eSSay

エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

南無2008

2008-12-28 09:03:58 | 時事
 
 今年亡くなった方々を。〔敬称略,カッコ内は享年〕

 2月10日 ロイ・シャイダー(76)
         映画『ジョーズ』や『2010年』でおなじみ
 2月13日 市川崑(92)
         くわえタバコで映画『ビルマの竪琴』や『犬神家の一族』を監督  
 3月 3日 広川太一郎(69)
         とか言っちゃったりなんかしちゃったりして
 3月19日 アーサー・C・クラーク(90)
         『2001年宇宙の旅』は衝撃的だった。
 3月24日 リチャード・ウィドマーク(94)
         いいツラ構えをしていた。
 4月 5日 チャールトン・ヘストン(83)
         『猿の惑星』のラストは忘れられない。
 4月 6日 川内康範(88)
         「おふくろさん」を作詞した“スヌー”
 4月 8日 小川国夫(81)
         静岡で一番有名な作家(地味だけど)
 5月 7日 水島裕(75)
         DDSという薬物療法に功績
 5月 8日 伏見康治(98)
         原子力の平和利用を目指した物理学者
 6月 2日 長沼健(77)
         日韓W杯もこの人のおかげ
 5月26日 シドニー・ポラック(73)
         『トッツィー』は面白かった。
 5月31日 ウガンダ・トラ(55)
         確か「オレたちひょうきん族」に出ていた。
 6月10日 水野晴郎(76)
         いやー映画って、ホントにいいものですね!
 6月21日 グレート草津(66)
         子供の頃、「グレー・とくさつ」とか言っていた。
 6月27日 レイモン・ルフェーブル(78)
         「シバの女王」はいい曲
 7月14日 大野晋(88)
         日本語とタミル語との比較など興味深かった。  
 8月 2日 赤塚不二夫(72)
         これでいいのだン~
 8月11日 荒勢永英(59)
         お相撲さんは短命だ。
 8月25日 深浦加奈子(48)
         僕より年上だと思っていた。
 9月 6日 寺内大吉(87)
         キックボクシングが懐かしい。
 9月26日 ポール・ニューマン(83)
         『スティング』の結末は見事
10月 5日 緒形拳(71)
         どんな気持ちで「風のガーデン」を演じていたのか。
10月10日 三浦和義(61)
         その最期も〈疑惑〉だった。
10月11日 峰岸徹(65)
         最近見ないと思っていたが。
10月27日 フランク永井(76)
         小さい頃、フランキー堺と混同してた。♪有楽町で逢いましょほー
11月 4日 マイケル・クライトン(66)
         『ジュラシック・パーク』は楽しませてもらった。
11月30日 高野宏一(73)
         「ウルトラマン」の特撮はこの人の手腕
12月 5日 加藤周一(89)
         カッパブックス『読書術』で本を読む楽しさを教えてもらった。
12月 6日 遠藤実(76)
         「高校三年生」や「北国の春」の作曲家 
12月24日 飯島愛(36)
         まだ若いのに孤独死とはかわいそう。

 〔その他確認したければ、「訃報ドットコム」でもどうぞ〕

 ついでながら、今年を現わす四字熟語を。
・飯毒混難(食品中の有害物が問題に)
・黒頭掌中(オバマ氏がアメリカ大統領に)

 ではでは、皆さま良いお年を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薬師丸ひろ子と原田知世

2008-12-21 09:12:20 | 女の子
 
 AGFコーヒー「ブレンディ」のCMに原田知世が出ていて、昔とほとんど変わっていないのに少々びっくりしている。

 もう25年前くらいになろうか、薬師丸ひろ子と2人、角川映画の看板娘として活躍していたが、薬師丸の方が人気では圧倒していたように思う。僕も、それから学生時代仲の良かった友人もそうで、ポスターを机の前に貼っていたものだ。原田知世は幼すぎるというのか、色気がなくて。
 今、薬師丸の方は、映画『ALWAYS・三丁目の夕日』なんかにお母さん役で出ていて、それはそれで相変わらずかわいらしいのだが、今の気持ちとしては、原田知世の方がいいな、とも。

 これは身近な人にも言えることで、昔かわいかった子がすっかりオバサンくさくなってしまっていたり、ほとんど目立たなかった子が、目を惹くような女性になっていたりするのはよくあること。
 だから、そういうのを見越した上で恋人選びをするのがいいのかもしれない。
 ついでながら、〈はやりの顔〉というのか、昔だったら加山雄三とか長嶋茂雄とか、いわゆる2枚目がモテていたが、今は亀梨和也とか舘ひろしとか、爬虫類顔(失礼!)の方がどちらかというとモテるようだ。まあ顔のツクリはともかく、いい〈顔つき〉かどうか、あるいは活き活きしてるかってのが問題だとは思うが。
 原田知世の顔も、今の時代に合っているのかもしれない。

 話は飛ぶけれども、先日東京で忘年会があって、会社の若い女の子と2人、有楽町ガード下で2次会を。ふた回り近く下の子だし、恋愛関係になるような仲でもないし(向こうはどう思っているのか知らない)、仕事の話ばかりして終わり。(午前様になってしまった)
 「まんぷく食堂」という、女の子同士で入っても大丈夫そうな店なので、良かったらどうぞ。

〔写真は、静岡市・青葉公園にて〕

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻生さんピンチ!

2008-12-14 09:11:10 | 時事
 
 麻生内閣の支持率が落ちているらしい。記者会見の時の表情も、ずいぶんと落ち着きのない、生気のないものになっている。ただ、元々アマノジャクなので、こういう時こそ応援したくなる。
 大きな要因としての第2次補正予算案を出さないことは置いとくとして、夜な夜なバーで飲んでるからだの、漢字が読めないだの、口が悪いだの、それが何だっていうのか。

 漢字がきちんと読めたって判断力・大局観がなければどうしようもないし、口が悪いのは元々であって、だからこそ自民党の面々は面白がって担ぎ上げたんじゃないのか。「自民党の危機だ」とか何とか抜かして、手のひら返すように反対派に回るってのは、節操がないというか何というか。(だから自民党はダメだ、ということにもなるのだが)
 だいたい、自分たちで選んだ、自分たちでまつり上げた人間を、すぐさま引きずり下ろすってのは、倫理的にどうなのかな、と思う。それが国家のため、という大義名分はあるにせよ。
 麻生首相も、その辺の悲哀を大いに味わっているに違いないだろうが、周りの支持を失ったことで権力者が見放されるのは、ルイ14世にしろ豊臣家にしろ、近いところでは米国のブッシュ大統領にしろ、歴史上何度も起きていること。そう珍しくはないんで、あまり気にすることでもない。

 前回も書いたように、今の世の中、チマチマしたことで大騒ぎし過ぎ。不備なところはお互い様、と3年あるいは5年、やらせてあげたらどうだろう、といつも思う。
 2次予算案を出さないのは、それなりの判断があってのことだろうし、何も一人で決めてるわけでもなかろう。側近の意見も取り入れてのことだろうから、独裁的なものでもないはず。
 ただでも、失業者が多く出ているこの不景気は何とかしてほしいものだ。世界的なものなので、難しいとは思うけど。

 政権を失うのは怖いことだろうけれども、一度民主党にやらせてみるのもテかもしれない。それで世の中良くなれば、自民党というよりこの日本に生きる者としても喜ばしいことだろうし、世の中悪くなれば、自然また自民党に政権が戻ってくるわけだから。また、あまり変わらないようであれば、それこそ政策で勝負できるのだし。
 そうそう、新聞にしろテレビにしろ、政策の中身よりも、どの派閥が会合開いたとか、くっ付くとか何とか、そういう政略的な話が多すぎるように思う。大事なのは中身だと思うんだけどね。

 まあじたばたしないで、運を天に任せる、くらいの気持ちでいるのが一番よろしい。
(と、偉そうなことを書いてしまいました。当事者じゃないので、勝手なことが言えるわけです)

〔写真は、首相官邸HPより〕

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チマチマした社会

2008-12-07 09:20:45 | エッセイ
 
 公園に行くと、こんな看板が立っている。
「ここではボール遊び・ローラースケート・スケートボードなどをしてはいけません」
 おそらくどこかで誰かがケガでもしたからだろうが、こんな決まりに従っていたら、子供は一体どこで遊べばいいんだろう。どこか別の空き地へでも行くしかないのか。でもそこにもきっと、「ここは私有地です。勝手に入ってはいけません」だの「キケン!入るな!」とでもいった看板がまた立っているに違いない。
 そんなの構わずに遊ぶというのが一番いいのだろうが、かくして、外で遊ぶことのできなくなった子供たちは、家にこもってテレビゲームでもやるしかなくなる。

 公園といえば、事故があったとかで数年前から「箱型ブランコ」やら「回転式遊具」やらが撤去されている。ケガをしたからっていちいちその遊具を撤去していたら、何もない公園になってしまう。都会では実際、空っぽになった公園もあると聞く。
 少々ケガしようが、自由に遊ばせるのがいい。事故やケガがあったからと、撤去するだの柵を設けるだの、責任とりたくないからだろうけど、何だか情けなくなる。
 そうして危険から遠ざけていくと、ますます危険を回避することができない子供(人間)が増えることになる。すると安全なものがだんだん減っていくという、いわば〈ひ弱な世界〉になっていくことになる。そんなんでいいんだろうか。

 学校や職場では今、個人情報保護とかいって、名簿作成もままならないらしい。住所やら電話番号が漏れると困るとのことだが、これまた情けない感じがする。卒業アルバム作製にも影響出ているそうだ。そのうち住所録なし、名前なし、顔もボカシ、の卒業アルバムになるかも(意味がない!)。

 あと思いつくままに書いてみると、プールでの帽子かぶれだの休憩とれだの、学生コンパでのイッキ飲み禁止だの、政治家は1円から領収書出すだの、大相撲では両手をついて立ち合いするだの、メールにはすぐに返事しないといけないだの、チマチマチマチマした方向に向かっているように思う。
 「こんな世の中に誰がした」とよく言われるけれど、こういうチマチマした世の中でいいのかねえ、と思ってしまう。できるだけ、そういう方向に行くのはやめにしたいものだが。

 世の中が便利になればなるほど、文明が進めば進むほど、いろんな面で細かくなるのはやむを得ないのかもしれない。でも、ある程度いい加減な世の中でないと、息苦しくてしょうがないだろうと思う。(あと戻りは難しいだろうけど)
 年取って、役所や病院に行った時、何だかよく分からないルールに振り回されるなんて、まっぴら御免だし。

〔写真は、サザンカの花〕

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする