年末年始は大掃除やらおせちやらで、ほとんど家にいることになる。会社行かなくていいのだが、ずっと家にいると別の意味で気を遣うし、どうも“煮詰まって”しまう。そこで先日近くの温泉に行ったら、近所のダンナも1人で露天風呂に漬かっていた。やはり余所の男衆も、年末年始で「お疲れ」らしい。
既に他界してしまったが、実家の両親は九州で自営業をやっていた。しょっちゅうケンカしていたのをよく覚えているが、一日中顔を合わせていたからだろうと、今になって思う。
カミさんの両親は健在ながら、二人ともあちらの実家にいて仕事していないからか、これまたよくケンカしているようだ。(こちらがトバッチリ食らうことも)
…だから、勤めに出るというのは、うまく出来た仕組みなのかもしれない。
で、定年後どうするかっていう話。
のんびりしたいと思っていたが、年末年始のたかだか1週間家にいるだけでイヤになるくらいだから、これがずっとということになると、トルストイではないが「家出」したくなってしまうかもしれない。(外に出るのは男の本能なのかも) かわいいカミさんと、ケンカしたくはないし。(すれば負けます)
ひとり旅も、しょっちゅう行くわけにもいかない。
自宅と会社と、気分が変わるのもいい点。もちろん仕事は仕事で大変なこともあるんだけれど、いろんな人間観察や発想が出来る時間でもある。「監視」が厳しいのでなければ、ネットもメールも自由。(ここだけの話、この原稿もおおかた会社で作成したもの)
経済的に助かるという面もあるし、これから労働力が不足すると言うし。
…だから、定年後も働くかなあ、と思っているところ。
〔写真は(関係ないけど)Eテレ『0655』の名物「新春たなくじ」で出た〈スター大吉〉〕