メタボリック対策とかで、会社の健診で腹周りを測るようになった。先日も春の健診の結果が戻ってきて、78cmだったからいいものの(基準は85cm以下)、学生時代から5kgは体重増えているし、油断はできない。
どうもいろんな人の意見を聞いてると、腹の減る時間があるというのは、健康にいいらしい。『病気にならない生き方』の新谷弘実さんも、かの斎藤一人さんも、同じようなことを言っている。
ガン細胞や体に不要な物というのは誰にもいつでも出来ているけれども、空腹時に、顆粒球という白血球の一種がそれらを食い尽くしているらしい。満腹にしていると、顆粒球はその他の物を食するから、ガン細胞が生き残ってしまう。だから空腹にして、顆粒球にガン細胞なんかを食べさせる時間が必要なのだ、と。
それと、これは僕の考えなのだが、物を食べるということは、食品添加物も一緒に体の中に入れることを意味する。いくら安全性が確保されているとは言え、添加物の摂取は少ないに越したことはない。そういう意味でも、食べる量というのは必要最小限にしておく方がいい。(中国産の食材には不安もあるようだし)
ついでながら、花粉症とかアトピーとか、アレルギー性の疾患が増えているのは、食品添加物のせいもあるのではないかと、密かに思っている。特段根拠はないのだが。
『世界一受けたい授業』で、脳科学者・茂木健一郎氏が頭の良くなるコツとして、3つを挙げていた。何かに没頭すること、恋をすること、そしてプチダイエット、だそうだ。いずれも、頭脳を刺激するからとのこと。(恋をしようよ、という話は、すでに書いた)
腹をすかせるのは、どうやって食糧を確保するか、というようなことを考えるため、脳に血液を回すということだ。空腹は頭にもいいらしいから、是非。
だいたい、食べ物がたくさんあるからといって、ひっきりなしに何かを食っているというのは、たるんでいるというのか、みっともないことこの上ない。(たとえば一部の米国人みたいに)ブクブク太ってちゃ、精神の貧弱さをさらけ出しているようなもんだ。
もちろん、ストレス解消のためとか体質的なものもあろうが、しょっちゅう食べ物を口にしてちゃ、その旨さもうまく味わえてないんじゃないかと思う。
また、食糧のないツラさを体験している人も多いとは思うが、この時代、食べ物が途切れるということは、まず考えられないことだ。仮にあったとしても、空腹に耐える練習をしておかないと、すぐにマイってしまうだろう。
健康のためにも、頭のためにも、腹が減るのはいいことなのだ。
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