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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

これでいいのだ―自動思考との格闘

2006-08-27 09:07:52 | こころ
 
 たとえば友人なり恋人なり上司なりから、「君(あなた)のやり方は間違っている」と言われたとき、「この野郎、バカにしやがって」という受け止め方と、「自分のためを思って言ってくれてる」という受け止め方とで、態度・行動は大いに違ってくる(もちろんその前に、脳内物質の分布というのが違っているのだが)。

 外部の状況にどう反応するかというのは、人によってクセがあるものの、ある程度オートマチック化されていて、〈自動思考〉と呼ばれる。「自分が悪かった」と思うか、「お前が悪い」と思うか・・・。
 何十年も生きていると、そのクセというのは身に染み付いていてなかなか直らないものだ。でも、「人の足引っ張りやがって」と考えるより、「自分の欠点に気がつくことができた」と考える方が、精神衛生上はるかにいいに違いない。自動思考が100%正しいとは限らないし、相手の意向がどうだったのかってのは、発言した本人さえ正確にはわかっていないことだってある。さほど意識せずに何か言うってのも、よくあることだ。

 だから、周りの状況に対しては、できるだけ好意的に受け取るほうがいい。たとえ敵意のある発言・扱いをされたとしても、バカボンのパパじゃないけれど「これでいいのだ」と思えるとき、おそらくその人は一番いい状態にあるに違いない。
 もちろん「今のままじゃダメだ。もっと努力しなければ」といった考えも必要だ。ただそれは、現状を否定した上ではなく、現状をとりあえず肯定した上での“さらにもっと”というのでなければならない。
 それと性格。特に若い人は、自分の性格(他人の性格)で悩むことも多いかと思う。でも自分は自分(他人は他人)と、そこから出発しないと何も始まらない。「これでいいのだ」からまず始めないと。

 かく言う僕だって、どちらかというとすぐ悲観的になって「どうしようどうしよう」となってしまうタチなのだが、年とってきたせいか、あまりアタフタはしなくなってきた。上記のような考え方を、経験上学んできたせいもあろうが。
 何か悪いことが起きても、そのおかげでいいことに巡りあえたのなら、それは“悪いこと”ではなかったってことだ。電車に遅れてしまったが、次の電車ですごい美人に出会えた、といったような・・・。まあよく言う〈塞翁が馬〉あるいは〈禍福はあざなえる縄のごとし〉なんだけど。

 だいたい、とんでもなく悪いことというのは、滅多に起きるものではない。もちろん、最悪のケースを想定してそれに備えておくのは必要なことなのだが。
 ついでながら、組織のリーダーの資格の一つとして、「どれだけ最悪のケースを想定できるか」というのがあるそうだ。リスク管理能力、である。だから、長と呼ばれる人たちには、あまりヘラヘラしたのはいないはず。さらに言うと、その上で「何とかする/なる」という考え方も必要らしい。

 なかなか難しいかもしれないが、「これでいいのだ」と考えるクセは、きっといいはず。
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早食いは太る

2006-08-20 09:22:27 | 科学/考察
 
 名古屋大学の研究グループによると、早食いそのものが太る原因らしい。これまでは、満腹と感じる前に食べ過ぎてしまうため、カロリーオーバーとなるということであったが、食べる量が同じと仮定しても、やはり早食いの方が肥満になるという。

 研究グループでも理由は「よくわからない」そうだが、おそらくこういうことだろうと思う。
 …その昔、人類の祖先がまだ野生だった頃、食事を急いで済ませなければならないのは、食糧にありつけるかどうか、あるいは食事中襲われないか、その保証がなかったためと考えられる。つまり、次に食糧にありつける可能性が低いため、早食いの動物は、自然とカロリーを貯め込むようになった。逆に、ゆっくり食べることができるというのは、食糧に不自由していないということ。そのため、無理してカロリーを体に貯め込む必要はない…。
 こう考えれば、説明がつく。その原因となるホルモンとか酵素とか、いずれ解明されるであろうが、それがわかったところで、真の理由とはなり得ない。

 そういえば自分だって、先日言ったことを気にしたり、明日の会議のことを考えたりして、ゆっくり食べるということは少ない。幸いまだ〈肥満〉とまでは行っていないので、ゆっくり食べることとするか。12日の『世界一受けたい授業』でも、ひと口30回噛むと免疫力が高まる、という話もあったことだし。
 ついでに言うと、〈今現在〉に集中するというのは大事なことのようだ。だいたい人は、過去を後悔したり、未来を心配したりするものだ。よく言われるように、何かができるのは、〈今現在〉しかないのに。

 も一つついでに言うと、このお盆休みで、気分的にだいぶ余裕が出来た。普段できなかったことが片付いたし、時間を忘れて海や川で遊ぶこともできたし。やはり休暇は必要だよねー。
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職場の顔 家庭の顔

2006-08-13 09:17:24 | エッセイ
 お盆休みの人も多いかと思う。休めない人には悪いが、しばらく仕事から離れられるのは、リフレッシュできていいものだ。

 いわゆる中間管理職として、職場ではどちらかと言うとコワい人間と見られているが、家庭ではその仮面を脱いで、カミさんや子供たちに大甘のおとうさんなのである。だから仕事関係の人間には、家庭内での顔は見せたくない。『結婚できない男』の桑野信介とは別の意味で、家に人を入れたくはないのだ。
 たとえば最高裁判事だって、自分の孫あるいはひ孫には思い切り甘い顔を見せているに違いないし、お笑い芸人だって、仕事を離れたら逆にほとんど笑いもしないのかもしれない。
 かの寅さん役の渥美清は、プライベートを完全に秘密にしていたそうだ。イメージを損ねたくないのと、仕事と家庭とは切り離したいという気持ちがあったのだろうと言われている。

 前回、「ナンセンス スタヂアム」という、中学生みたいな内容の記事を書いた。そして昨年末には「NO BORDER」という、マジメな文章も載せている。振幅の大小はともかく、一人の人間でもアウトプットはばらつくものだ。それが大きく違う場合、別の面を見せている相手には見せたくない。
 特にテーマを絞っていないため、記事の内容がばらつくのは仕方のないことだが、その分、ネタに困るということもない。今貯まっている書きたい表題だけでも50くらいはあるので、このブログ、まだまだ続くと思う。毎回読んで下さる方、たまたま寄って下さった方ともども、これからもよろしくお願い致します。

 ついでに言うと、このブログのことは、カミさん以外は誰も知らない(ハズ)。友達にも照れ臭くて教えてないし、カミさんにだって、中身を見せたことはない。特に隠し立てするようなこともないんだけれど、その方が気兼ねなく書けるから。

 あーしかし、休みはいいよねー。自分に戻れる。
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ナンセンス スタヂアム

2006-08-06 08:57:51 | 言葉/ナンセンス
いつもカタい話ばかりだし、ここんとこ暑いし、たまには息抜きを。

・He who me your its moon none yacht coconut toe.

・Each knee sun sea go rock hitch hatch cue Jude.

・一、二、三、王、玉、国

・みやけ・いっせー・おがた・けん・なおこ

・安室と小室がタムロする。

去る者は日々にうっとうしい

・シルバーシート、直訳すると「銀座」

TPOとは、ときとぱあいとお話し相手。

・Really? = うっそー!

・What do you mean? わっ、どういう意味?

何のことやら分からない方は、メールでも下さい。
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