら大瓶1本までですね。」と話されたくだりも印象に残った。適度だからお酒もビールも効果があるのだろう。

「サプリメントを採り始めるとなかなかやめられない。サプリメントに頼り過ぎないようにすることが大事だ」と寺尾先生は繰り返し話されたことも印象に強く残った。

安福会長はじめ貴重な機会をご用意いただいた清酒「福寿」「酒心館」の皆々様にひたすら感謝である。(了)


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米雇用者数37万9,000人増加は「サプライズ」でNY株続伸、一方、長期金利上昇トレンド変わらず「要警戒」と専門家は見ているとロイター電(学校で教えてくれない経済学)

2021-03-06 10:55:05 | 経済学
2月の米雇用者数(非農業部門)が379,000人増加、1月の18万2,000人増から大幅に増えたと米労働省が5日、発表した。エコノミストの事前の予想は12万人増だった。市場ではサプライズ(驚き)でもって受け取られたと5日のロイター電子版は書いた。WSJ紙もFT(フイナンシアルタイムズ)も電子版トップで米雇用数の増加を伝えた。5日のNY市場はダウ、31,496ドル、572ドル、1.9%高、S&P500、3,841,2.0%高、ナスダック、12,920,1.6%高と揃って値上がりした。市場関係者の多くは冷静に長期金利上昇のトレンドはこの先も変わらないと見ている。失業者減少、景気回復に伴う「良い」長期金利上昇は歓迎するが、0.6%台だった利回りがここ4ケ月で倍以上急騰するような「悪い」長期金利上昇は警戒しなければならないと専門家は見ているとロイター電は書いた。

1.9兆ドル規模のバイデンコロナ対策予算は米上院で審議中であるが3月中旬には可決成立すると見られている。現在一人600ドル現金給付が原案どうり決まれば一人1,400ドルが懐にはいる。さらに失業者にはひとり600ドルが継続支払はれる。仮に半分貯金されても残りは消費に向かうから米GDPの70%は個人消費が占めるから景気は良くなる。ワクチン接種がさらに増えれば 感染者は減る。レストラン、バーも順次再開の方向にある。一方、パウエル米FRB議長は「米国にはなお1,000万の失業者がいる。長期金利上昇は懸念しているが、失業率は6.2%、コロナ以前の失業率3%台の完全雇用の状態には程遠い。」との見方を変えていないから超金融緩和状況は当面続くとの見方が5日の株価反発を支えている。

ロイター電によれば、恐怖指数VIXは24.61,13.7%低下した。米債券が売られ米10年債利回りは一時、1.625%まで上昇した、あと債券が買い戻され1.577%と前日比1.7%高い。NY外為市場では1ドル=108.36円とドルは対円で0.4%上げた。1ユーロ=129.13円、1英ポンド=149.99円でほぼ変わらず。NY原油(WTI)はバレル66.26ドル、3.8%高、北海ブレント、同69.54ドル、4.2%高と共に値上がりした。人々の動きが徐々に回復するに伴いガソリン相場が3.8%値上りしたこととOPECプラスの5日の会合でロシア、カザフスタンは若干の増産に転じるが、OPEC本体は盟主サウジリードで現行の減産幅を4月一杯維持すると伝えられた後、原油相場は高値追いとなった。一方、NY金はオンス1,698.00ドルと0.2%安と、低迷相場が続いている。

NY市場の個別銘柄を見ればダウではマイクロソフト、231.69ドル、2.2%高、ダウを32押し上げ、キャタピラー、220.16ドル、3.5%高、ダウを48押し上げ、石油株のシエブロン
109.06ドル、4.3%高、ダウを29押し上げた。ほぼ全面高の展開だった。一方、ナスダックは全般値がりした。しかし、テスラ、597.95ドル、3.8%安と続落した。5日のブルームバーグ電子版はテスラの時価総額が株価急落でここ4週間だけで2,340億ドル(25兆2,000億円)喪失したと書いた。巣ごもり需要で有卦にいっていたズーム株も1.7%安と続落した。過ぎたれば尚及ばざるがごとしの言葉がある。好事魔多しと共にしばし名言である。(了)

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4日のNY株、パウエル発言に敏感に反応、大幅続落、一方、バイデン米大統領は「米国人に一日200万人分のワクチン接種が可能になった」と演説(学校で教えてくれない経済学)

2021-03-05 11:52:11 | 経済学
パウエルFRB議長は4日「雇用及びインフレ目標達成までは超金融緩和政策に変更はない」と語ったが具体的内容には触れなかった。パウエル発言のあと米債券が売られ、利回りが上昇した。4日のNY市場でダウは30,924ドル、345ドル、1.1%安、S&P500,3,768,1.3%安、ナスダック、12,723,2.1%安と3指標揃って値下がりした。恐怖指数VIX,28.46、6.7%上昇、10年債利回り、1.536%へ上昇。NY外為市場で1ドル=107.91円、1ユーロ=129.18円、1英ポンド=149.89円で取引された。NY原油(WTI)はバレル64.25ドル、北海ブレント、同67.19ドル、共に4.9%値上りした。OPECプラスの会合でほぼ現行生産ベース維持で決まったと伝えられ原油相場を押し上げた。NY金はオンス1,695.50ドル、1.2%安、ビットコイン、4万8,113ドル、4.6%安で取引を終えた。

4日のNY市場で個別銘柄の動きを見れば、ダウ採用銘柄では、ボーイング、224.95ドル、1.6%安、ダウを40ポイント押し下げ、住宅ローン金利指標の米30年債利回りが一時、3.02%を付けたことを受けてホームデポ、251.15ドル、2.4%安、ダウを40押し下げ、このところ上げていたゴールドマンサックス、329.80ドル、1.4%安、ダウを30押し下げた。一方、ハイテク株指標のナスダックではパウエル発言を受けて、テスラ、621.44ドル、4.9%安、ツイッター、66.85ドル、5.7%安、アマゾン、2,977.57ドル、0.9%安とそれぞれ値下がりした。一方、4日、NYタイムズ電子版は「バイデン米大統領は4日、米国内のワクチン接種が一日200万人が可能になった。6月末迄に米国人全員にワクチン接種できる。」と演説した。ワクチン接種進展見込みから一部州ではロックダウン解除が始まる。米国経済は改善の方向に向かうと見られるが、市場はパウエル発言に神経質に反応した。

5日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランス2は「フィリップ仏首相は4日、来週3月8日から段階的にロックダウンを解除すると発表した。フランスの新規コロナ感染者数は25,279人へ減少傾向が見られる。ワクチン接種が4月中に追加1,000万人、5月、2,000万人分を確保した。高齢者、医療従事者、薬剤師含む、4月中に50歳未満に対象を拡大できる。23県すべてに不公平なく届けられる」と語った」と伝えた。ドイツZDFは「10万人当たりの感染者数が50人、100人、それ以上に対象を区分けして、段階的にロックダウンを解除する」とメルケル首相は4日、語った。4日現在、ドイツ国内のコロナ感染者数は11,912人と前週から43人増えたが減少傾向を継続にある。一方、簡易ワクチンキットを利用すれば自分で検査が出来る。陽性反応が出れば病院などで正式にPCR検査をする」と伝えた。英BBCは「新規のコロナ感染者数は12,136人、死亡者、242人とワクチン接種進展とともに減少傾向にある。特に老人介護施設では入居者と家族は面会できなかった。3月8日からPCR検査陰性、ワクチン接種証明書、マスク、社会的距離、手洗い条件で段階的に規制が緩和される」と伝えた。中国CCTVは「5日から全人代が始まる。」と伝えた。韓国KBSは「ジョン・ソギョル検事総長が辞任した。大統領選挙に影響が出てくる。」と伝えた。(了)

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スノウドロップが今年も暦どうりに咲きました(スケッチ&コメント)

2021-03-04 13:28:59 | スケッチ


スノウドロップ

画・江嵜 健一郎



スノウドロップの花が今年も暦どうりに咲きました。足元にはチューリップが、次は私の番よと控えている。スノウドロップは、地味な花であるが、緑の斑点がかわいらしい。絵心を大いに刺激されて一気にスケッチ、自宅で彩色した。

ヤフーのブログのお世話になってスノウドロップを検索した。2月から3月にかけて開花、6月に茎葉が枯れて休眠する。原産地は東ヨーロッパ。花言葉は「希望」、「慰め」と出ていた。

禁断の果実を食べてエデンの奥の園に追われて悲しむアダムとイブを慰めるために天使が降っていた雪をスノウドロップの花に変えたという聖書のエピソードに由来している。ただ、家の中に持ち込むと不幸を招くとされ,贈り物としては注意が必要とあった。

スケッチしているとフエンスの外に人の気配を感じた。振り返ると、初老のご婦人が、いまや仕舞風呂だが、ミニバラをのぞき込んでおられる。「ひとつ2つ切りましょうか」と言ううと「ありがとうね。うちは庭がないんで。いつもそば通ってんのよ。きれいに手入れされてますね」と外交辞令が飛び出した。

「いえ、いえ、自宅が遠いので、ほったらかしですよ」と答えながら「南天の実もひと房切りましょうか」とフエンス越しに切って渡した。「ありがとう。花瓶に入れてかざるわ。」と言う言葉もそこそこにご婦人は、その場を離れたが、彼女の顔がはじけんばかりに笑っていた。

花を描いているといつも元気をもらえる。通りがかりの人とのちょっとした会話からも結構元気をもらっているのかもしれない。(了)

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