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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

フレイル?

2020-05-31 07:36:35 | 実用
 
 何ともサえない話。

 ストレスの多い仕事を長年続けてきたせいか、還暦を迎えようとする頃から足元おぼつかなくなってしまった(カミさんからは「またヨロけてる~」と)。階段も、手すりを掴まないと落っこちそうになるほど。特にお昼を過ぎると、脳の血流が滞るような不快な気分にもなる始末。また滑舌も悪くなってきて、会話をしているとよく聞き返される。(すっかりおじいちゃん…)
 さほど飲んでいるわけでもないが、少しアルコールを控えることにした。その代わり、職場に水筒を持ち込み小まめに水分摂るようにしたら、午後の気分の悪さはスッと消えてしまった。(干からびると言うのか)トシを重ねるほど、積極的に水分補給はした方がいいようだ。
 あと、漢方薬で何かないかと調べたところ「人参養栄湯」というのが良さそうなので、買ってきて飲んでいる。(まあまあいいみたい)

 足腰弱っている上に運動不足も重なっているし、膝の屈伸運動含めストレッチも。回数はともかく、ゆっくりとやるのがいいらしい。それから「片足立ちで1分」というのを何かで読み、やってみたら両足とも3秒と持たない。こりゃいかん、と練習を重ね、1週間ほどで今は左右それぞれ10秒ほどにまで伸びたところ。(何ごとも練習練習…)
 滑舌を良くするため、舌をぐるぐる回したり「あ・い・う・べー」や「ぷ・ん・ぱ・に」「か・け・き・く・け・こ・か・こ」など発声練習を。トランペット吹くみたいに息を小さく強く出すのもいいらしいので、それも。

 …いろいろと大変なのだ。とは言え〈働き方改革〉で休みは取りやすくなったし、〈コロナ騒動〉の上に〈定年〉も過ぎたので業務量減って、仕事の面ではだいぶ楽にはなっている。
 昔から「人間五十年」と言うし、あちこちガタが来るのは仕方ない。このブログも、いつまで続けられますやら。
 しかし60でこんなに弱ってちゃあ、先が思いやられる(こんなものかなあ)。トホホ。

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リスクABC…

2020-05-24 06:32:42 | エッセイ
 どっかで聞いた話。世の中の大きなリスクとしては、次のようにABC…とあるそうだ。(たくさんあって、ちょっとイヤになりそう)
   Atomic  原子力
   Bio     微生物
   Chemical 化学物質
   Disaster  自然災害
   Energy  エネルギー
   Finance  金融     (G以下、まだまだ続くのかもしれない)

 Aは福島原発事故、Cはサリン事件、Dは地震や台風、Eはオイルショック、そしてFはリーマンショックか。
 今はBの微生物危機なのだが、日本での第1波は何とか出口も見えてきたところ。来年に延期された東京オリンピック/パラリンピックの際、コロナウイルスの脅威は収まっているかもしれないが、コンピュータウイルスを含むサイバーテロ、実際のテロ、金融危機、洪水や津波が起こらないことを。
 こう考えて行くと、W杯や五輪が開催できるのは〈奇跡的〉と言っていいのかもしれない。

 ところで先日、自宅の玄関付近をスズメバチがブーンと飛んでいると思ったら、何とその玄関に巣を作り始めていた(ここ田舎だしねえ)。出入り怖いので(エイリアンに立ち向かうリプリーよろしく)ハチ用スプレーで以って退治した次第。
 カミさんも僕もアシナガバチには刺されたことがあるし、万一刺されたらショック死してしまうかも、と数日間はコロナどころではなかった。(ちなみにこの場合のリスクはW(Wasp)か)
 …その後エイリアンみたいに大挙して逆襲されることもなく、ホッとしているところ。ただ、スプレーでかぶれたか、腕に少々発疹が。

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理系クン!

2020-05-17 06:58:08 | エッセイ
 〔予め断わっておきますが、漫画の『理系クン』とは直接関係はありません〕

 調べた限り、現在の日本の内閣に理系出身者はいないようで、法学部や経済学部、政経学部といったところばかり。もちろん文系も世の中に必要だし、政治家を目指す理系は少ないんだろうけど、内閣としては、理系も少しはいないとバランスとれないように思う。
 もちろん各省庁の中には理系もたくさんいて、種々助言をしているだろう。ガチガチかどうかに関わらず、データで以っていわゆる「科学的」に冷静に考えて判断することは、どんな世界でも必要なこと。全体に対して比率がどうなのか、理論的にどうかってことが、わからないとねえ。基準に対してどうなのか、そもそも基準自体が妥当なのか、検査の精度はどの程度か、…。

 そう言えばかのトランプ大統領は「消毒剤を体内に注射したらコロナウイルスを死滅させられる」などと僕らを楽しませてくれるが、経済学部の出身だそうだ。(ファンの皆さま済みません。ただ経済学は数字扱うから理系に近い面は、ある)
 僕も「理系クン」だけど、理屈で物言う人間もいないとね。ちなみに中国では、トップが理系というのはよくあるらしい。

 例えば。
 よくテレビショッピングなんかで「お客様満足度、何と95%!」なんてのが出るけど、数字が正確かどうかはともかく、どう考えるか、何と比較するか、だ。
 「100%に対して95%だからそりゃいいんでしょうよ」もアリだけど、例えば他の類似商品が98%とか99%だったとすれば、95%は相対的に低いってことになる。(縦だけでなく、横も見ないと、ね)

(正反対のことを言うようだが)
 ところで、感染症なら感染症の専門家は、感染症自体については詳しいかもしれないが、経済状況/国民心理を踏まえてどの程度休業させるべきか、なんてことは不得手に違いない。それこそ総合的に考える専門家である政治家の仕事、なのだろう。
 …アハハ、またまた理屈こねてしまいました。



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避けられない運命には従え

2020-05-10 07:33:28 | こころ

 第一志望でない大学に入り悶々としていた頃に手にして以来、幾度となく救ってもらっている本『道は開ける』。
 イヤな上司の下で働いていた時、扱いにくい部下に振り回されていた時、ひどく体調が悪い時、やることなすことうまく行かない時など、ずいぶん助けられてここまでやって来ました。(おそらく今後も世話になるでしょう)
 中でも特に気に入っている言葉がこれ。

 コロナ騒動に限らず、世の中いろんな不都合/理不尽なことが起きます。著者デール・カーネギーも言っているように、不可抗力に逆うのをやめるとある種のエネルギーが湧いてくるようで、僕もそれは何度も経験しています。(スーッと無駄な力が抜けて視界が明るくなるというか)
 もちろん、すべての理不尽に対して最初から諦めるのではなく、やることやった上で、とも言っています。この考え方は非常に役に立つし実にいい本なので、まだ読んだことのない方は立ち読みでもいいので是非。(文庫版で770円)
 なお、最近の版では「避けられない運命には調子を合わせる」となっていますが、主旨は同じです。

 同じ章に『マザー・グース』(欧米のわらべ歌)の一節も紹介されていて、これまた頭の中でよく反芻しているところ。
    すべてこの世の病には
    治す手だてがあるか、なし
    手だてがあるなら見つけよう
    手だてがないなら忘れよう
 ちなみにこの本の原題は“How to Stop Worrying and Start Living”(悩むのをやめ生き直す方法)。まさにそんな本です。

 …前回の「ステイホームの最中に」にたくさんの〈いいね〉ほかもらいました。ありがとうございました。

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ステイホームの最中に

2020-05-03 09:55:46 | 時事
 
 外出は控えて家にいるように、だそうだ。
 ここは田舎だし、ただでさえ足腰弱っているし、ちょこっと散歩だけは。旅も好きだし、この年初にはヨーロッパにも旅行したけれど“籠城”することはあまり苦ではない。

 で、ここのとこ断捨離を兼ねて昔読んだ本を読み返したりカセットテープを聞き直したりしている。一度読んでいる本はすらすら読めるし、現在モットーにしている事項が「あ、ここから来てるんだ」という発見もあって、実に楽しい。あと、テレビはEテレがやはり面白いし、昔の写真アルバムを見返すのもいいかも。
 我が家は子供も巣立ってカミさんと二人なので、家族で歌ったり踊ったりゲームをしたりってのはちょっと無理だし、ババ抜きもつまらない。それぞれ勝手にテレビや録画見たり、本読んだりして過ごしているところ。(でも子供の頃は兄弟でトランプなんかよく延々やってたよね。何とも贅沢な、そして懐かしい時間)

 日本国内の新規感染者数は増えたり減ったりしながら日々数百人単位で推移していて、何とか一定程度抑えられているようだ(テレビの解説者みたい)。油断は禁物ながら、このまま収まってくれれば。これが日に何千人/何万人増加となると、いよいよ恐ろしい事態になってくる。
 ところで志村けんさんにしろ岡江久美子さんにしろ、有名人がコロナで亡くなると「恐ろしい病気だ」という危機意識が世間に広まる(やはり〈免疫力〉なのかなあ)。それはそれでいいことなんだけど、友人・知人・取引先の人の数よりも、知ってる有名人の数の方が圧倒的に多いから、クラスターの中にでもいない限り、有名人がコロナに罹る確率の方が高くなるのは当たり前(ヤボな話ながら)。「だったらなぜ自分が有名人じゃないのか」という疑問が出てくるかもしれないが、答えはちょっと考えればわかること。

 4月下旬の静岡県のデータによると、体調不良で「帰国者・接触者相談センター」に相談のあったのが延べⒶ28,000件ほど。うちPCR検査されたのがⒷ2,300件ほど、そして陽性と判定された方がⒸ57名(Ⓒ÷Ⓐ=1/490)。人は年間6回は風邪をひくというし、ウイルスは他にもたくさんあるしストレスあるし、心配になるのも当然か。僕もちょっと熱出た時は半分覚悟決めたほど(ひょっとしたらコロナに感染して軽く済んだのかも)。あまり心配し過ぎなのも。
 とは言え、いつになく発熱が続いたり息苦しくなったりしたら、迷わず「帰国者・接触者相談センター」へ連絡を。

 新型コロナ感染で重症化すると、自力で呼吸できなくなると言う。呼吸ができるのも「今日までなのかも」と思うと、一回一回意識せざるを得なくなる。この、呼吸を一つ一つ意識するのは〈マインドフルネス〉といって精神衛生上非常に良く、従って免疫力アップにもつながるから「怪我の功名」とでも言ってもいいのかもしれない。
 …ヒマだから色んなこと考えます。ああ、旅に出たいなあ。

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