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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

考察(お尻が振れる理由)

2009-04-26 08:41:34 | 科学/考察
 
 SONY〈VAIO〉のCMで、ジーンズの尻ポケットに入ったパソコンが、歩くにつれ上へ上へせり出してくる〈going mobile "Windows Vista"〉というのがある。
 女の子のお尻だから左右によく振れるわけだけれども、なぜそうなるのか、についての考察。

 骨盤が広いから、というのが理由なのだが、前提としてその広い骨盤が使われるように、つまり子供を宿すためには、オスの目を惹かないといけない。そのために、どうも年頃の女性のお尻は振れるようになっているようだ。
 サッカーとかバスケとか、やった人なら分かると思うけど、ボール持った時に味方が動いてくれると、認識しやすいためパスが出しやすい。それと同じ理屈で、動いているものに、人は目が行きやすい。
 ついでながら、サッカーやバスケのように、敵味方が入り乱れて戦う競技の場合、上の理由、それと審判からも区別しやすいように、ユニホームは派手な色をしていて、またチームごとに異なる色合いをしている。

 お尻が動かなかったら、オスの目が行かず、ひいては子孫が続きづらくなる、という、まあうまくできているなあ、と思う次第。
 幼い女の子というのはそういう必要がまだないから、骨盤も小さく、目を惹く必要もない。
 そして年をとってしまえば、これまた必要なくなってしまうから、お尻が振れる必要がなくなる。ただこちらは、おなかの贅肉により動きが悪くなるからのようだが。

 …少々エッチな話になってしまったが、マジメに考えるとこうなる。
 だから男が、揺れる胸や振れるお尻に目を奪われるのも、当たり前のことなのである。

 全然関係ないけど、先日NHK「SONGS」で松任谷由実(ユーミン)が出ていた。ついつい中島みゆきと比較してしまうのだが、それぞれどう意識しているかは知らないけれど、昔で言う、紫式部と清少納言みたいだなあ、と感じたところ。

 ところでかのVAIOのCMの女性。歩き方からしてショートヘアだと思うが、外国人だろうか。僕は日本人だと思うのだが。

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2+2≠2×2

2009-04-19 08:02:35 | 科学/考察
 昔を思い出してもらって、算数の話など。いや、簡単ですから。
 上のタイトルの左辺と右辺、どちらも計算すると4になるのだが、それぞれ意味は違うよ、というお話。

 たとえばの問題。「長さ2mの棒が2本あります。合わせて何mでしょう」
 2m+2mで4m、は簡単な一つの解。そしてもう一つは、2×2=4。これは2m×2本のようであるが、これだと答「4」の単位が「m・本」となってしまうから、2m/本×2本としないと「m」だけが残ることにならない。

 足し算の場合、同じ単位同士のものでないと足せない、というのが鉄則。秒とリットルとは足せないし、ドルとトンも足すことはできない。これは引き算でも同じ。
 これに対し掛け算の場合、それぞれ単位は違っててもいい。割り算でも同じ。
 え? 面積の計算でメートル同士を掛けることがあるって? 確かに。でもそれぞれのメートルは、縦と横と、次元が別物と考えないといけない。ちなみに横軸の2メートルと、同じく横軸の2メートルとを掛けることは、できないはず。(特殊な数学ならあるかも)

 数学の場合、単位が出てこないこともあるが、理科では、つまり実際の場合は、必ず単位を考えないといけない。単位のない実計算というのはないはずだから。
 だから物理の問題を解く場合なんか、単位あるいは次元の方から考えるとやりやすい。知ってる人は知ってると思うけど。

 そうそう単位と言えば、アンペア(A)はフランスの物理学者・アンペール、ボルト(V)はイタリアの物理学者・ボルタに由来するなど、そんなことも自分で調べてみると面白いはず。
 

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大学の入学式(30年ぶりに)

2009-04-12 09:00:26 | エッセイ
 
 過保護だとは思いつつ、先週子供の大学の入学式へ。

 付添いは講堂には入れなかったものの、控室のスクリーンで一部始終を。とはいえ立ち見が出るほどの満員で、座れたのはラッキー。総長さんも控室まで挨拶しに来てくれて、それはそれで、行った甲斐があったというもの。
 その総長さんの挨拶がなかなか良かったんで、ちょっと紹介しておきます。(各表題は勝手に付けたもの)

1.学べる幸せと責任
 この不景気で、大学に行きたくても行けない子供が増えている。本人の努力もさることながら、普通に大学に通えるというのは恵まれたことである。
 また、大学には何百億という税金がつぎ込まれており、それは一人あたり、学生が支払う授業料の10倍以上にもなる。見も知らぬ人たちの税金を使って勉強させてもらっていること、そしてそれだけのお金が使われるということは、学生の皆さんにいずれ社会に還元してもらうためでもある。このことに、思いを馳せなければならない。

2.文系も理系も
 文系・理系あるけれど、文系なら理系の勉強も、理系なら文系の勉強もした方がいい。これからの時代、総合的な知識・知恵が必要になるから。

3.ヘソ切り
 学生たちには親離れしてほしいし、親御さんたちには子離れをしてほしい。入学式というのは、そういう意味で“ヘソ切り”の儀式でもある。

 微妙にニュアンスが異なるかもしれませんが、だいたいこんなことを話されました。
 特に最後の話は耳が痛かったのですが、それだけ親の参加が多かったということ。講堂の周りはもちろんそこへ行くまでの通路から、新入生とその付添いと在学生とでごった返していました。(子供と落ち合うのもひと苦労)
 またたくさんのビラが配られていましたが、他の大学の学生やバイトもたくさんいた模様。「ここで有名なクラブ何ですか?」と聞いたのに、答えられないのもいたし。

 …30年前の自分の入学式を思い出しながら、参加していました。たしか前の晩に下宿で歓迎コンパがあり、さんざん飲まされたため思いきり二日酔いでした。
 今じゃどこもワンルームマンションばかりで、「下宿」というイメージからは遠くなってしまって。

 式のあとも、クラブの紹介が延々と行なわれたため、僕は構内をぶらぶらと。どこか研究室でも覗かせてもらおうかと思ったのですが、セキュリティの関係でどの建屋もカードがないと入れないようになっていて、時代の移り変わりをこんなところでも感じたのでした。

 ともあれ、親としてはやれやれってところ。ところで総長の話、うちの長男坊はちゃんと聞いていただろうかねえ。
 

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あのイチローでさえ

2009-04-05 06:50:18 | こころ
 
 話題としては少々古めかしいものの、WBCのことから。

 優勝を決める決勝弾を放ったのが、大会を通じて珍しく不振だったイチロー。そのイチローが試合後、「心が折れそうになってしまった」というようなことを言っていた。
 大リーグで8年連続200本以上も安打を製造しているイチローでさえ、そういうこともあるんだ、と意外な感じがした。技術もさることながら、精神力も相当なものだと思っていたが、そういう彼でも、心が折れそうになるという。

 レベルが全然違うとはいえ、僕も時々心が折れそうになるけれど、どんな人でも、その立場立場で、ツラいことがたくさんあるに違いない。有名になり、誰もがうらやむ才能と実績を持つイチローだって松坂だって、彼らは彼らなりに試練に耐えているのだろう。
 ということは、全然有名でも何でもない僕(それにあなた?)も、周りの誰かからは羨ましがられているのかもしれない。いくらこちらが悩んでいようとも。
 また当然のことながら、僕がイチローの代わりにバッターボックスに入るわけにはいかないし、イチローが僕の代わりに書類を処理してくれるわけにはいかない。僕は僕の役割を果たすだけ。そしてあなたも、あなたの役割を果たすしかない。
(ところでイチローは、胃潰瘍か何かで今期開幕戦は無理とのこと。はやり相当のプレッシャーがあったか)

 もう一人のイチロー、小沢一郎氏も、今回ばかりは大変なようである。釈明の記者会見では目に涙を浮かべていたが、あれがウソでなければ、図太いと思われている大物政治家だって、「心が折れそうに」なることだってあるに違いない。
 つまりはやはり、みんな大変なんだってこと。

 もう一つ。陣内智則は残念なことをした。週刊誌ではいろいろ書かれているようだが、浮気相手(誰かは知らない)にハめられたんじゃないかって気もする。真相はまたいつか本にでもなるんだろうけど。
 

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