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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

女と男―――美醜/賢愚

2021-04-18 07:25:39 | 科学/考察
 
 脳科学者の誰かが言ってたような。(お気を悪くされる方もいらっしゃるかも)

 世の中には飛びっ切りの美人がいる代わり、残念ながらそうじゃない女性も。それに対し、男性にはイケメンもいるがそんなにブ男というのは少ないようだ。そこそこ平均的な顔が多いというのか。
 正規分布のグラフで言えば、女性はなだらかで幅広い曲線であり、男性は中央部分が高い曲線になる。

 一方、頭の良さというと、これまた残念ながらとんでもなくバカな男が多い分、実に賢い男もいる。女性では飛び切り頭のいい/悪い人は少ないようで、そこそこ平均的な人が多いようだ。
 正規分布のグラフで言えば、女性は中央部分が高い曲線であり、男性はなだらかで幅広い曲線になる。

 だから何なんだって言われると困るのだが、合ってるような気もする。
 一般的に、子供を育てるため女性はそこそこ賢くないといけないだろうし、世の中を動かしていくため男性の中には凄く賢い者も必要なのだろう。もちろん、美しさや賢さが人間のすべてではないけれど。
 …以上、自分のことは脇に置いといて。

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〈男〉論

2021-04-11 07:33:09 | 科学/考察
 
 どういう男を選べばいいのか、という話。

 先日『徹子の部屋』に石野真子が出ていた。アイドル時代と変わらずかわいらしかったが、もうじき還暦なんだそうだ。いつもは話題になるダンナや子供のことが出なかったので調べたら、そうそう、長渕剛と離婚したんだった。(何となく苦労の色が見えたのはそのせいか。同様に失敗してしまった女性は世の中たっくさんいるに違いない)
 どうやら、意見の不一致(Whichが悪いのか…ジョークです)からDVもあったらしい。マッチョで男らしいとされている長渕だが、暴力ふるうのもありそうありそう。

 薬師丸ひろ子も、元のダンナ・玉置浩二から暴力ふるわれていたらしい(僕らのひろ子ちゃんに何てことを!)。彼もまた男らしいと見られているが、その分暴力的なのかもしれない。
(彼らの名誉のために言っておくが、『乾杯』や『田園』など、いい歌を歌っていることも確か)
 いわゆる見た目が「男らしい」男は、女性にとって魅力的に映ることだろう。ただその分、腕力にモノを言わせる面があるのも確か。周りに気を遣わない、無神経でデリカシーのない男であることも多いかも。
 実際問題、そんな男は(失礼ながら)さほど出世はできずそうそう稼げないはずだから、あまりいい暮らしは望めないかもしれない。

 多少弱そうに見えても、さらっと気遣いのできる男、それも気持ちに一本芯の通った、別の意味で「男らしい」男を選んではどうでしょう。そうすりゃ、ずーっと大事にしてもらえるに違いない。
 背が高くないとか病弱であるとかそれほどイケメンでないとか、何かしら少しばかりの〈引け目〉もある方が、自信満々で無神経なウヌボレ男よりも気持ちを汲んでくれそうな気もする。そうそう、イケメンはモテて女性よりどりみどりだから、当然ながら女性を軽視しがち(これもわかる人は多いはず)。
 もちろん見た目「男らしい」男を選ぶのを止めるつもりはないが、腕力使いがちであることをお忘れなく。
…以上、自分のことは棚に上げて。


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比較の問題(新型コロナvs.インフルエンザ)

2021-01-24 07:46:51 | 科学/考察
 毎日毎日コロナのニュースで賑やか。それこそ一種の〈流行り〉みたいなものだから、扱わない訳には行かないのだろう。しかし真面目にやっているのだと思うが、煽り過ぎって気もする(アオった方が視聴率とれるんだろうね)。
 その昔、「小選挙区制にすれば政治は良くなる」「民主党が政権とれば世の中良くなる」ってさんざん煽られたのはご承知のとおり。

 国内で新規感染者が4000人超えだの7000人超えだの騒がれているが、例年、インフルエンザ流行時には多い時で1日に数十万人が新規感染者になるそうだ。そして、毎年3000人以上もインフルエンザが直接の原因で亡くなっている上、インフルエンザにより基礎疾患が悪化し毎年1万人ほどが亡くなっているらしい。ワクチンそしてイナビル等の治療薬があっても、だ。(コロナみたいにグラフにしたら、すごいことに)
 毎年のことで目新しくもなくニュースにもならないから、ほとんどの人は知らないはず(僕も知らなかった)。おそらく熱出して肺炎起こして苦しんでいるその様子は、テレビでは決して放送されない。

 まとめるとこうなる。
            新規感染者(/日)  感染者数    死者数    致死率
  新型コロナ(現時点) Max 7882人   累計36万人   累計5064人  1.4%
  インフルエンザ    Max 数十万人  毎年数百万人  毎年約1万人!  0.1%程度

 決してコロナを軽く見るということではない(感染力よくわからないし、致死率そこそこ高いし)。あくまでも冷静に科学的に見ましょう、というだけ。
 そもそも新型コロナって何が「新型」なのか。それは、細胞の表面にあるACE-2という受容体(錠前)に取り付いて細胞内に入り込む能力が従来のコロナウイルスより数十倍も高いかららしい。だから細胞内に入って増殖しやすいし、ACE-2が多い人は重症化しやすいのだそうだ(民族差?)。
 ところでこの冬は、マスクに手洗いに徹底されているからか、あるいは“ウイルス干渉”によるものか、インフルエンザ感染報告数が、前年同期で約6万人のところ、わずか70人ほどと、何と例年の1000分の1に抑えられているそうだ。これはこれで、めでたいこと。

 …とまあ(おそらく)感染していないから、のん気にブッていられる。(コロナ感染で苦しんでおられる方々、経済的に困っておられる方々にはお見舞い申し上げます)

参考資料
・クリニックフォアグループ医師:インフルエンザによる年間死者数はどれくらい?コロナとの致死率の違いは?医師が解説します。
・大和田潔:「新型コロナのワクチンを渇望はしない」医師としてそう考える理由
・和田秀樹:「コロナ死4000人vs.肺炎死10万人」という数字をどう読むべきか


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なぜハチミツは腐らないのか

2020-11-22 07:49:51 | 科学/考察

 防腐剤も入っていないのに、糖分が多く栄養豊富なハチミツがなぜ腐らないのか。理科で習っただろうか、それは「浸透圧」のせい/おかげだ、という話。

 2つの接触した物体間で水分濃度(浸透圧)の差があると、水分の多い方から少ない方へ水分が移動してバランスをとろうという、自然の法則がある。(エントロピーの法則にも似ている)
 そして「腐る」とは、食べ物等の有機物が微生物の作用によって変質すること。微生物も体内に水分を持っているから、ハチミツに比べ浸透圧が高いことになるため、ハチミツに接触するとその水分が奪われ死滅してしまう…。
 同様に、水あめや煮詰めたアンコも腐らない(というかそのために煮詰めている)。うまく考えたもの。
 ただ腐ることはないにせよ、風味が落ちる「劣化」が起きるのは仕方ないこと。

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『もしもの世界』を見ながら

2020-08-16 07:42:37 | 科学/考察
 
 NHKのEテレで『思考実験バラエティー!もしもの世界』というのをやっている。
 昭和の頃に見たようなイラストとともに「もしも地球の自転が止まったら?」「もしもタイムマシンがあったら?」と、子供でなくてもワクワクしながら見てしまう。

 ところでそのタイムマシン。例えば半年前に移動したとすれば、その時地球は公転軌道の反対側にいるわけだから、タイムマシンもろとも宇宙空間に放り出されることになりはしないか(それともどうにか設定すればいいいのか?)。
 …というのはよく知られている話で、半年前の“現在地”に降り立つとすれば、時間旅行の間も地球の重力に支配されているってことになる。

 言い出すとヤボな話になるのだが、もう一つ。
 〈地縛霊〉なり、ある特定の場所に霊が現われるというのがある。重さがないはずの霊魂が“その場”に居続けるのは、重力に支配されているようで妙な感じがする(それとも魂には重さがあるのか?)。あるいは、あの世はあの世で、別の〈物理法則〉が存在しているのか。これはまあ、死んでからのお楽しみ。
  

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死後の世界はあるか

2019-07-07 08:19:04 | 科学/考察
 
 まだまだ若いつもりでいたが、還暦も近くなってさすがにあちこち弱ってきた。歯周病で奥歯は失うし、寒い時季だけだけど耳鳴りに悩まされるし、起き上がる時や段差でよくよろめく(かわいい子によろめくならいいんだけど)。何より、気力/記憶力がかなり落ちてきた。
 だから〈死〉をだんだんと意識せざるを得ない。ただ、他の人はどうか知らないが、今のところあまり怖いとは思っていない。死後の世界を信じているからだし、何にもなくなるのなら、それはそれで、と思っているし。

 死後の世界があるかどうかというのは古代からの大問題ながら、明確な答えはまだ出ていないようだ。「ある」という人も「ない」という人ももちろんいる。でもでも、可能性は広く持っておいてた方がいいと思う。
 「地球が丸いなんて」「海外にいる人と画面で話できるなんて」「将棋で人間が機械に負けるなんて」ありっこない、と言われていたのが現実になった/だったことは多々ある。
 「ない」という確証がない限り(「ない」ことの証明は一般に難しいのだが)とりあえず「あるかも」と可能性の枠は残しておけばいいのだろう、と思う。急いで否定する必要は、どこにもないはず。
 ついでながらこの場合、「ある」という証明も難しい。写真やビデオに収めることができないものだから。できるとしたら、脳が感じている映像を外部で取り出すことくらいだが、それも〈死に際しての幻覚〉との区別は難しいだろう。

 AI含めた科学技術、あるいは哲学含めた人間の知性がいくら進歩しようが、違う世界の話なので、この世にいる限りわかりっこないことなのかも。紙の裏表、あるいはボールの内外、みたいな…。

 だから、死ぬのがある意味楽しみではある。もちろん急ごうとは思わないが、どんな世界が待っているのか、あるいはいろんな説が正しかったのかどうかが、分かるはずだから。
 もちろん先に死んでしまった人に逢えるかもというのはあるし、ひょっとしたら時空を超えることが可能になり、他の惑星や宇宙の果てを目にすることができるのかもしれない。それも楽しみ。
 とはいえ、今いる世界とほとんど同じだという説もあるし、いろんな次元(畜生界や天上界)があって、死後の世界はこうだ、と一概には言えないのかも。
  

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自然と人工と

2018-08-05 10:12:52 | 科学/考察
 
 けさもセミの大合唱の中で目が覚めた。

 動植物は本能のままに、つまり自然の摂理に従って生きているらしい。大気や地殻といった自然と、一体化していると言ってもいいのだろう。
 これに対し人間は、環境を変えることのできる生物だという。有史以来〈人工物〉を次々と生み出し、それは僕ら人間にとっては都合のいいこと。「意識」を持つようになったせいのようだが、アダムとイブではないけれど、これはこれで「罪」なのかもしれない。
 ただ人間も〈自然〉の一部なのであるから、そのやることなすこともやはり「本能」ということになるのかも。

 ヒトの姿をした神様というのはよく見聞きするけれど、神様に一番近いのは僕ら人間ではなくて、大自然なのではないかという気はしている。(そうすると地震や豪雨は神の思し召しということになってしまうのだが)
 動物(例えばアリやスズメやメダカやチョウ)が神様の遣いであるというのも、世の中広く感じられているイメージ。

 とは言え宇宙そしてあの世をを含めた広い広い大自然からすれば、人間の考える/作る人工物というのも、その中のごくごく一部なのかもしれない。大自然と“対抗”するなんて、何ともおこがましいよような。
 …てなことを、高校時代あたりから考えている。暑い中、小難しい話で申し訳ない。


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続・理性と本能と

2018-04-15 08:33:57 | 科学/考察
 皆さんはどうか分かりませんが、酔っ払うとどうも〈エッチ〉になってしまう。飲み会から帰ってきた時など(毎回ではないものの)ついついその方面のサイトを覗きたくなる。(時に自己嫌悪に…)
 そう言えば、かの福澤諭吉もお酒にだらしなかったというから、あるいは同じようなことで悩んでいたのかもしれない。

 ご存じのとおりこれは、理性を司る大脳皮質がマヒして本能が露わになるためで、やむを得ないことではある。
 理性が神様/天から与えられたものであるように、本能も同様、自然に与えられたもの。そこには命をつなぐという深遠/重要な意味があるのだし、避けようもないこと。(もちろん人に迷惑掛けたりセクハラなんぞは、ご法度ご法度)
 物事に「陰と陽」「裏と表」があるように、そしてどちらか片方だけでは成り立たないように、理性と本能とは切っても切れない関係であり、またどちらも必要なもの。

 男根あるいは女陰を模した神輿を担いで行なわれる各地の祭りや、アニミズムの象徴である土偶なんか見ていると、おおらかな〈性の解放〉が見られる。こういうの、いいなあ。
 古(いにしえ)の時代はそんなものだったのかもしれない。今の世の中、ギスギス/チマチマし過ぎ。

 ところで『50代から強く生きる法』という本を読んでいたら〈理趣経〉という聞きなれないお経の話が出ていた。
 曰く「男女交合の妙なる恍惚は、清浄なる菩薩の境地である」「男女の愛も、清浄なる菩薩の境地である」等々。お経らしからぬ何とも鷹揚な考え方。何だか自信が持てそう。
 あるいは、とある年配の女性が言ったというこんな言葉もある。「ええばっかりの人間はおらん。悪いばっかりの人間もおらん」 人間なら誰しも、長所もあれば短所もあるってこと。程度の問題なのであるが、こういうの聞くと、安心して生きていくことができそう。
 …とまあ半分は自分を慰めるために書き連ねてみたのでした。

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霊魂と重力

2018-03-11 10:13:22 | 科学/考察
 東日本大震災からはや7年。この時期になると、犠牲になったたくさんの人(それから動植物も)のことを考えざるを得ない。
 さて今日の一文は、あるいは何の役にも立たないかもしれない。

 震災に限らず、亡くなった人たちの魂はやはり、その場に残るもののようだ。重さのある僕らが地上に縛られるのは分かるが、重さがないとも言われる魂も重力に支配されるのだろうか。
 気持ちの問題と言うか、この世の物理法則とは別の「霊理法則」とでもいうものがあるのかもしれない。霊魂とは言え大宇宙の一部。自然法則には従うものなのだろう。
 あの世に行けば、その辺分かるのかもしれない。

 もう一つ不思議なのは、生まれ変わりだの前世だの言う時、他の惑星の生物だった、というのは聞いたことがない。古代のお姫様だの、戦国時代の武将だのはあるけれど。
 やはり霊魂も、地球に縛られるものなのだろうか。

 不謹慎ながら、死後の世界を早いとこ見てみたい気もする。いや、その世界も一時的なもので、また別の世界が待っているのだろうとも思っている。
 …あ、午後2時46分には黙祷をしなければ。

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比較の問題⑦(メダル数)

2018-02-25 09:25:25 | 科学/考察
 
 平昌冬季オリンピックも今日で終わり。日本人ではフィギュアの羽生選手にスピードスケートの小平選手、そして女子パシュート選手団が金メダルを獲得し、総メダル数も13と、長野大会を抜いて歴代最多となってめでたい限り。
 テレビ見ていて、何度もウルウルさせられてしまった。カミさんと娘から「お父さんまた泣いてるー」と。

 さてここからは、涙をぬぐってヤボな話。
 「オリンピック記録室」というサイトによると、競技種目数は長野大会が68、ソチ大会が98であったのに対し、今回は102。つまりメダル総数もそれだけ増えたってこと。高木菜那選手が金をとった女子マススタートも、新種目の一つ。
 だから、日本の獲得メダル数が増えたと言っても、総枠が大きくなっているのであれば、単純に喜んでばかりもいられない。
 極端な話、種目数が2倍になったら日本の獲得メダル数も2倍になるのが普通だし、種目が半分になってもメダル数が変わらないとすればそれは立派なこと。(もちろんどういう種目が増えたか減ったか、という精査は必要)
 …こんなこと、オリンピック委員会の人たちやマスコミの人たちだっては分かっているはずだが、どうも報道には出てこない。言わぬが花、知らぬが仏、あるいは視聴率/販売部数にも響きかねない「不都合な真実」なのかも。
 メダル数を云々するのであれば、総数のことも伝えないといけないだろうと思っている。

 とは言え、日本人であるかどうかに関係なく、努力する素晴らしさ、競技の美しさに変わりはない。
 OAR含め、各国のメダル数が増えて喜ぶ人がたくさんいれば、それはそれで「平和の祭典」だと言えるのかもしれないし、いい顔したアスリートを見るだけでも気分のいいもの。

 ついでながら、将棋の藤井君が朝日杯で優勝し、史上最速で六段になったのも見事。羽生永世七冠たちを追う立場であり、ある意味超えたとも言えるが、いずれ追われる立場になるってことは、本人も重々わかっているはず。実に素晴らしい才能ながら、その時ちゃんと受けることができるか…。
 まさかとは思うが、ひょっとしたら60年後「ひふみん」みたいなおじいちゃんになっているの、かも。
  

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