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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

南無2018

2018-12-30 09:36:44 | 時事
 
 僕なりの選り好みはありますが、今年亡くなった方々を。〔敬称略〕

 1月 4日 星野仙一(70) 楽天を優勝させたのは見事

 1月14日 夏木陽介(81) 熱血教師役

 1月26日 野中広務(92) 苦労人だったらしい

 2月10日 石牟礼道子(90) 『苦海浄土』は力作

 2月21日 大杉漣(66) 演技しない演技。映画『教誨師』は印象的

 2月23日 ルイス・ギルバート(97) 映画『007は二度死ぬ』『ムーンレイカ―』は見た

 2月24日 左とん平(80) 子供の頃よく見てたなあ

 3月 7日 榛村純一(83) 掛川に新幹線止まるのはこの人の功績

 3月14日 スティーブン・ホーキング(76) 難病にも関わらず、いや難病だったからこその業績

 4月 5日 高畑勲(82) 映画『かぐや姫の物語』は僕の中では生涯のベスト3に入る

 4月14日 ミロス・フォアマン(86) 映画『カッコーの巣の上で』『アマデウス』とも名作

 4月23日 衣笠祥雄(71) 骨折しても試合に出ていたそうな

 4月27日 朝丘雪路(82) サバサバとした感じ、良かった

 5月16日 西城秀樹(63) 中学の頃、周りの女子はこぞって「ヒデキのお嫁さんになる!」と

 6月13日 マーゴット・キダー(69) 『スーパーマン』のヒロイン役は他にも候補いたようだ

 6月18日 加藤剛(80) 映画『今夜、ロマンス劇場で』で拝見したのが最後になった

 6月26日 辰巳渚(52) 交通事故とはかわいそう

 7月 2日 桂歌丸(81) 小円遊との掛け合いは楽しませてもらった

 7月 2日 アラン・ロングミュアー(70) ベイ・シティ・ローラーズのボーカルも70とな

 7月18日 常田富士男(81) それは面白ーい番組じゃったー

 8月 8日 翁長雄志(67) 政府と闘うのもさぞ疲れたろう

 8月10日 菅井きん(92) 失礼ながら、美人じゃなかったからこそ

 8月15日 さくらももこ(53) あの世界観は独特

 8月18日 コフィ・アナン(80) ザ・良識

 8月25日 ジョン・マケイン(81) タイミング合えば今ごろ大統領だったかも

 8月25日 麻生美代子(92) 90歳近くまでフネさんやっていた

 9月 6日 バート・レイノルズ(82) いい感じのオジサン

 9月15日 樹木希林(75) 遺作『日日是好日』も良かった

10月 8日 輪島大士(70) プロレス時代は痛々しかった

10月17日 田中信夫(83) 「スパイ大作戦」のバーニー

10月19日 穂積隆信(87) 映画『幻魔大戦』でたしか、カフーの声をやっていた

10月19日 下村脩(90) クラゲ85万匹を捕まえるのもスゴい

10月30日 水野良太郎(82) 「頭の体操」が面白かったのはこの人のイラストあってこそ

11月12日 スタン・リー(95) スパイダーマンの生みの親

11月25日 中邨靖夫(78) ヤン坊マー坊の生みの親

11月26日 ベルナルド・ベルトリッチ(77) 映画『ラストエンペラー』は良かった

11月29日 赤木春恵(94) ドラマ「3年B組」の校長先生

11月30日 ジョージ・ブッシュ(94) 最晩年は車椅子だった

12月 3日 大中恩(94) 「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」

12月28日 藤田淑子(68) あわてないあわてない、一休み一休み

 一年間お世話になりました。来年もボチボチやります。

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九州大学跡地にて

2018-12-23 11:19:30 | 
 
 福岡に行く機会があり、その昔志望校としていた箱崎の九州大学に初めて立ち寄ってみた。

   

 博多駅から地下鉄で15分ほどの「箱崎九大前」で降りてすぐのところに、跡地があった。旧帝大らしい正門を入ると、見覚えのある建物が。
 今もあるのだろうか、旺文社『蛍雪時代』の表紙に載っていた校舎を懐かしく思いながらパチリ。大学の機能は西の方に移転し、今は博物館になっているようだ。

   

 九州で進学を希望する高校生なら一度は憧れる九州大学(一緒に行った次男坊は「へー、九大ってそんなに凄いの?」と言っていたが)。僕も理学部を志望し、模試でA判定をもらったこともあるが、ちょうど共通一次試験が始まった時だったため(失礼ながら)ワンランク下の大学を受けたら皆同じこと考えたか、見事不合格となった次第。
 某大学の薬学部に受かって現在に至る。もし仮に九大理学部を受けて合格していたら、どうなっていただろう、と考えることがある。「九大卒だ」とちょっと自慢できたかもしれないが、電機業界にでも入っていたら、今ごろ大変な苦労を味わっていたかもしれない。(いやいや、考えても詮無いこと)

   

 滞在している間、上空をひっきりなしに飛行機が通過して行く(これは予想外)。近くに福岡空港があるためで、キャンパス移転したのもそのせいなのかも。
 …元気なうちに一度訪れてみたかった場所。行けて良かった。さて他には。

   

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ガラクタに囲まれてちゃ

2018-12-16 09:37:56 | エッセイ
 
 何という本だったか、本屋で立ち読みしていた時に「金持ちはガラクタを持たない」という一文を目にした。
 確かに、いわゆるセレブと言われる人たちの家の中はスッキリと整理されているイメージだし、おそらく見えないクローゼットの中も、きれいに片付けられているに違いない。(ただ、小説家とか科学者の書斎は、ゴチャゴチャしている)

 貧乏性というのか、僕は物をなかなか捨てることができず、人からすれば“ガラクタ”のような物をたくさん貯め込んでいる。我ながら情けない限り。
 どちらにしても、あの世まで持って行くことはできない。あとに残され家族のためにも、モノは少ない方がいいのかもしれない。
 家宝になるとか博物館にでも飾られるのでなければ、僕の死後(すぐにかはわからないが)ゴミとして捨てられる物ばかりだろう。だから〈生前整理〉と言うか、生きているうちに処分できる物はしておこうと思う。(とは言え、寿命がいつ来るかわからないので、懐かしい物は特に、処分のタイミング難しい)

 ついでながら、ニュース/情報の中にもガラクタはたくさんある。タレントの誰それが不倫疑惑だの政治家がヘンなこと言っただの。ヒマな人はいいけれど、そんなものに大事な時間を取られて人生無駄にしてちゃあ、もったいない勿体ない。

 …とまあこんなこと言うのも、老い先短くなってきたせいかもしれない。
 それに、以前なら現物をとっておかなければならなかったところ、世間のたいがいのことは、ネットのどこかにはあるようだし、個人的なものはデジカメで残せるようになってきたんだし。

 〔写真は恥ずかしながら、年内に処分予定の物〕

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ありがたい教11(マラソン的人生論)

2018-12-09 08:28:52 | こころ
 ひとまず「最後」と決めていた大井川マラソンから1ヶ月半。筋肉痛もすっかり取れたものの、週1回の練習もなくなり、何だか物足りない気もしている。

 我ながら、よく走ったものだと思う。おそらく、だけれども、周りの応援なければ完走はできなかったに違いない。
 家族はもちろん、会社の女性陣、そして沿道で「ガンバレー」と声を掛けてくれるボランティアほか多くの人たち、氷砂糖やチョコの差し入れをしてくれる人、そして風船掲げて応援してくれる女性も。そのほとんどが見知らぬ人、縁もゆかりもない人。

 たぶん人生も、多くの人たちの「応援」がなければやって行けないだろうと思う。
 親だったり奥さん(旦那さん)だったり子供だったり、職場の同僚・先輩・後輩、近所のおじさん、居酒屋のおばさん、その他たっくさんの人たちに支えられ/応援されて、僕らはやって行ける。
 この世の人ばかりじゃない。ご先祖様やいわゆる守護霊だって、見守りつつ応援してくれているに違いない。何ともありがたいこと。

 逆に僕だって、誰かを応援することはあるし、誰かの励みになっていることだってあるだろう。持ちつ持たれつ、お互いさま、give and take,win-win,…。
 そうそう、マラソンの練習時「無事完走できますよう」願を掛けていた神社に、先日御礼参りに。(クルマで行ったんだけど…)
  

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「モテモテ男の物語」

2018-12-02 08:30:24 | ショートショート
 元々は男の方から始めたようだが、勤め先の会社で何人かの女性から、手を振られているようだ。
 廊下で会うたび、あるいは窓ガラス越しに見えるたび、ニコッと笑いながら小さく手を振ってくる女性たち。
 そして保険のかわいいお姉さんとも仲良くなり、食事に行ったりサッカーの試合を見に行ったりしているらしい。

 業界の活動に出たら出たで、酔っ払って転んでメガネ壊した話をしたことがキッカケで他の会社の女性たちからメガネのことで軽くイジられるようになり、やはりここでも別れ際に手を振られる始末。
 また何人かの女性とは、たまに飲みに行っているらしい。どこまで深く付き合っているのは知らないが。
 さらに、別れたはずのキャバクラの女の子からは「これまでのこと思い出していたら泣けて来て、会いたくなった」と連絡があり、また会うようになったとか。
(もちろん相手は客商売だからうまく言いくるめられているのだと思うが、キャバクラの子に惚れさせたのだとすれば、大したもの)

 と、こう書くとチャラチャラしているようだが、仕事ぶりは至ってマジメ。会社でもそこそこの地位に就いている。どちらかと言うと無口で、冗談もたまに口にするくらい。

 海外出張に行けば、現地(北京)のきれいな子と仲良くなった模様。「北京の美人」(BeijingのBijin)と冗談まで言う仲に。その美人からは「また会いたいです」というメールが来たとか来ないとか。
 その出張から帰って来ると、会社の女性陣からは待ってましたとばかり「お帰りなさい♡」と言われるし、お土産を配ったら配ったで女性陣が揃って「ごちそうさまでした♡」とお礼に来るし。

 とは言えいいことばかりでもない。何より怖いのは男同士のやっかみ。
 その人柄から男たちからも(変な意味でなく)好かれてはいたのだが、やはりその点については彼も気を付けているようだ。
 手を振られているのを見られないようにしているのはもちろん、女の子と立ち話している時はできるだけ事務的な口調にしてやり過ごすように。

 定年も近いので、ひょっとしたらねぎらわれているのかもしれない。ただ、食事に行った女性は必ずと言っていいほど「とても楽しかったです。また誘ってください」というメールをくれるらしい。(そう面白い男だとは思わないのだが)
 これで愛妻家なのだから、ちょっとビックリ。奥さんと手をつないで歩く姿を見かけた人もちらほら。

 …筆者の見当違いでなければ、こんな幸せな男はいないんじゃないか。
 いやひょっとしたら、人には言えない大きな悩み事でもあるのかもしれない。ともあれ今日もまた、女の子から手を振られている、はず。


  Copyright(c) shinob_2005

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