南無２０１３

　
　１月１５日　大島渚（８０）
　　　　　　　　　『戦場のメリークリスマス』だけは見た
　１月１９日　大鵬（７２）
　　　　　　　　　あの時代が懐かしい
　１月２６日　安岡章太郎（９２）
　　　　　　　　　角川文庫『なまけものの思想』だけは読んだ
　２月１４日　本郷功次郎（７４）
　　　　　　　　　『ガメラ』に出ていた二枚目
　３月　５日　納谷悟朗（８３）
　　　　　　　　　とっつぁーん待ってたぜぇ
　４月　８日　マーガレット・サッチャー（８７）
　　　　　　　　　日本で女性首相はなかなか
　４月１１日　西沢利明（７７）
　　　　　　　　　少々怪しげな人物を演じていた
　４月１４日　三国連太郎（９０）
　　　　　　　　　息子・佐藤浩市とは仲直りできたのだろうか
　４月２５日　田端義夫（９４）
　　　　　　　　　ああいう「流し」のような人はまだいるのだろうか
　４月２７日　佐野洋（８４）
　　　　　　　　　推理小説けっこう楽しませてもらった
　４月２９日　牧伸二（７８）
　　　　　　　　　本当に「いやんなっちゃった」のか
　５月１１日　夏八木勲（７３）
　　　　　　　　　最後までシブい演技だった
　６月　４日　長門勇（８１）
　　　　　　　　　ずいぶんと笑わせてもらった
　６月　６日　なだいなだ（８３）
　　　　　　　　　たしか「人生相談」をよくやっていた
　６月１３日　内海賢二（７５）
　　　　　　　　　あの声がもう聞けないとは寂しい
　７月　４日　バーニー・ノーラン（５２）
　　　　　　　　　ドキドキしながら見ていたノーランズ
　７月　９日　吉田昌郎（５８）
　　　　　　　　　原発事故対応お疲れさまでした
　７月２８日　片岡昌（８１）
　　　　　　　　　『ひょっこりひょうたん島』の人形制作
　８月２０日　井田毅（８３）
　　　　　　　　　「サッポロ一番」は今も好物
　８月２２日　藤圭子（６２）
　　　　　　　　　あの暗さは作られたものだと思っていた
　９月１１日　橋本武（１０１）
　　　　　　　　　かの国語の授業を僕も受けたかった
　９月２１日　石田太郎（６９）
　　　　　　　　　コロンボ警部の２代目吹替え役
　９月２９日　山崎豊子（８８）
　　　　　　　　　ドラマ『白い巨塔』はよく見ていた
１０月　１日　村田奈津恵（４０）　
　　　　　　　　　優しそうな人だった
１０月　１日　ジュリアーノ・ジェンマ（７５）
　　　　　　　　　ハラハラしながら見ていたマカロニ・ウェスタン
１０月１３日　やなせたかし（９４）
　　　　　　　　　子供とよく『あんぱんまん』見ていた
１０月２０日　天野祐吉（８０）
　　　　　　　　　ひょうひょうと社会を眺めていた
１０月２８日　川上哲治（９３）
　　　　　　　　　９連覇はやはり凄いこと
１１月　８日　島倉千代子（７５）
　　　　　　　　　私生活も「いろいろ」だったらしい
１２月　５日　ネルソン・マンデラ（９５）
　　　　　　　　　獄中２７年によく耐えたと思う
１２月　７日　すまけい（７８）
　　　　　　　　　力の抜けたいい役者さんだった
１２月１４日　ピーター・オトゥール（８１）
　　　　　　　　　たしか『スーパーガール』にも出ていた
１２月３０日　大瀧詠一（６５）
　　　　　　　　　伝説の人。『熱き心に』は僕も持ち歌

同世代の皆さんへ

　ひと月ほど前だったか、箸置きがテーマの『美の壺』を見ていたら、小学校の同級生が出ていた。東京で料理店をやっているとは聞いていたが、評判もいいようだ。
　ちょうど同じ頃の『天声人語』でも「今年落ちれば来年からは共通一次だという時に受けた重圧を思い出す」という記載があったので、筆者が僕と同い年（学年）だということがわかった。（残念ながら僕は初の共通一次試験を受けるハメになってしまったが）
　そう言えば『ＮＨＫニュース９』の大越キャスターも同じくらいの年だし、５０過ぎなら当然といえば当然なのだが、各方面で同世代が活躍していることが窺える。
　〈シラケ世代〉あるいは〈バブル世代〉と呼ばれてきた僕らも、いつの間にか責任ある立場に立たされている。（順番なんだけどね）

　そういう僕も、そこそこ“責任ある立場”にあるのだが、その分ストレスも多いし、心身ともに疲れが溜まっているところ。
　同世代の皆さん、今年もお疲れさんでした。来年も体に気を付けて頑張りましょう。

「メールが来ない」

　毎日毎日あんなに沢山のメールが届いていたのに、このところどういうわけかまったく来なくなってしまった。
　いや、正確に言うと広告メールや社外からのメールは届くのだが、社内メールだけがとんと途切れてしまったのだ。
　おまけに電話もめっきり掛かって来なくなった。たまにマンション経営とか先物取引とかで社外から掛かってはくるが、前々から頼んでいるように、電話受付の子が丁重に断わってくれている。

　これは一体どうしたことだろう。そう言えば、職場の皆も何だかよそよそしいし、朝のミーティングでも僕の発言する機会がすっかりなくなってしまった。
　以前なら「影山さん、これどうしましょう」「影山さん、ハンコお願いします」と、しょっちゅう話し掛けられていたのに。…まるで、僕が存在していないかのようだ。
　とは言え、定年までまだまだあるし、仕事干されるような立場でもない。

　話をメールに戻せば、たっくさんのメールに追い回されてイヤになっていただけに、せいせいした気分にならないでもない。何の承諾もなしに突然ポンと飛び込んでくる難しい仕事の数々に、ストレス溜まっていたところだし。「精神衛生に悪いなあ」と思いつつ、こなしていたものだ。
　懸案事項もたくさん貯まっているし、何件かメールを入れてみた。相手には届いているはずなのに、まったくナシのつぶて。

　そうこうしているうち、職場で一番元気があり、何かと意見してくる若手の男が僕にこっそり教えてくれた。
「あのー、大変申し上げにくいのですが影山さん、先週とても寒い日があったでしょ。その朝影山さん、心臓発作で亡くなったようなのです。仕事好きなのは分かっていますが、僕らも非常にやりづらいですし、そろそろお引き取り願ってもらっていい頃かと…」


　Copyright(c) shinob_2005

W杯 勝手に予想

　
　ドイツ、エクアドル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、と当たるかと勝手に予想していたのだが、全然違った。いずれにしても楽な戦いはないだろうけど、決勝トーナメント、できればベスト８までは行ってほしいもの。

　組合せからベスト１６を、これまた勝手に予想してみる。
　　ブラジル－オランダ，コートジボアール－イタリア，フランス－ナイジェリア，ドイツ－韓国
　　スペイン－メキシコ，ウルグアイ－日本，アルゼンチン－スイス，ベルギー－ポルトガル

　ベスト８はブラジル，イタリア，フランス，ドイツ，スペイン，ウルグアイ，アルゼンチン，ポルトガル、か。ただし気候やら何やらで、当然波乱はあるだろう。
　決勝は是非、ブラジル－スペインを。コンフェデ杯ではスペイン良くなかったので、もう一度見てみたい。

　ところでＪリーグは、サンフレッチェが逆転優勝。残り２試合から上位２チームが連敗するのも珍しい。マリノスそしてレッズを応援していた人たちは、残念なことだろう。（我らがエスパルスは優勝争いにも絡めず…）
　
〔写真はゆうべのＮＨＫ『サタデースポーツ』より〕

風祭警部ふうに

　
　仕事も次から次へと入って来るし、人間関係で悩むのもキリがない。家の手入れも際限ないし、見たい映画／テレビ番組がなくなるってこともない。
　つまり、やることはなくならないってこと。

　これって、人生相談になりそうだ。「こなしてもこなしても、やることが減らないんです」と。これに対し「古今東西、みんな同じなのです。年をとろうが偉くなろうが、生きている限り、いや、あの世に行ってからもやることはあるのです」とマジメに回答することもできるが、ここは軽く、かの『謎解きはディナーのあとで』の風祭警部（椎名桔平）ふうに答えてみたい。（もちろん原作者にもフジテレビにも断わりは入れていない）

「誰しもやるべきことってのは、なくならないもの、さッ」

　ところで、東川篤哉氏の『私の嫌いな探偵』が来年１月に深夜ドラマとして放送されるそうだ。『放課後はミステリーとともに』と同じくバカバカしい感じだろうとは思うけれど、録画してまた見ることにしよう。
（本人の名誉の為に言っておきますが、東川氏は至って真面目な人のようです）
　…番宣みたいになってしまった。